JACリクルートメントって、現場監督の転職活動に使ったほうが良い?
どんな人に向いているの?
JACリクルートメントはミドル・ハイクラス向けの転職エージェント。建設業界出身のコンサルタントで構成された、建設業界専門の転職支援チームがあるのが特徴です。
建設業界出身者が転職活動をサポートしてくれるので、現場監督の仕事事情をよく理解したうえで情報提供してくれます。
筆者がJACリクルートメントの担当コンサルタントの方と電話面談した時も、施工管理の職種でも人材不足・後継者不足により、転職には優位な状況だと聞きました。
JACリクルートメントって、ミドル・ハイクラス向けの転職エージェントだけど、求人を紹介してもらえる条件とかあるの?
筆者はJACリクルートメントをYOUTUBEで知り(なぜかおすすめに出てきた)、公式ホームページを見るとオリコン顧客満足度が4年連続No.1(当時)だったので登録しました。
面談と求人紹介まで進み、年収は凄く増えるものの、自宅から通勤するにはキツイ距離の会社だったので、この時は求人紹介までとなりました。
次より、筆者がJACリクルートメントに登録して面談を行い、求人を紹介してもらった時の体験談を紹介します。
筆者(土木の現場監督)がJACリクルートメントに登録して面談を行い、求人を紹介してもらった時の体験談
転職に関して譲れない条件も決めていて、筆者の場合は以下の2つ。
- 今の年収より転職後の年収が増えること
- 未就学児がいるので単身赴任はできないこと
この2つが条件と、面談時に伝えました。
JACリクルートメントに実際に登録した内容(筆者の情報)は以下の通りです。
- 年齢:32歳
- 学歴:高卒(工業高校)
- 希望する職種:施工管理(土木)
- 年収:430万円
- 資格:1級土木施工管理技士
- 実績:土木工事の現場監督として、主に国交省発注工事の河川工事、道路工事、橋梁下部工事に現場代理人か監理技術者として工事に携わる。
1級土木施工管理技士の資格を持っていますが、土木の現場監督として経験年数が長いだけで公共工事での表彰経験も無く、普通の現場監督です。
高卒でも施工管理技士の資格と工事の施工実績があれば、スーパーゼネコンの求人を紹介してくれます。
JACリクルートメントに相談した結果、土木施工管理の求人4件、うち2件はスーパーゼネコン。
筆者がJACリクルートメントと面談した結果は以下の通りです。
- 希望した職種は、現職と同じ土木施工管理の仕事
- 面談は電話で2回実施(1回目は昼休憩中に面談実施。時間が足りず、2回目を後日実施)
- 現在の職業(土木施工管理技士)の求人案件を4件紹介してもらった
- 求人案件4件のうち、2件はスーパーゼネコン
- 求人案件4件のいずれも自宅から通うには大変な距離の会社だったので、今回は転職しないことにした
スーパーゼネコン含めて、今より年収アップになる案件を紹介してもらえました。
しかし、地方で年収500万円以上の求人は、あまり無いとのこと。
電話面談の後、紹介してくれた求人案件の詳細をPDFでメール送付されてきました。
4件も求人を提示してくれたことはありがたかったですが、自宅から通うには大変な距離の会社だったので、転職は見送りました。
求人を見て思ったのは、やっぱりスーパーゼネコンは年収がめっちゃ高いです。同じ建設会社でもこんなに違うのかと驚きました。
面談の内容をQ&A形式で紹介
面談ってどんなことを話すの?
筆者がJACリクルートメントの担当者と面談したときの内容を、Q&A形式で紹介します。
- どこでJACリクルートメントを知りましたか?
-
YOUTUBEで知りました。
- どんな理由でJACリクルートメントを選びましたか?
-
YOUTUBE、インターネットで評判が良かったので登録しました。
- 今の会社ではどんな役職ですか?
-
土木の現場監督です。会社で役職は無く、平社員です。
- 今の会社ではどんな工事に携わってきましたか
-
主に国土交通省発注の河川工事、道路工事、橋梁下部工事です。
- 今の会社ではどんな業務をやっていますか?
-
現場代理人か監理技術者として工事を担当し、施工管理、安全管理、品質管理、出来形管理、工程管理を行っています。
- 積算もやっていますか?
-
積算は社内で担当の人がやっています。
- 社内で安全衛生管理担当などはやっていますか?
-
やっていません。
- 今回はどういった理由で登録されましたか?
-
すぐに転職とまでは考えてはいないのですが、今の会社だと昇給がほとんど無いのため、職業は土木の施工管理のままで年収が今より上がる求人が無いか知りたくて登録しました。
本当は1つ1つの質問に対して、もっとたくさん話していたのですが割愛します。
年収アップを目指すならJACリクルートメントが良い。なぜなら筆者が出した年収アップの条件に応えてくれたから。
JACリクルートメントをおすすめする人・おすすめしない人をお伝えすると、以下の通りです。
筆者が電話面談で相談に乗ってくれた担当者さんは、落ち着いた口調で世間話を交えながら話してくれたので印象が良かったです。
また、過去に建設業界にいたということで施工管理の職業について詳しく、話もスムーズでした。
JACリクルートメントは1級の施工管理技士を持っていないと、求人案件を紹介してもらえないの?
30代前半までなら、転職後に施工管理技士の資格をとる人の方が多いみたいです。20代~30代前半だと実務経験年数の関係で1級を持っていないこともありますから。
求人の内容は外部に出さないでと言われているので、詳しい求人内容をここで掲載はできませんが、僕が紹介を受けた4件の求人は年収500万円~1,100万円でした。
少しわかりにくい場所に書いてあるのですが、JACリクルートメントの公式ホームページ下部にある「よくあるご質問」から「求人検索」を選ぶと、職種別に求人の検索ができます。
JACリクルートメントが保有する求人のうち75%が非公開求人です。登録していない状態で見れる求人は全体の25%だけなので注意してください。
- 希少かつ重要なポジションでの転職可能性が高まる
- 募集背景・入社する人材への期待が応募前にわかる
- 専門特化したチームからサポートを受けられる
- 業界横断で幅広い選択肢が提供される
JACリクルートメントの特徴。施工管理技士の資格の条件がある分、中小企業でも年収700〜900万円、大手企業であれば年収1,000万円以上を目指せる。
JACリクルートメントの現場監督にとっての強みは以下の通りです。
- 1級施工管理技士の保有者は年齢関係無く採用率が高い
- 施工管理技士の資格の条件がある分、中小企業でも年収700〜900万円、大手企業であれば年収1,000万円以上を目指せる
- 担当者が求人を厳選してメールで送ってくれるので、大量の興味が無い求人メールを処理する手間が無い
- 建設業経験者が担当についてくれるので、「自分が知らない」「自分に適性がある」職業の紹介もある
JACリクルートメントの企業としての強みは以下の通りです。
- 日本で30年以上の歴史と約45,000件の求人案件
- 企業側と求職者双方のニーズを把握できる体制
- ミドル・ハイクラス向けの転職支援に特化
1級施工管理技士の保有者は年齢関係無く採用率が高い
施工管理の職種は経験や資格が重視される分、異業界からの転職はハードルが高い職種とも言えます。
転職者の意見から見る提案力の強さ
公式サイトにて転職者の声が寄せられおり、施工管理と職種は違うけれど、とても参考になることが掲載されているので抜粋して紹介します。
総括すれば、JACリクルートメントに提案力の強さがあることがわかります。
30代男性:転職活動で市場価値を知る
応募を決めたのは、まだ世の中に出ていない求人でした
紹介していただいた求人は色々とあったのですが、私が応募を決めたのは、大手金融機関でのM&Aアドバイザリーポジション(クロスボーダー)でした。実は、このポジション、私がJACリクルートメントに登録した時点では求人が出ておらず、私のためにコンサルタントの方が企業にポジションを提案してくれたものです。コンサルタントの方いわく、私の英語力とディール経験が活かせるというのが理由でした。企業側も早速に面接を組んでくれ、トントン拍子で選考は進み、結果内定をいただきました。
企業のニーズを把握しているJACリクルートメントだからこそできた転職
独りで転職活動をしていたら、まず今の会社には出会えていなかったでしょう。キャリアコンサルタントの方が企業の人材ニーズをしっかりと把握しているからこそ、できた転職だったと思います。その意味でも登録をしてよかったと思っています。自分の市場価値を知ろうと思い始めた転職活動でしたが、結果的に活動をして良かったと思っています。
(出典:JACリクルートメント)
JACに相談することで自分の力では叶わなかったポジションで転職できたことは、JACを利用したことの大きなメリットですね。
30代男性:キャリアコンサルタントの意外な求人紹介
無料転職サポートに登録することで増えた転職先の選択肢
転職活動を始めたのは、2008年の世界的な不況による会社の業績悪化が理由でした。同業の外資系証券会社でのセールス職に転職することでキャリアアップを考えていたのですが…、求人数が少なく、思うように活動ができないでいました。JACリクルートメントの「無料転職サポート」に登録したのはその頃だったと思います。面談では、金融法人向けのセールス経験、株式、債券などの私のキャリアを見て、キャリアコンサルタントの方は様々な求人を紹介してくださいました。中でも印象に残っているのが、外資系金融情報システム会社の求人です。私の希望とは違っていましたが、経験が活かせ、将来のキャリアになるという点が魅力だったのです。
金融システム業界のトレンド 詳しい企業情報・業務内容の提供
転職活動を始めた当初は考えもしていなかった金融システム業界の会社でしたが、キャリアコンサルタントの方のお話を聞くと非常に魅力的な企業だということが分かりました。業界に関する知識が少ない私に根気よく情報を提供してくださったキャリアコンサルタントの方には感謝しています。その情報のおかげで、金融情報システムの重要性も理解することができ、内定・入社を決めることができたのですから。転職のサポートだけでなく、年収の交渉までしていただいたキャリアコンサルタントの方には本当に感謝しています。
(出典:JACリクルートメント)
JACリクルートメントに相談することで知った転職先。難しい年収の交渉もJACがやってくれるのは嬉しいです。
20代男性:自己研鑽を面接でアピール 年収大幅増額の転職を実現
新卒で数十名規模の会社へ就職。以来、自身で技術を向上したり、知識を深めたりしてきました。
技術ノウハウを持つ組織にて、自身の技術力をさらに向上していきたいという意欲を、 JACのコンサルタントに伝えたところ、 「職務経歴書や面接においても、そういった自己研鑽をしていることを、 採用企業に効果的にアピールしましょう。」とアドバイスいただきました。 結果、年収大幅増額で転職が実現しました。
(出典:JACリクルートメント)
20代なら、スキル向上の意欲があることも、アピールポイントになる。400万から600万の年収アップは凄いです!
会社で「何でも屋さん」な人に朗報。「安全管理担当」「積算担当」「工事管理担当」と業務を分けた「ジョブ型雇用」が建設業界でも取り入れられている。
従業員数が少ない中小企業では、1人で設計・積算・施工管理・安全管理をやることも多いですよね。転職して、大企業の積算担当に就くというケースが増えていることは、今の会社で
「あれもこれも、全部自分でやらないといけないから大変!」という場合。実はそれって、大きなキャリアを積んでいることなんです。
今の会社で『なんでも屋さん』になっている場合は、キャリア優位性が高く市場価値の高い人で、転職市場では優位に立つことができます。
施工管理の年代別に見た転職事情
施工管理の年代別に見た転職事情を解説します。
20代~30代前半
年齢が20代~30代前半の場合、施工管理技士の資格に実務経験年数の制約があることで、転職後に1級施工管理技士を取得するケースもあります。
30代~40代の転職事情
30代半ば~40代の求人においては、1級施工管理技士の保有が求人の条件となることもありります。
そのため、1級施工管理技士を保有していない場合、キャリアアップのためには資格取得が必須です。
50代~60代の転職事情
役職定年となって、年収が下がったために転職し、転職後は再度役付となって年収が上がるというケースもあります。
労働環境や会社の色はさまざまで、求人が豊富な職種のため、合う企業が見つかれば労働環境の改善や収入アップも期待できます。
転職活動前に、工事経験・資格・職歴を明確にしておくとスムーズです。
申し込みから面談までの流れ
JACリクルートメントの『申し込み』から『面談』までは、こんな感じで進みました。
- Webから申し込み
- メールで面談日程の調整連絡(Web面談か電話面談を選択)
- Webで希望の日程をいくつか連絡
- メールで確定日時の連絡
- 面談前のアンケートの回答
- 指定の日時に電話面談(Web面談も可能)を行う
コロナ禍ということもあって、基本的に面談はWebか電話のどちらかで行うことになっています。
無料会員登録の何日か後、登録時のメールアドレスに、
「ジェイ エイ シー リクルートメント面談予約担当の○○と申します」
と書かれた『面談のご案内』というメールが届きます。
面談の希望日時入力フォームには、第3希望まで入力できるようになっていたよ!日時は平日8:30~19:30(開始時間)、土日祝日は休業とのことで、僕の場合は平日に面談をすることに。
- コロナ対策のため、Webまたは電話で面談を行う
- 面談できる日は平日のみ、土日祝日は休業のため予約不可
- 面談の時間は8:30~19:30(開始時間)
- 面談の希望日時は第3希望まで可能
- 面談の時間は30~40分程度
面談に先だって以下の質問事項がメールで来ます。
- 希望する年収
- 優先順位
- どういう職種・業界で働きたいか
- 過去の転職理由
など10項目以上の質問事項が送られ、面談前までに回答する必要がありました。
今は転職する気が無い場合でも、プロに今後のキャリアプランのアドバイスを受けられる
すぐに転職したいわけじゃなくても、登録する意味はあるかな?
僕自身、今の会社がとても不満!ってわけじゃなかったし、国交省工事に監理技術者として担当していました。
だから、すぐに辞めるつもりで登録したわけじゃないですよ。
JACリクルートメントの面談担当さんからも、
「この様な方も面談していますよ」と教えてもらったのが次のケースです。
- まだ本格的に転職すると決めていない
- これまでの経験の棚卸しと今後のキャリアプランを相談したい
僕の場合、上の2つ両方に当てはまっていて、やっぱり30歳を過ぎると、今の働き方、職場でいいのかな…て悩むことがあるんですよね。
よく「転職は35歳まで」という話を聞くためか、30歳を過ぎると、今の仕事を続けていて大丈夫なのかな?
って気になったことはありませんか?
僕はこの悩みがきっかけで、JACリクルートメントに登録しました。
筆者のような1級土木施工管理技士を持っているだけの、公共工事で表彰受賞の経験もない、高卒の現場監督でも、JACリクルートメントでは500万~1,100万円の求人を紹介してくれました。
書類選考や面接までいけるかは別として、自宅から通うには大変な距離の会社だったのでJACリクルートメントとのやりとりは一旦終えたものの、面談時の対応も含めオリコン顧客満足度調査2019年~2024年の6年連続1位には納得だと感じました。
「まだ本格的に転職すると決めていない」とか、「このまま定年までこの会社にいていいのかな」と悩んでいたら相談してみましょう。
建設業経験者が担当についてくれるので、「自分が知らない」「自分に適性がある」職業に出会える可能性もあります。
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