- 気になる会社の人間関係など内部情報が知りたい
- 現場監督が効率良く求人の情報収集をするために、おすすめな方法を知りたい
- 情報収集にはどんな方法があるか、メリット・デメリットも含めて知りたい
工事成績評定のために会社から書類をたくさん作らされて、上司からのプレッシャーもある。現場も忙しくて毎日くたくた…。現場監督が「もう辞めたい」って思うこと、たくさんありますよね。
筆者も土木の施工管理から土木の施工管理へと、同業他社への転職を経験しています。転職ってどうなるかわからないから不安ですよね。筆者は前の会社から逃げるような形で転職しました。
この記事では転職で失敗しないための方法を、筆者の経験も含めて解説します。
求人の情報収集は以下の方法があり、中でも筆者のおすすめは転職エージェントです。なぜならエージェントから応募する企業の内部事情を聞けるからです。
転職エージェントに登録しなといけないのかよ!ってガッカリさせて、すみません。でも、転職エージェントで企業の内部情報を無料で教えてもらえるのは本当なんです!
転職エージェントは、すぐに転職するつもりがなくても、相談や情報を教えてもらうだけの利用ができます。「今は情報収集が目的で、すぐに転職は考えていない」とか「〇〇建設の求人があれば、会社のことを詳しく教えてほしい」と伝えれば、情報を教えてくれます。
しかし、すぐに「転職した方が良いです」と連絡してくるエージェントも稀にいるので、そんな転職エージェントとは連絡を避けましょう。
内部情報は具体的にどんなことを聞ける?
転職エージェントを利用すると、以下のことを教えてもらうことができます。
- 実際の労働環境
- 社内の雰囲気、建設会社なら工事実績
- 今後の経営方針と、どんな人を求めているか
- 社員数と年代(30代の社員は何人いる?とか)
- 社内のリアルな人間関係
- 社員の離職率・残業時間・有給取得率
年収などの条件も大事ですが、社内の雰囲気とか人間関係も大事ですよね。
転職エージェントは全ての職業を保有する「総合型」だけではありません。「建設業界に特化」した転職エージェントを利用すれば、施工管理経験者など、建設業界で働いたことのあるエージェントがあなたに情報を教えてくれます。
現場監督の経験を活かしてキャリアアップするなら、建設業界に特化した転職エージェントを利用するのがおすすめです。
他の求人を探す方法としては以下の方法があります。それぞれ詳しく解説します。
- ハローワーク・転職エージェント
- 転職サイト・新聞などの求人広告欄
- 友人・知人の紹介
- 派遣会社
①ハローワーク・転職エージェント
ハローワークと転職エージェントは、「求人を紹介してもらう」ことが共通しています。ハローワークは求人の内容以外のことは知ることができませんが、転職エージェントは気になる企業の詳しい内部情報を教えてもらうことができます。
転職で失敗しないためには企業のリアルな情報が必要ですが、転職エージェントから教えてもらうことができるので、筆者は転職エージェントをおすすめしています。
ハローワーク
ハローワークは国が運営する公共職業紹介所で、転職の相談をして求人を探します。転職エージェントと同じく、あなたの希望に合う求人を紹介してもらうサービスですが、求人に載っている情報しか知ることができないうえ、企業は無料で求人を掲載できるのでブラック企業の求人が紛れていることが多いです。
転職の「決め手」になるような下記3つも、ブラック企業ほど隠されていることがほとんどです…。
- 離職率
- 実際の残業時間
- 有給取得率
ハローワークでは応募する企業の内部情報を知ることができずブラック企業を引いてしまう可能性があるので、おすすめはしません。
ハローワークで求人を探すなら、後悔しないために応募する会社の情報は時間をかけて調べましょう。
メリット | デメリット |
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パソコンや求人票から大量の求人を見られる | 企業は無料で求人を掲載できるので、ブラックも混じっている可能性がある 給与や勤務地といった最低限の情報しか載っていない 土・日・祝日および夜間帯は営業していない |
ハローワークのインターネットサービスは以下よりアクセスできます。
転職エージェント
転職エージェント(人材紹介会社)はハローワークの民間企業版で、民間の企業が厚生労働省の認可を得て運営しています。ハローワークのように転職相談をすることで、希望に合う求人を紹介してくれます。
僕が求人の情報収集でメインとして利用している方法です。気になる企業の内部情報を教えてくれるのが良いです。
転職サイトと同じと思うかもしれませんが、以下の図のように転職活動のすべての段階でフォローしてくれます。
メリット | デメリット |
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企業の詳しい内部情報を教えてくれる 非公開求人に応募できる 履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえる 面接対策のサポートを受けられる 応募する企業との交渉を代行してくれる | 求人の偏りや自由度の制限がある キャリアアドバイザーとのやり取りが負担に感じる 希望と異なる求人を紹介されることがある キャリアアドバイザーと合わないことがある |
転職エージェントを利用する場合、2~3社に登録して求人を比較したほうが良いですが、まずは1社だけ利用しましょう。筆者の経験上ですが、転職活動を始めるにしても現場監督としてはいつも通り働いています。毎日、多少の残業がある中で複数の転職エージェントから求人を紹介してもらい、やりとりするのは大変だからです。
現場監督が転職を考えるのは工事の中盤~終盤が多いですが、この頃は残業がほぼ毎日ある時期でもあります。時間が限られているので、複数の転職エージェントから送られる求人情報を確認する余裕がありません。
転職エージェントを初めて利用するときは、まず1社だけでやりとりしましょう。紹介してもらった求人で気になるものが無かったり、エージェントと合わないなと思ったら、他の転職エージェントを利用してみましょう。
転職エージェントは求人を探すだけでなく、あなたと応募先企業との窓口になって調整を行ってくれます。給与交渉や自分で言いにくい内定辞退などの連絡も転職エージェントに任せられるので、忙しい現場監督が働きながら転職活動をするのにおすすめできる手段です。ただし、転職活動が初めてなど慣れない状況なら、まずは1社だけ利用しましょう。
入社までのステップをフォローしてくれて、給与交渉もやってくれる。さらに、企業にどんな人がいるか、社内の人間関係は良好かなど、詳しい内部情報も転職エージェントなら教えてもらうことができます。
転職エージェントについては以下の記事で紹介しています。フローチャートであなたの目的に合う転職エージェントを比較表でわかりやすくまとめているので、ぜひご覧ください。
②転職サイト・新聞などの求人広告欄
転職サイトはリクナビNEXTやマイナビ転職のような、求人情報が大量に掲載されているサイトです。
メリット | デメリット |
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求人の数が多い 細かなこだわり条件を指定して検索できる 個人情報を登録しておけば企業からのスカウトを受けることができる | 人が相談に乗ってくれるわけではないため、自分で求人の取捨選択が必要 求人企業に偏りがある 募集終了していないのに求人が非表示になってしまう場合がある(企業側がお金を支払って広告を決まった期間だけ載せているため) |
有料・無料の求人情報誌はもちろん、新聞にも求人広告は掲載されています。
メリット | デメリット |
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ネットにはない求人が手に入る可能性がある | 掲載されている求人数・情報が少ない |
③友人・知人の紹介
建設業界ではよくある転職方法です。隣接工事の現場監督と工事連絡会などで知り合いになり、仲良くなることで突っ込んだ情報を手に入れられる可能性もあります。
メリット | デメリット |
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社風や待遇など…外からはわからない「本当の情報」がわかる 知人から見て「あなたに向いている職場かどうか」がわかる 内定が出やすい | 知人から勧められると断りにくい・冷静に判断しにくい 知人には合っている職場が、あなたにとっても合うとは限らない 入社した後「やっぱり合わない…」と感じても、紹介してくれた知人への配慮から、辞めにくい・不満を言いにくい |
④派遣会社
派遣会社では派遣社員としての求人を紹介してもらうことができます。利用には登録が必須で登録すると、紹介された建設会社へ派遣会社の社員として派遣されます。給与は派遣会社から支払われ、福利厚生も派遣会社のものが適用されます。
メリット | デメリット |
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勤務地や勤務時間、曜日などを自分の希望で選べる 正社員ほどの責任・労働時間を強いられることが少ない さまざまな経験を積むことができる 給与が日給や時給といった時間給になることがある | 正社員と比べて雇用が不安定(派遣で一定期間就労した後、その建設外資の社員に登用される「紹介予定派遣」というものも存在します) 派遣期間に上限がある 賞与が出ない |
まとめ
この記事では、現場監督が求人の情報収集をするなら転職エージェントがおすすめな理由について解説しました。
転職エージェントを利用すると、以下のことを教えてもらうことができます。
- 実際の労働環境
- 社内の雰囲気、建設会社なら工事実績
- 今後の経営方針と、どんな人を求めているか
- 社員数と年代(30代の社員は何人いる?とか)
- 社内のリアルな人間関係
- 社員の離職率・残業時間・有給取得率
転職エージェントは求人を探すだけでなく、あなたと応募先企業との窓口になって調整を行ってくれます。給与交渉や自分で言いにくい内定辞退などの連絡も転職エージェントに任せられるので、忙しい現場監督が働きながら転職活動をするのにおすすめできる手段です。
ただし、転職活動が初めてなど慣れない状況なら、まずは1社だけ利用しましょう。
評判の良い転職エージェントは、以下の記事でまとめています。建設業界に特化した転職エージェントも比較表を作成しているので、ぜひご覧ください。
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