この記事は、建設会社で土木工事の施工管理をしている現場監督(筆者)の現場での事故がきっかけで最悪な人生に転落した時の体験談です。
事故後の対応に追われ、上司からはお前の責任だと罵声を浴び続けた結果、メンタルを病んでヤケになり、妻と離婚寸前になる最悪な人生に転落…。休日出勤は当たり前、そして平日も夜遅くまで仕事を頑張っていたのに、なんでこんなひどい目にあわないといけないんだと、仕事どころかもう生きるのがつらいと思うほどの日々を経験。
当時は「もう○にたい」と思うほど精神的にも限界な状況でした。
今は立ち直って、土木の現場監督も続けています。同じく建設業界で施工管理をしている方には参考になるかと思い、当時の経験をまとめました。
土木の現場監督(筆者)が、担当する工事現場で起きた事故をきっかけに最悪の人生へ転落
地元の建設会社に、土木工事の現場監督として入社。現場では図面を確認して、測量をして、丁張をかけて、施工状況や出来形の写真を撮って、現場内のゴミ拾いをして…。
下請の職人さんが帰った後は現場事務所に戻って、KYや日報など安全書類のとりまとめや上司の仕事の手伝いで、毎日残業が当たり前。
検査前や工期終盤は、残業が深夜まで続くこともありました。
- 下請業者の実際の工事内容と施工数量で出来高を支払うための契約変更
- 追加・変更工事が多い現場はこれが大変
- 電子納品のデータ作成
- 年に1回か2回しか作業しないから、毎回「電子納品運用マニュアル」を見ながら作ってる
- 施工計画書の内容が、実際の施工と一致しているか、ひたすら写真をチェック
- 検査で指摘されないためには、全体の書類チェックが必要
- 創意工夫の実施内容を書類にまとめる
- 文章を考えるのが、地味に時間がかかる
- 調査関係のまとめ
- 施工状況モニタリング調査、施工合理化調査、施工形態動向調査と色々あるけれど、諸経費動向調査は本当にまとめるのが大変
工事の途中だと内容が変わることが多いから、まとめきれない書類って多いですよね。
工事の最初から最後まで完璧に計画通りいくなんて、めったに無いですよね。トラブルはもちろん、大雨で工程が遅れたり…。
現場の段取り、発注者・近隣住民の対応、協力業者との調整。工程管理、原価管理、安全管理…。現場監督って仕事量も責任も大きいし、普通の人にはできない大変な仕事です。
忙しくて家族・恋人・友人など、プライベートを犠牲にしたことも、何回もあるはず。続けているだけでも素晴らしいことだと思うし、たまには酔いつぶれたり、羽目を外して遊びたい日もありますよね。
現場監督は3年以内にほとんど辞めるとか言われてたりしますが、それでも建設業って工事が終わった時の達成感とか、他の職種には無い良い所も結構あるんですよね。
大変な仕事ですが、僕が思う現場監督として働く建設業の良い所は、以下のような感じです。
- 工事が完成した時の「達成感」や「感動」は、他の職業では味わえない
- 工事が完成すれば、発注者だけでなく地元住民にも感謝してもらえるのが嬉しい
- 造ったものが地図に残る
- 何年か経ってから過去に担当した工事場所を通りかかって、その時の思い出を懐かしむ
結婚して子供も生まれ、理想的な人生を送る…と思っていた
結婚と子供が産まれるという人生の大きなイベントを経験。家族のために早く仕事を片付けて帰らないと!という思いが強くなり、今までの長時間労働を気にしなかった自分を、変えようと思ったんです。
自分の子供ができると、可愛くてしょうがないです。
仕事では現場監督として建設で地域の発展に貢献して、プライベートではイクメンになるのが理想でした。今までは、自分の趣味や飲食にお金を使うために仕事をするとしか考えていなかったんです。
これからは妻と子供のためにも、仕事をもっと頑張ろうと意気込みますが、現実は思った通りにうまくいくほど、甘くはありませんでした…。
近隣住民からの工事反対で工事が始められない
自分の子供が産まれ、「さあやるぞ!」というタイミングで始まった現場では、建設機械の騒音・振動を理由に地元住民からの工事反対という大荒れの展開。
地元住民との問題が起きないように配慮しましょうと発注者とも話し合い、まさかこんな理由で工事を着手できないなんて…と悩む羽目に。工事の方では、社内での初の取り組みとなるICT活用工事。
前例が無いことのチャレンジと言えば聞こえは良いですが、「分からないこと」が「分からない」状態で、とにかく課題が山積みでした。
地元住民へ頑張ってコミュニケーションをとる毎日。次第に、現場事務所の近くに住む地元のおじいさんは、昼食の時間になるといつも現場事務所に来て世間話をするほど仲良くなれました。僕に最近子供が産まれたことを知ると地元のおじいさんにも小学生の孫がいて、可愛くてしょうがないんだとか。
現場周辺は田んぼや畑があって、施工計画書を作るために現地調査をしていると地元の人と会って話をする機会も多くありました。個別の打合せを含めれば、工事説明は10回以上やっていました。地元の人とも何回も会って話すうち、工事に理解してくれるようになってきたんです。
地元住民とのトラブルもあって、現場監督ってコミュニケーション能力が必須だと痛感しました。
地元住民の人と調整しながら、ようやく工事を着手できるようになった時のこと。苦労している状況に追い打ちをかけるような、最悪な出来事が起きます。
バックホウを現場へ搬入に来たトレーラーが道路の路肩から転落する事故が発生
無事工事の着手ができて一息つきたいと思っていた矢先。バックホウを現場へ搬入に来たトレーラーが道路の路肩から転落する事故。
「もう勘弁してくれ…」と、頭の中で何度もつぶやきました…。
トレーラーの運転手に怪我が無かったのが不幸中の幸いでしたが、警察と労働基準監督署の聴取、発注者に提出する事故報告書の作成…。社内でも全社員に事故の説明と、再発防止の会議が行われることに。
ストレスのせいか息が苦しく、胃をギュッと締めつけられるような感覚と、こみ上げる吐き気に何度も襲われました…。
もっとメンタルが強かったら…そう思っていましたが、本当の人生最悪はこれからでした。
上司の罵声や社内からの嫌がらせ、身内の不幸に離婚の危機…理想とは大きくかけ離れた絶望的な現実にもう逃げたいと思った
社内で行った事故の説明と再発防止の会議では、全社員の前で謝罪もしました。事故が起きた状況を詳しく説明している間も、会社の上司からは怒鳴られ、罵声を浴び、まるで公開処刑…。
自分の現場で事故を起こさないよう十分に気を配っていた…。だけど、冷静に考えてみれば、忙しさで安全への注意が足りなかったのかもしれない。会社の上司に説明しても「ただの言い訳だ」と返されるだけ…。
この事故の件以降、僕は会社でクズ扱い…本当にひどかったです…。
胃がんの闘病生活で苦しんでいた父が他界
悪い出来事は重なるもので、胃がんで闘病生活中だった父が他界。父の闘病生活を振り返ると、とても苦しかったはず。がんの転移が多く、亡くなる直前は40℃以上の高熱が続き、痛みを和らげるために鎮痛剤を処方されるほどでした。
特に体調が悪い時は寝たきりになって、「うう~…」と苦しそうに、うめき声を出していたことも。
「俺、あと何日生きられるやろか…」
元気だった頃は想像もしなかった、父の弱気なひと言。そんな父を見て、残された時間で何か親孝行できないか考えるものの、僕自身が仕事でいつも深夜に帰り、現場の事故の件もあって精神的にも最悪な状態でした。
仕事の忙しさのあまり、闘病中だった父を気にかける余裕が無かったことは、今でも後悔しています。
初めて務めた喪主も悲しみにくれたまま葬儀は終わり、現場に復帰後もしばらくは心ここにあらずというか、仕事に手がつかない日が続きました…。
現場での事故以降、上司からの罵声や会社からの冷遇によって会社にいづらくなる
事故の件以降、会社からの風当たりは厳しくなり、今までは気さくに接してくれていた上司も、事あるごとに
「現場がまとまらないのは、お前がしっかりしていないからだ」
「お前は現場監督失格だよ」
精神的に限界だった自分の心に、上司の心無い一言一言がすべて突き刺さり、心がえぐられます…。
今まで積み上げてきた会社や上司からの信頼がもう無くなっていると確信して、言い返す気力も無く、ただ黙ってうつむいていました。
自暴自棄になった自分に愛想をつかし、妻が家を出ていく
仕事がうまくいかなくなると、プライベートも比例するように状況は悪くなります。
毎日何も喋らない、子供の世話もしない僕に嫌気がさしたのか、ついに妻の疲労と僕に対する不満が限界に達したようで、妻は子供を連れて実家に行ってしまいました。
仕事では現場監督として建設で地域の発展に貢献して、プライベートではイクメンになるという理想とは、まったく逆の現実。仕事もプライベートも、これ以上無いくらいどん底に落ちた。
まさか自分がこんな人生になるなんて、想像もしなかったです…。
最悪の人生から立ち直り、現場監督とプライベートの両立に役立ちたいと思いブログを立ち上げる
僕は今でも現場監督として苦しみながら生活しているのかというと、答えはNoです。仕事がつらすぎて現場に行きたくないとか、仕事量と給料が割に合わないという不満は、今はありません。現場監督は今も続けています。
土木の現場監督として、今も働いていますよ。
残業や休日出勤も減ったことで、家族と一緒にすごす時間や、このブログ運営ができるほど時間の余裕もできました。
現場監督がブログ運営とかやってる時間ある?
工事打合せ簿とか作ってても思うけど、文章を考えるのって時間がかかるし、大変だよ。
自分でも現場監督に向いてないんじゃないかって思うくらい、話すよりも文章で伝える方が僕は好きなんですよ。
現場監督をしながらブログ運営できる時間の余裕だけでなく、収入もアップできました。
令和2年に人生の転機をむかえ、434万円だった年収は539万円と105万円アップしました。
年収が400万円台から500万円台になったところで、「施工管理で年収500万円台はむしろ少ない」って思う人もいると思います。
建設業は企業規模による年収の格差が大きい業界です。地場ゼネコンと大手スーパーゼネコンとでは、平均年収に大きな差があるのも事実。
国税庁の調査結果を基に、建設業の平均年収を企業規模(資本金)と事業所規模(従業員数)で見た場合、以下の表の通りです。
- 企業規模(資本金)別では、資本金が2,000万円未満の企業と10億円以上の企業で369.9万円の年収差
- 事業所規模(従業員数)別では、従業員数が10人未満の企業と5,000人以上の企業で438.5万円の年収差
給料よりも残業と休日出勤を減らせたおかげで、家族との時間をとれるようになったのが良かったです。
毎月100時間近く残業していた頃は、家事どころか育児も妻に任せっぱなし。今は、発注者との契約変更や検査の前は残業になるものの、普段は19時頃には帰宅して家族と一緒に夕飯を食べています。
人生を諦めかけた状況から幸せな生活を手に入れた方法
深夜まで残業続きだった生活から時間に余裕のある生活を手に入れ、ブログを開設し、年収も105万円アップ。
どうやってそんな生活に?
結論から言うと、転職したんです。
現場監督は責任の重い立場にいるからこそ、あなたが思っている以上に精神・体力ともに負担を抱えています。
ある日突然、担当する現場の事故が原因で会社に居づらくなったり、ストレスが限界を超えて思ったように働けなくなる恐れがあります。そんな時に備えて、今の会社”以外”という選択も考えておきましょう。
例えば、生命保険ってあなたの身に万が一のことがあった時に、生活するためのお金で家族が困らないように加入しますよね。仕事という「収入源」にも保険として、今の会社以外だとどんな会社で収入源を確保できるか。
万が一の事態に備えておくと安心です。
すぐには転職を考えていないからといって、今の会社だけに視野を留めて働き続けるのは危険です。
現場でミスをして、赤字になってしまった。事故を起こして、顧客の信頼を大きく落としてしまった。こんな時、あなたの会社や上司はフォローしてくれますか?会社や上司はあなたの「親」じゃない。今まで会社に貢献してきたとしても、手のひらを返して冷遇されたり、挨拶しても無視されたりすることは珍しくありません。
今はちょうど転職活動を始めるのに良いタイミングでもあり、それらをまとめました。
現場監督は加齢とともに精神障害・自○に追い込まれる傾向にあり、40歳代が最多
仕事でメンタルを病んだりするのって、経験が浅い若手じゃないの?もう仕事には慣れてるし、安定して仕事できてるよ。
令和元年(2019年)、厚生労働省が行った職種調査で建設業が取り上げられました。(この年以降は他の職種が取り上げられており、建設業は令和元年が最新データです)
職種・年代別にみた精神障害の事案数のうち、現場監督・技術者は40歳代が精神障害罹患のピークに。
(出典:厚生労働省「令和元年版過労○等防止対策白書」)
精神障害とは代表的なものとして、統合失調症・気分障害(うつ病、双極性障害)が挙げられます。40歳代が1番目、30歳代が2番目に多いということは、年齢・経験年数の増加と共に責任も重くなって精神を病んでしまう傾向にあるようです。
仕事が要因での自○(未遂含む)は全職種54人のうち、現場監督・技術者が最多の30人。
(出典:厚生労働省「令和元年版過労○等防止対策白書」)
現場監督の自○、1番の要因は「長時間労働」。2番目に「仕事内容・量の大きな変化」でした。2項目とも、ほとんどの現場監督に当てはまる結果です。
この調査結果からわかることは、現場監督をやっていてうつ病になる・自○するほど追い込まれる状況は、今後あなたにも起きる可能性が十分あるということです。
僕は身をもって体験しました…。
メンタルを病んでしまうと、何もやる気が湧きません。「一旦休む」という選択すらできず、うつ病になった結果、自○選んでしまうかもしれないんです。そんなこと、絶対になりたくないですよね。
建設業界は、事故がニュースでよく取り上げられています。
事故を起こしたい人はいません。それでも事故は起きています。あなたの現場で事故が起きない保証はありません。
「○○(あなた)が現場で事故を起こした!せっかく積み上げてきた会社の信頼がガタ落ちだ!」と、白い目で見られたり、軽蔑されるかもしれません…。
今の会社より良い条件で働ける企業を探す(=転職活動する)には、今が一番良い状況
今は転職活動を始めるのに良いタイミングなんです。
パーソルキャリアが運営する大手求人情報サイトdodaが公表している2024年12月の求人に関するデータの通り、「建設・不動産」業界は求人倍率が6.25倍。
求人倍率 | 前月差 | 前年 同月差 | 求人数 前月比 | 転職希望者数 前月比 | |
---|---|---|---|---|---|
建設・不動産 | 6.25 | ↑0.47 | ↓-0.11 | 95.9% | 88.6% |
つまり、転職希望者1人につき6.25件以上の求人があり、募集する企業側も給料など条件を競合よりも良くして、人材を確保しようとしています。
何が言いたいかというと、今の会社より良い条件で働ける企業を探す(=転職活動を始める)には、今が一番良い状況なんです。
転職で年収アップする人が過去最高、転職活動には素晴らしい人生を手に入れるチャンスがある
2024年10月23日の日本経済新聞から、「転職で賃金増」過去最高36.1%と、転職で年収アップする人が過去最高に増え続けています。リクルートが調査した「転職で年収アップした人」の割合を示したグラフをご覧ください。
特に2020年以降、転職で年収アップした人の割合が明らかな右肩上がりになっていることが分かります。
しかもこの調査で「賃金増」とされている人は、「前職と比べ賃金が1割(10%)以上増加した」ケースに限定されています。年収5%アップや8%アップという人は、この36.1%の中に含まれていません。
年収アップ率が10%以下の人も含めると、転職で年収アップした人は36.1%以上いるというワケです。
昇給で年収が1割増えること、無いですよね。
転職活動をやってみて、希望する求人が無かったら今の会社で続ければ良い。以下の記事で現場監督のための転職活動の方法を解説しています。イラストと図でわかりやすく工夫して作成しているので、ぜひ参考にしてください。
現場監督100人に転職活動に関するアンケート調査を実施
当ブログではクラウドワークス及びSNS(X:旧Twitter)で現場監督100人に、転職活動に関するアンケート調査を行いました。(調査期間:2024年1月~6月)
現場監督の転職活動に関するアンケート調査結果
100人のうち71人と、現場監督の71%が転職活動をしているという結果になりました。
次に、「転職活動している」と答えた71人にメインでやっている転職活動について質問しました。
転職活動の方法は、「転職サイトで探す」が72人のうち64人と最多。
2番目に多かったのが「ハローワーク」という結果になりました。
転職サイトを使う64人のうち、3社以上の転職サイトを使うと答えたのが33人。
現場監督のうち、51.6%の人が3社の転職サイトに登録しているという結果でした。
みんな言わないだけで、転職活動はやっているんだね。
2人に1人は転職している時代ですから、みんな転職は考えているという結果は妥当と言えますね。
「あの時、行動しておけば良かった…」という後悔はしたくないですよね。
最後のアンケート結果です。
より詳しく教えてくれた方からは、
「転職活動してることが会社にバレたら裏切者扱いされたり、わざと大変な仕事を任されそうだから」
「昇給・ボーナスや昇進に影響が出たら困るから」
とも答えてくれました。
いつか退職するかもしれない社員に良い待遇は、してくれなさそうですね。
仕事関係者に自分が転職活動してることは言わないのが無難でしょう。
転職活動という行動には、たくさんのお宝が埋まっています。
- 自分の経歴・スキルから、マッチする良い求人がないか探す
- 今よりも自分を良い条件で買ってくれそうな会社を探す
- 求人票から「どんな経歴・スキルに、いくらの値段がついているか」を知り、リアルな市場に触れる
転職活動をするだけでも、かなり勉強にります。これはあなたの「社内での出世力」にもプラスに影響するはずです。
外の世界を知っている人は、それだけで強くなれます。
建設業は2025年以降ワークライフバランスの実現が加速。今後はもっと働きやすくなる
建設業は2025年以降、働きやすくなります。
- 週休2日制度は「完全週休2日(土日)」に。ワークライフバランスの実現加速。
- 工事書類スリム化ガイド制定。現場監督の工事書類作成や手続きの負担を減らす取組が厳格化。
土木の公共工事は工期と共通仮設費などを見直して、「土日は現場閉所して休みましょうと訴えています。「工事書類スリム化ガイド」が2024年に国交省の各整備局で制定され、現場監督の書類作成の負担を減らす取り組みが厳格化。
詳細は以下の記事で紹介しています。
時間の余裕と年収アップを実現することのメリット
時間の余裕と収入アップが実現できたら、嬉しいことはたくさんあります。
- 家族や友人など、大切な人と一緒に過ごす時間を増やせる
- 自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる
- 趣味に使うお金も増やすことができる
- 自分の心に余裕ができる
家族や大切な人と一緒に時間を過ごす時間を増やせる
家族や大切な人と一緒にすごせる時間は有限です。
親もいつまで元気でいてくれるか、わかりません。人間みんな、いつかお別れの時が来ます…。
父親が胃がんで亡くなった後になって、僕は親孝行できなかったことを後悔しています。子供も同じく、いつか親離れする日が来ます。保育園の送り迎えは勤務時間的に厳しくても、休日には妻・子供と一緒に公園に行ったり、水族館や遊園地、キャンプに行ったりできます。
家族みんなで一緒に過ごし、いろんな所に出かけて思い出を動画や写真に残したり…。
残業で帰りが遅い時は家族みんな寝ていたけれど、帰宅を早くできれば家族と一緒に夕飯を食べ、子供と一緒にお風呂に入ったり、添い寝までできます。
「今日はお友達と何して遊んだの?」「今日はどんな楽しいことがあった?」
今日一日の出来事を子供と会話していると、幸せを感じて、自分までウトウトと眠くなっちゃうんですよ。
ブログを書こうと思っていたのに、子供と一緒に寝てしまうことがよくあります(笑)
妻も、子供の面倒を見てくれると助かると言ってくれています。家事・育児に父親の僕が参加することが妻への負担軽減になったようで、夫婦ゲンカがほとんど無くなったのが良かったです。
自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる
世の中の物価が上がり続ける今、収入が増えることは生活に潤いを与えてくれます。増えた収入分で家族と旅行に行ったり、美味しいものを食べに行く頻度を増やしたり。お寿司に焼肉、美味しいお酒…。時間と収入が増えれば、今までできなかった贅沢や旅行へも気軽に行けます!
もちろん贅沢だけでなく、将来や老後のためのお金も、早いうちから貯めることが可能になります。仕事ばっかりの人生を送ってきたのに、安月給が原因で老後もお金が無くて、定年後も働き続けないといけないなんて、絶対に嫌ですよね。
貯金は始めるのが早いほど多く貯められて、老後の心配が減ります。時短家電やホットクックのような自動調理器を買って、家事を楽にすることもできるし、子供の習い事も色々と体験させてあげられる。将来の可能性を広げてあげることができます。
趣味に使うお金を増やすことができる
車が古くなってきたから、そろそろ買い換えたいけどお金が…。
収入が増えれば、新しい車への買い替えに一括払いも選択肢に入ります。趣味も、例えば釣りなら性能の良い高価なロッドやリールを買える余裕があるから、たくさん魚を釣る楽しさを味わえます。
書類作成の仕事が多いと運動不足になりますが、ジムでトレーニングする時間も確保できます。
趣味で充実した時間を過ごせれば、仕事を頑張ろうという活力になります。
自分の心に余裕ができる
仕事の悩みで夜、寝付けないといったことが無くなるし、お金が原因による将来の不安が無くなります。個人的に嬉しかったことと言えば、明らかに抜け毛が減ったこと(笑)
仕事中は忙しくて忘れていた仕事を練る時に布団に入ってから、こんなに働いてるのになんで仕事が片付かないんだってモヤモヤして、なかなか寝付けなかったり…。
今までストレスを抱えながら生活していたこと、ストレスの有無で人の身体はこんなに変わるんだって、身をもって体験しました。
まとめ
この記事では現場監督の僕が、担当する工事現場での事故がきっかけで上司や会社から役立たず扱いされた経験。工事現場での事故の影響は私生活にもおよび、メンタルを病んで妻と離婚しそうになる最悪な人生に転落…。
そんな最悪な状況から立ち直り、深夜残業ばっかりの生活から時間の余裕を手に入れ、年収も105万円アップすることができました。
現場監督は現場の事故だけでなく、仕事量の多さや責任の重さ。施工図作成、工程管理、原価管理、協力会社の人員手配、発注者との打合せ資料作成…。
朗報として、今の会社より良い条件で働ける企業を探す(=転職活動する)には、今が一番良い状況で、転職で年収アップする人が過去最高。
厚生労働省の調査結果によれば、現場監督は加齢とともに精神障害・自○に追い込まれる傾向にあり、40歳代が最多。現場監督をやっていてうつ病になる・自○するほど追い込まれる状況は、今後あなたにも起きる可能性が十分あるということです。
メンタルを病んでしまうと、何もやる気が湧きません。「一旦休む」という選択すらできず、うつ病になった結果、自○を選んでしまうかもしれないんです…。そんなこと、絶対になりたくないですよね。
転職活動をやったことが無い方でも、以下の記事を読めば転職活動の進め方や気を付けることがわかります。絶対に参考になるので、ぜひご覧ください。
最後まで読んでくれてありがとうございます。あなたが安心して働けることを、心から願っています。
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