一般建設業と特定建設業の違いについて解説

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現場監督の精神障害罹患・自殺は全年代で40歳代が最多!手遅れになる前に知っておきたい備え

令和元年(2019年)、厚生労働省が行った職種調査で建設業がピックアップされました。

(この年以降は他の職種の情報が公開されていて、建設業は令和元年の情報が最新データです)

職種・年代別にみた精神障害の事案数のうち、現場監督・技術者は40歳代が精神障害罹患のピークに。

出典:厚生労働省「令和元年版過労死等防止対策白書

精神障害とは代表的なものとして、統合失調症・気分障害(うつ病、双極性障害)が挙げられます。

ランメイシ

40歳代が1番目、30歳代が2番目に多いということは、年齢・経験年数の増加と共に責任重くなって精神を病んでしまう傾向にあるようです。

仕事が要因での自殺(未遂含む)は全職種54人のうち、現場監督・技術者が最多の30人。

出典:厚生労働省「令和元年版過労死等防止対策白書

ランメイシ

現場監督の自殺、1番の要因は「長時間労働」。2番目に「仕事内容・量の大きな変化」でした。現場監督が定時で帰宅できる日なんて、ほとんど無いですよね。

この調査結果からわかることとしては、現場監督をやっていてうつ病になる・自殺するほど追い込まれる状況は、今後あなたにも起きる可能性があるということです。

ランメイシ

実際に僕は担当する現場での事故がきっかけで、会社から嫌がらせを受けるようになりました…。

関連記事 建設現場の事故がきっかけで最悪の人生に転落した現場監督の体験談

メンタルを病んでしまうと、何もやる気が湧きません。

「一旦休む」という選択すらできず、精神的に疲れ切ってしまい、死を選んでしまうかもしれないんです。

現場監督

今は仕事で安定してるし、自分が精神的に追い込まれるとかイメージが湧かないな…。生活のために収入が途切れたら困るし。

長時間労働がつらい、責任という重圧が重すぎる、休みがとれない…。

こんな悩みを解消したい場合、考えるのは転職。

ですが、精神的に追い詰められた状態で転職活動を始めても、時間が限られているし、正常な判断ができずに失敗してしまうリスクがあります。

行き当たりばったりで転職活動を始めて、その時に見つけた求人が今より年収が下がるとか、条件の悪いブラック企業しか無かったら…最悪ですよね。

現場監督

悩んでいる状況で転職に「正解」を見つけ出すのは確かに難しそうだね…どうすればいいの?

現場監督がうつ病になる・自殺するほど追い込まれる…。

悩んだ結果、転職を考えても今より条件の悪い会社しか転職先が見つからない…。

そんな最悪の状況を回避するための方法は、今から転職活動を始めておくことです。

ランメイシ

例えば、道路工事しか現場経験のない人が、いきなり河川で護岸工事をやるとなると、施工計画書・参考にする仕様書・段取り・予算…どれも全然違って、調べることだらけになりますよね。

転職活動を始めることで、以下のようなことがわかります。

転職活動を始めるとわかること
  • 転職はどんな流れで進めるのか
  • 転職では何を準備すれば良いのか
  • 自分の場合、転職までどれくらい時間がかかるのか
  • 自分の市場価値はいくらなのか
  • 自分の職歴からだと、どんな会社が候補になるのか

建設業界は、事故がニュースで頻繁に取り上げられています。

ランメイシ

事故を起こしたい人はいません。それでも事故は起きています。あなたの現場で事故が起きない保証はありません。
万が一、あなたの現場で重大事故が起きたら…。

「アイツが現場で事故を起こした!会社の評価はガタ落ちだ!」

と、白い目で見られたり、軽蔑されるかもしれません…。

転職活動を始めておくことで、退路を確保しておけるというメリットがあります。

転職活動のメリットは退路を確保できるだけじゃない

ランメイシ

さらに、今は転職活動を始めるメリットがもう1つあります。

dodaが公表している2023年8月の求人に関するデータの通り、「建設・不動産」業界は求人倍率が4.52倍。

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 求人倍率前月差前年
同月差
求人数
前月比
転職希望者数
前月比
建設・不動産4.52↑0.12↑1.07101.7%99.1%
出典:転職求人倍率レポート(2023年8月)

つまり、転職希望者1人につき4件以上の求人があり、募集する企業側も給料など条件を競合よりも良くして、人材を確保しようとしています。

何が言いたいかというと、今の会社より良い条件で働ける企業を探す(=転職活動する)には、今が一番良い状況なんです。

ランメイシ

僕自身、会社のために工事で良い点数をとれるよう必死に働いていたのに、現場で事故を起こしてからは会社からクズ扱い。もうこの会社にはいられないと思って転職活動を始めたんです。

「こんな会社、1日でも早く脱出したい…」

そう思い、転職活動を2年継続した結果、こうなりました。

年収は434万円から539万円に。

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これまでは平日は深夜まで残業、休みは日曜日だけの生活でした。

今は仕事の日は遅くても19時には帰宅して家族と一緒に夕飯を食べています。

このサイトを運営できるほど、時間に余裕がある生活になりました。

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人生の転機を迎え、ブログ運営を開始
収入が増えたり、残業が減る・休日が増えることによって実現できる嬉しいこと
  • 家族や大切な人と一緒に時間を過ごすことができる
    • 子供が成長してから「仕事で一緒に過ごす時間がとれなかった」という後悔をせずに済む
    • 連休に妻・子供を連れて今まで行けなかった県外の遊園地、キャンプや釣りを楽しめる
    • 帰宅を早くできれば家族と一緒に夕飯を食べられる
    • 家事・育児に参加することで妻への負担軽減になり、夫婦ゲンカが減る
  • 自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる
    • 世の中の物価が上がり続ける今、給料が増えることは生活に潤いを与えてくれる
    • 増えた収入分で家族と旅行に行ったり、美味しいものを好きな時に食べに行ける
    • 老後資金も早く貯めることができる
    • 子供の習い事も色々と体験させ、将来の可能性を広げられる
  • 趣味に使うお金も増やすことができる
    • 新しい車やグレードの高い車も購入の選択肢に入る
    • 釣りのために高価なロッドやリールを買える
    • huluやネットフリックス、YouTubeプレミアムやスマホゲームに課金する余裕もできる
    • たるんだ身体をトレーニングする時間も確保できる
  • 自分の心に余裕ができる
    • 仕事の悩みで夜に寝付けないといったことが無くなる
    • お金が原因による生活の不安が無くなる
    • 嫌な上司と顔を合わせずに済む
    • 今の悪い人間関係をリセットできる
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家族で水族館へ!
ランメイシ

仕事ばかりで妻に家事・育児を任せっきりだった生活を変えることができたのが本当に嬉しかったですよ。

現場監督

でも、転職活動をして全員が幸せな生活になれるとは限らないよね。

ランメイシ

転職活動は「後出し」ができるじゃんけんです。

転職活動は以下のような、ある種の「後出しじゃんけん」ができます。

転職活動は「後出しじゃんけん」
  • 年収アップや残業が減る・休日が増える条件で、内定が取れれば「転職する」
  • 年収アップや残業が減る・休日が増える条件で、内定が取れなければ「転職しない」

勝てる(良い求人が見つかる)まで、

じゃんけん(転職活動)するというイメージです。

つまり、転職活動にリスクはありません。

今の勤務先の「上位互換」の買い手がいなければ、自分を売らなければ良いだけです。

さらに転職活動というプロセスには、たくさんのお宝が埋まっています。

自分を売るプロセスは、必ずあなたを成長させてくれます
  • 自分の経歴・スキルから、マッチする良い求人がないか探す
  • 今よりも自分を良い条件で買ってくれそうな会社を探す
  • 求人票から「どんな経歴・スキルに、いくらの値段がついているか」を知り、リアルな市場に触れる

これをするだけでも、かなりの勉強になるはずです。

そして、転職活動はあなたの「社内での出世力」にもプラスに影響します。

ランメイシ

外の世界を知っている人は、それだけで強くなれます。

現場監督に向いている転職活動の方法4選

現場監督に向いている転職活動の方法として候補になるのは4つで、それぞれの特徴やメリット・デメリットもまとめています。

僕の場合、転職エージェントを使ったことで年収105万円アップと残業地獄から脱出することに成功しました。

こうやって年収105万円アップと残業地獄からの脱出に成功しました
  • 周りに会社を辞めようとしていることを知られたくなかったので、ネットの無料登録で済む転職サイトと転職エージェントを選んだ
  • 自分の職歴をベースに、条件の良さそうな転職先候補を転職サイトで探した
  • 調べるうちに、1級・2級の施工管理技士資格を持っているなら転職エージェントを使った方が、転職サイトより条件の良い転職先候補を探せることを知った
  • 転職エージェントに職歴を伝え、希望の条件を相談した
  • 転職エージェントに書類の添削や条件の交渉をやってもらい、内定までいけたので転職した
ランメイシ

①~④までは、すぐに転職するつもりが無くても転職エージェントは無料で利用できます。

自分で良さそうな求人を探す手間を省けるのと、転職エージェントにしか無い非公開求人も揃っています。

なので、僕は最終的に転職エージェントに絞って転職活動をしました。

建設現場で他社の人とつながりを持ち、自分から売り込む

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建設現場で他社の人とつながりを持ち、自分から売り込む

隣接工事などで、仲良くなった他社の会社の人に売り込む。

同業他社への転職に限定されますが、実際の仕事ぶりを見て判断されるので、転職先の会社としても実力がわかりやすいんですよね。

実力が認められれば、転職するのはさほど難しくないでしょう。

ただし、自分で売り込んだ手前、足元を見られるということもあります。

ランメイシ

現場で他社の人と顔見知りになるのは簡単ですが、コネ入社みたいになってしまうのと、馴染めなかったときに後悔する可能性があります。

ただし、実績も良く知られている分、入社しやすいのは事実です。

ランメイシ

半分冗談とは言え、僕の周りでも現場で「今の会社もう嫌やから、俺どう?」って言われたり、実際に転職した現場監督がいます。

自分で売り込んで転職活動することのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
成果を上げていれば転職しやすい
顔見知りの人が多い
実力があれば条件の交渉がしやすい
今の会社に転職活動をしていることがバレる可能性が高い
転職後に会社に馴染めないと気まずくなる
給料や条件面の交渉は自分のやり方次第になる
入社してから不満が見つかっても言い出しにくい

ハローワークで探す

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ハローワークで探す

使い方としては、最寄りのハローワークに行き、「求職申込書」を記入して提出します。

求職申込書とは、希望職種や労働条件などを記載するための書類です。

ハローワーク:求職申込書の記入項目例
  • 氏名
  • 住所
  • 連絡先
  • 希望する仕事
  • 希望の就業形態(正社員や派遣など)
  • 希望の収入
  • これまで経験した仕事
  • 外部機関への情報公開の有無

厚生労働省の「求職申込み手続きのネット登録(仮登録)」によると、求職申込書を手書きで作成する手間を省きたい場合はパソコンやスマホで「求職情報仮登録」ができます。

ただし、パソコンやスマホでできるのはあくまで仮登録のため、氏名や連絡先、希望する仕事などを入力したら、1週間以内にハローワークに行って本登録をする必要があります。

現場が忙しいと、土日は営業していないハローワークには行く時間がありません。

だからといって現場稼働中に有給って、なかなか取れませんよね。

ランメイシ

それに、有給をとった日に限って電話が頻繁にかかってくるんですよね…。

ハローワークで転職活動することのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
相談や就職対策ができる
地域密着のため地元就職がしやすい
公的機関だから就職・転職の圧力が少ない
仮登録まではネットで可能
開庁時間に行きにくい
本登録にはハローワークに行く必要あり
大手企業や知名度の高い中小企業の正規雇用求人が少ない
画像などの求人情報は少ない

転職サイトで探す

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転職活動に労力と時間をかけたくない場合、転職サイトを使うという方法があります。

転職サイトは登録無料。

dodaならスカウト機能もあるので、職務経歴や希望条件を登録しておくだけで企業から直接オファーのメールが届きます。

\登録して待つだけで転職活動できます/

ランメイシ

オファーのメールが希望に合っていなかったら、スルーすればOKです。

建設業界専門の転職サイトなら月収60万円を狙えるだけでなく、設計やCADオペレーターなどの求人情報も豊富にあり、施工管理の経験を活かせるので効率的に情報収集できます。

無料で今の会社と収入や条件を比較できるので、1度くらいは試してみるのも良いでしょう。

\残業・休日出勤を減らしたい場合にもおすすめ/

転職サイトによっては興味の無い仕事の求人メールも来るので、いらないメールが大量に来るのは嫌だという場合には向いていません。

対策としては、Gメール・ヤフーメールなどのフリーメールで登録して、気が向いたときにメールを見るくらいの感覚にしておくと良いです。

転職サイトで転職活動することのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
無料なのでマイペースに転職活動できる
建設業界専門の転職サイトなら高収入・好条件の求人を狙える
スカウト機能もあるので登録後は待つだけ
たくさんの求人を見比べられるから自分の市場価値がわかる
求人の質は転職サイトによりばらつきがある
興味の無い求人を送ってくる転職サイトもある
全ての求人を見るのは時間がかかる
登録するまで求人の質はわからない

転職エージェントに相談して求人を紹介してもらう

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現場監督

「転職サイト」と「転職エージェント」ってどう違うの?

転職サイトと転職エージェントは、転職先を探すという目的は同じですが、サービス内容は全く別物です。

表で説明すると、サービス内容の違いはこんな感じです。

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転職エージェント転職サイト
求人の質厳選されている変な案件も含まれている
求人の探し方紹介してもらえる自分で探す
企業情報の収集方法内部事情も教えてもらえる公表情報しか調べられない
応募書類の添削・面接対策協力してくれる自分一人でやる
日程調整・条件交渉かわりにやってくれる自分一人でやる
比較表:転職エージェントと転職サイトの違い

転職サイトより良い条件の求人が多く、気になる会社があればエージェントから情報収集することができます。

ランメイシ

また、転職サイトと同じく利用料も一切かからないので、安心して使えます。

建設業(同業他社)への転職先を探していると連絡すると、以下のような質問を面談で受けます。

転職エージェント:電話またはWeb相談の質問事項
  • どこで○○(転職エージェント会社名)を知りましたか?
  • どんな理由で○○(転職エージェント会社名)を選びましたか?
  • 今の会社ではどんな役職ですか?
  • 今の会社ではどんな工事に携わってきましたか?
  • 携わった工事の規模は、受注金額でいくらくらいですか?
  • 今の会社ではどんな業務をやっていますか?
  • 積算もやっていますか?
  • 転職を考えた時に、希望したい条件や譲れない条件はありますか?
ランメイシ

メールでのやりとりだと時間がかかるので電話で一問一答、という感じでした。

転職エージェント利用に必須の面談が手間に感じるかもしれません。

マイペースに求人情報を見たいだけなら転職サイト、経歴や希望する条件を伝えてお任せしたいなら転職エージェント。

という感じで、好みで使い分ければ良いですね。

転職エージェントを利用して転職活動することのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
相談だけしたい場合でも無料で使える
求人の紹介から面接や書類の書き方など、全て任せられるから楽
建設業界を経験したエージェントがいるから話が早い
転職サイトよりも求人の質が高い(企業の本気度が高い)
職務経歴や希望の条件を連絡する必要がある(30分程度)
日曜日は対応不可がほとんど
良い条件が多い非公開求人は登録しないと紹介してもらえない
1級・2級の施工管理技士を持っていないと紹介される求人が少ない

転職エージェントの担当者には、同じ業界で働いた経験があるエージェントが担当者になります。

建設業経験者が相談の担当者だと施工管理の業務に詳しいので、自分の職務経歴と希望する働き方に合う企業を探してくれるのが良いです。

建設業界専門の転職エージェントなら当然、建設業界経験者が担当になってくれます。

オリコン満足度調査で5年連続1位と評判なのがJACリクルートメントで、こちらも建設業界専門チームがあります。

\施工管理技士の資格保有者に1番おすすめ/

先に転職サイトのほうで書きましたが、建設業界専門の転職サイトも担当者がつき、お任せする形式です。

このような無料で使える求人情報サイトを活用して、あなたの職歴ではどんな求人がみつかるのか是非チェックしてくださいね。

\残業・休日出勤を減らしたい場合にも/

ランメイシ

良い求人が見つからなかったら、断ればいいだけです。担当の方も親切、丁寧に接してくれるので安心してくださいね。

ただし求人情報サイトの最大手のリクルートエージェント3カ月以内に転職を決めている人でないと相手にされない感じでした…。

ランメイシ

ちなみに僕が初めて転職エージェントに相談したときは、以下のように相談したので、もし利用する場合は参考にしてください。

私は現在、〇〇建設株式会社で働いていて、32歳です。土木施工管理技士の資格を持っていますが、今と同じ勤務地で良い求人はありますか?

じっくり考えた結果、同じ施工管理の職業を選択しましたが、その時に問い合わせたのは以下の内容です。

現職と同じく、土木工事の施工管理をする仕事かつ同じ勤務地で、今より年収が増える求人はありますか?

将来の万が一の事態に備えて、地図に残る仕事を楽しもう!

今の生活に転職活動を加えるのは、ハッキリ言って面倒ですよね。

転職する気が無いのに、転職活動で時間と労力をかけるのは大きなデメリットに感じるでしょう。

現場監督

仕事以外の時間は趣味とかのんびりしたいからね。

ランメイシ

転職活動を「保険」として考えてみましょう。

例えば、生命保険ってあなたの身に万が一のことがあった時に、生活するためのお金で家族が困らないために加入しますよね。

仕事という「収入源」にも保険として、今の会社以外では自分がどんな企業に就いて収入源を確保できるか?

転職活動を始めて仕事での万が一の事態に備え、地図に残る仕事を楽しみましょう!

これまでの内容をまとめると、以下の通りです。

まとめ
  • 令和元年の建設業における精神障害や自殺のリスク
    • 建設業に従事する現場監督は40歳代が精神障害のピーク
    • 長時間労働や業務の変化などが主要な原因
    • 仕事に関連した自殺も全業種で最多
  • 現場監督のプレッシャー
    • 責任や重圧の増加、そして事故発生のリスクが現場監督のメンタルヘルスに大きな影響を及ぼしている
  • 転職のメリット
    • 転職を考慮する理由として、より良い労働環境や条件、収入の向上、プライベートな時間の増加、人間関係のリセットなどが挙げられる
  • 転職活動のプロセス
    • 転職活動自体が自己成長の一部であり、自身のスキルや経歴の価値を客観的に理解するチャンスとなる
  • 今の状況は転職にとって良い時期
    • 現在は転職希望者に対して求人が豊富で、給料や条件を良くすることで人材を確保しようとする企業も多い
  • 転職活動のリスク
    • 正確には、転職活動自体にリスクはなく、良い条件の求人が見つからなければ現状維持という選択も可能である
ランメイシ

何も無いところへ構造物を造り、地図に残る。
建設業は素晴らしい仕事です。

ただし、あなたが現場監督を楽しんでやれるかは会社次第。

今ある不満を我慢し続けるくらいなら、一歩踏み出して転職活動を始めましょう!

建設業界は広範で多様な分野で構成されており、その中でも「一般建設業」と「特定建設業」は、それぞれ異なる規模と専門性を持っています。

しかし、これらの用語は一見すると難解に感じるかもしれません。

そこで、この記事では一般建設業と特定建設業の違いをシンプルかつ分かりやすく解説し、各々が果たす重要な役割について深堀りしていきます。

建設業界における各プロジェクトは、その規模と目的に応じて、適切な専門知識と経験を持つ企業や現場監督によって遂行されます。

一般建設業は、我々の日常生活に直結した小規模から中規模のプロジェクトを担当し、住宅や小規模な商業施設、地域社会のインフラを支えています。

一方、特定建設業は、より大規模で技術的に複雑なプロジェクトを担当し、高速道路や大型商業施設、そして巨大な橋やトンネルのような大規模なインフラプロジェクトを構築し、社会の発展と経済の活性化に貢献しています。

現場監督という職種は、これらのプロジェクトの成功を確実にするためのキーパーソンです。

彼らはプロジェクトの進行を監視し、品質と安全を確保し、費用を効果的に管理し、プロジェクトが計画通りに進行することを保証します。

しかし、一般建設業と特定建設業での現場監督の役割は、プロジェクトの規模と複雑さによって異なり、それぞれの現場監督には特有の課題と責任があります。

この記事を通じて、一般建設業と特定建設業の違い、およびそれぞれの現場監督の役割と課題についての基本的な理解を得ることができるでしょう。

そして、建設業界の多様性とそれが我々の日常生活と社会全体に与える影響についての新たな認識を持つことができるでしょう。

この記事を書いた人
ranmeishi-kun-6

当サイト『ゲンプラ』の運営者:ランメイシ

現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営しています。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!

保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士

主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事

プロフィール詳細/Twitter/お悩み相談所/最悪な現場監督生活からの転機

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保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士

主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事

プロフィール詳細/Twitter/お悩み相談所/最悪な現場監督生活からの転機

目次

建設業の種類とその特徴

建設業の種類には主に「一般建設業」と「特定建設業」という2つのカテゴリーがあります。

これらは、建設業許可の際に区分されるもので、それぞれの特徴と要件に基づいています。

一般建設業とは

一般建設業は、「下請けの許可」とも呼ばれています。

このカテゴリーの建設業許可は、主に建設業の工事を下請けとして受注する場合に取得されます​​。

一般建設業許可は、以下のいずれかの条件に該当する場合に取得することが求められます。

一般建設業許可の条件
  • 元請けではなく、下請けとして工事を請け負う場合
  • 元請けであっても、下請けに出さないで、すべて自社で施工する場合
  • 元請けであっても、下請けに4,500万円以上の工事を出さない場合 (建築一式工事の場合は7,000万円以上)​​。

特定建設業とは

特定建設業は、いわゆる「元請けの許可」であり、発注者から直接工事を請け負った際に、1件の建設工事について合計額が4,000万円以上(建築一式工事の場合は6,000万円以上)の工事を下請けに出す場合に取得が必要とされる許可です​。

両者の主な違いの概要

一般建設業と特定建設業の主な違いは、工事を請け負う方法と、下請け契約の規模によって区分されています​​。

具体的には、一般建設業は主に下請けとして工事を受注する場合に、特定建設業は元請けとして直接発注者から工事を受ける場合に、それぞれの許可が求められます。

一般建設業の詳細

一般建設業は、建設業に従事する者が取得するべき許可の一種であり、この許可を持つことで、様々な規模の建設プロジェクトを手がけることができます。

以下は一般建設業に関する主な点です。

一般的に、建設業を営む者は、軽微な工事を除いて、一般建設業の許可を受けなければなりません。

この許可は、元請けまたは下請けに関わらず必要とされます​​。

建設業法に基づき、建設工事の完成を請け負うことを営業するには、公共工事であるか民間工事であるかを問わず、建設業の許可を受けなければなりません​。

一般建設業の許可は、1件の請負工事が500万円(税込)以上の場合に必要とされます。

ただし、建築一式工事の場合は、1件の請負工事が1500万円(税込)以上である必要があります​。

一般建設業と特定建設業の主な違いは、プロジェクトの規模と許可の取得条件にあります。

例えば、元請け工事1件の工事が4,000万円を超える場合や、下請工事として請けた工事額が4,000万円を超える場合などは、一般建設業の許可が必要とされます​。

これらの情報に基づき、一般建設業の許可を取得することで、建設業者は大規模プロジェクトを手がける能力を証明し、法的要件を満たすことができます。

一般建設業の具体的な内容

一般建設業は、様々なタイプの建設プロジェクトを含む広範な分野です。

特に、「土木一式工事」と「建築一式工事」を含み、これらのカテゴリーにはさまざまな種類の作業が含まれます。

土木一式工事は、土木工作物を作成する元請け業者を指し、建設物を作成するだけでなく、その後の補修、改造、または解体などのさまざまな工事も含まれます。

実際の施工には、専門工事の許可が別途必要であり、連携を取りながら建設工事を進める必要があります​。

一般建設業での現場監督の役割と課題

一般建設業の現場監督は、重要かつ多岐にわたる役割を担っています。

さまざまな情報源を基に、以下のように現場監督の役割と課題について、そしてそれらをどのようにバランスを取りながら対処するかについて解説します。

以下の内容は、建設業界における現場監督の重要な役割と、それに伴う課題、そしてそれらの課題に対処する方法に焦点を当てたものです。

現場監督の役割

現場監督は工事現場において進行指示を出し、作業員や職人に対して、工事が計画通りに進行するように指示を出します​。

工事の品質と安全を確保する役割も現場監督には求められます。

これには、作業の正確さと安全規則の遵守が含まれます​​。

限られた予算と人員を効率的に活用し、質の高い完成品を提供することが求められます​​。

現場監督の課題

現場監督の仕事は非常に忙しく、プライベートの時間を確保するのが難しいことが挙げられます​​。

人間関係でのストレスも現場監督にとっての課題です。

これには、作業員や他のスタッフとのコミュニケーションが含まれます​。

建設業界は危険が伴う業界であり、事故や怪我のリスクが常に存在します​。

労働環境の見直しを行い、安全対策を強化することで、事故や怪我のリスクを低減することが可能です​。

建設業界のデジタル化を進めることで、効率的な作業進行や安全管理が可能となり、現場監督の負担を軽減することができます​​。

以上のポイントを踏まえて、現場監督は様々な課題に対処しながら、効率的かつ安全に工事を進行させる重要な役割を果たしています。

また、労働環境の見直しやデジタル化の推進など、現場監督が直面する課題に対処する方法も存在しています。

これらの方法を活用することで、現場監督はより効果的に役割を果たすことができるでしょう。

特定建設業の詳細

特定建設業は、大規模な建設プロジェクトを担当する企業に関連する認定を指します。

この認定は、企業が大きなプロジェクトを効率的に、安全に、そして法律を遵守しながら進めることができることを保証します​​。

特定建設業の具体的な内容

特定建設業は、大規模な建築や土木工事プロジェクトを担当することができる企業を指します。

これには、高層ビル、大きな橋、トンネル、ダムなどのプロジェクトが含まれます。

特定建設業での現場監督の役割と課題

現場監督は、特定建設業のプロジェクトを成功に導くために重要な役割を果たします。

現場監督は、工事の進行指示、品質と安全の確保、費用の管理調整を担当し、プロジェクトが計画通りに進むことを確認します​​。

大規模なプロジェクトは、多くの作業員と資材を必要とし、それらを効率的に管理することが必要です。

現場監督は、これらの要素をコントロールし、工事が安全かつ効率的に進むことを確認する役割を果たします。

例えば、現場監督は、安全対策を実施し、作業員の安全を確保します。

また、品質検査を行い、プロジェクトが設計図通りに進んでいることを確認します。

さらに、予算とスケジュールを管理し、必要な材料を準備し、作業員に指示を出します​。

現場監督は、特定建設業のプロジェクトの成功に向けて重要な役割を果たします。

彼らの努力により、プロジェクトは安全かつ効率的に進行し、品質の高い成果を得ることができます​。

特定建設業の現場監督の役割は広範で多岐にわたるため、高い技術知識と経験が求められます。

また、多くの課題に対処しながらプロジェクトを成功に導く重責があります。

一般建設業と特定建設業の比較

一般建設業と特定建設業は、それぞれ異なる規模の建設プロジェクトを担当する能力を持っています。

以下では、これらの二つのカテゴリーの業務の違いとその影響について説明します。

業務の違いとその影響

一般建設業は小規模から中規模のプロジェクトを手がけることができ、特定建設業は大規模なプロジェクトを担当します​​​。

これは、特定建設業の許可を持つ企業は、より大きな資本と経験を持っており、大規模なプロジェクトを効率的に進める能力があるためです。

一方、一般建設業は、小規模から中規模のプロジェクトを管理するのに適しています​。

例えば、特定建設業は高速道路や大型商業施設の建設を担当することがあり、一般建設業は住宅や小規模な商業施設の建設を担当することがあります​。

これらの違いにより、一般建設業と特定建設業はそれぞれのプロジェクトに適した技術や経験を持つ必要があり、それによってプロジェクトの品質と効率が保たれます​​。

以上の比較から、一般建設業と特定建設業は、プロジェクトの規模とそれに伴う技術的な要件に基づいて異なる業務を担当します。

そして、それぞれの建設業の種類が、どのようなプロジェクトを手がけるかに影響を与えることが理解できます。

まとめ

一般建設業は、主に小規模から中規模の建設プロジェクトを手掛ける企業を指します。

これには、家の建設や小規模な商業施設の建設、地域の道路の修理などが含まれます。

一般建設業は、地域社会の基本的な建設ニーズを満たすために存在します​。

特定建設業は、一般建設業よりも大規模なプロジェクトを手掛ける能力を持つ企業のことを指します。

これには、高速道路や大型商業施設の建設などが含まれます。

特定建設業は、大規模なプロジェクトを効率的に遂行する能力を持っています​。

一般建設業と特定建設業の主な違いは、担当するプロジェクトの規模と企業の資本や経験の違いにあります。

特定建設業は大規模なプロジェクトを担当する能力と経験を持ち、一般建設業は小規模から中規模のプロジェクトを担当することが多いです​。

一般建設業は小規模から中規模のプロジェクトを、特定建設業は大規模なプロジェクトを担当します。

この違いは、企業の資本と経験に基づいており、それぞれの企業がどのようなプロジェクトを手掛けるかに影響を与えます。

現場監督は、一般建設業でも特定建設業でも、プロジェクトの進行管理、品質と安全の確保、費用の管理調整を担当します。

しかし、特定建設業の現場監督はより大規模なプロジェクトを管理するため、更なる技術知識と経験が求められます​​。

この記事を通じて、一般建設業と特定建設業の基本的な違いとそれぞれの現場監督の役割について理解できたことを願っています。

それぞれの建設業の種類がどのようにプロジェクトを影響させ、現場監督がどのように重要な役割を果たしているかを理解することは、建設業界の全体的な機能と動きを理解する上で非常に重要です。

Q&A

一般建設業と特定建設業の主な違いは何ですか?

一般建設業と特定建設業の主な違いは、担当するプロジェクトの規模と企業の資本や経験の違いにあります。

一般建設業は主に小規模から中規模のプロジェクトを手掛け、特定建設業は大規模なプロジェクトを担当します。

一般建設業での現場監督の役割は何ですか?

一般建設業の現場監督は、工事の進行指示、品質と安全の確保、費用の管理調整を担当し、プロジェクトが計画通りに進むことを確認します。

特定建設業での現場監督の役割は一般建設業の現場監督とどう違いますか?

特定建設業の現場監督は、一般建設業の現場監督と同様の役割を果たしますが、より大規模なプロジェクトを管理するため、更なる技術知識と経験が求められます。

一般建設業と特定建設業の許可はどのように取得するのですか?

一般建設業と特定建設業の許可は、それぞれの国や地域の政府機関から申請し、審査を受けることで取得することができます。

審査では、企業の資本、経験、技術能力などが評価され、許可が与えられます。

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