建設業で施工管理をやってる現場監督なんだけど、将来ある?この仕事の良い所・悪い所を知りたいな。
建設業のうち、土木工事の『施工管理』を行う現場監督という職業の良い所・悪い所について。
- 就職・転職で建設業の現場監督が候補になっている
- 建設会社で現場監督をやることが決まっていて、どんな仕事なのか知りたい
- 建設業で現場監督をやっている知り合いがいて、どんな職業なのか興味がある
- 施工管理の仕事経験が浅く、知らないことばかりなのでもっと建設業について知りたい
本記事は、そんな疑問に答えます。
- 『現場監督(施工管理)』という職業の良い点・悪い点
- 建設業のうち『土木』と『建築』の違い
- 2022年以降、建設業で『現場監督(施工管理)』として働くことについて
『施工管理』という職業には、異業種より大変なこともあるけれど、魅力的な部分もたくさんある
建設業で現場監督を経験して、こういうところが他の職業より良いなと実感していることをまとめました。
【良い点1】会社や上司に『常に』監視されることが無い・拘束されることが無い
建設業は工事現場に配属されたら、現場付近に現場事務所を構え、拠点とします。
建設会社の方針にもよりますが、現場事務所を設置したら基本的には毎日会社に行くことはありません。
僕が勤務する建設会社では、現場に配属されて現場事務所(仮設ハウス)を設置した後は、基本的に「自宅」と「現場」を行き来します。
勤務時間外に社用車を会社に駐車する建設会社では、出勤日は毎日会社に行く必要がありますね。
会社に行くとしたら社印が必要な書類を持って行ったり、会議のため行ったりするくらい。
なので、社内にもし苦手な上司がいたとしても、同じ現場じゃない限り会うことはありません。
会社に居ると息が詰まる気分になるとか、窮屈に感じることもある方には、建設業は良いなと僕は思っています。
建設業以外の会社だと、毎日みんな会社で仕事をするので仲のいい上司・同期もいれば、仲が悪いとか嫌いな上司や同期もいて、毎日顔合わせるの嫌だな…。
と思うことってありますよね。
建設業の場合、もし苦手な上司と一緒に現場をやるとしても、工事が完成すれば次の現場は他の上司と、となるからですね。
同じタイミングで次の現場に配属待ちになるので、次の現場も同じ上司と、なんてことも無くは無いのですが(笑)
【良い点2】施工管理の経験で養われる能力がキャリアアップにつながる
施工管理の業務を行う現場監督に必要な能力は3つの種類があり、施工管理の仕事を経験することで、これらの能力が身に付きます。
- 技術力
- 対応力
- 管理力
この能力はキャリアアップにつながり、現場監督を辞めることになった場合でも、他の職種で活かすことができます。
技術力
技術力とは、安全・品質・原価・工程・原価・環境に対する知識と経験です。
対応力
対応力とは、コミュニケーション能力です。
顧客・協力会社・近隣住民と上手にやりとりする能力を指します。
管理力
管理力とは、技術力と対応力を用いて、安全・品質・原価・工程・原価・環境の各項目を運営する能力です。
この3つの能力を身に付けるために習得したいスキルが8つあります。
- 自分の思い通りに現場を『管理』するスキル
- 現場の問題点を『予測』するスキル
- 問題解決の『順序』を決めるスキル
- 現場にトラブルが発生した時の『メンタル』スキル
- 現場で『リーダーシップ』をとるスキル
- 円滑に工事を進める現場監督になるため、相手を引き込む『会話』スキル
- 発注者(クライアント)の『信頼』を得るためのスキル
- 事故を『予防』するスキル
上記8つのスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
時代の流れとともに、常識やルールも変化します。スキルは高めることはできても、マスターする日が来ることはありません。僕も常に勉強です。
【良い点3】工事完成時の達成感や感動がやりがいとなる
正直に話すと官庁工事の場合、中間技術検査前や完成検査前は深夜残業も当然のように起こります。
書類の作成を諦めてしまえば定時で帰ることもできますが、いざ自分の現場を持っていると、なかなかそういう考えには至りません。
責任を果たすため頑張らなければという気持ちに、意外となるものです。
僕自身、現場代理人や監理技術者として現場に従事するようになってからは、深夜残業自体はあまり苦には感じておりません。
なぜかというと、その努力の先の達成感や感動を知っているからです。
もちろん、睡眠時間を削りながら仕事を続けているのでツラいと思ったり、しんどいなと思ったりはします。
でも、完成検査が終わって引き渡しが完了すれば肩の荷も下りますし、何より発注者に「奇麗になったね」と言ってもらえると、嬉しいですよね。
工事完成までの過程で、問題などのトラブルが多くて苦労した現場ほど、工事完成後の達成感や感動は大きいです。
1つの工事が完成した時の達成感と感動。
それが地図に残ること。
これは、間違いなく他の職業に無い、現場監督にとって最高のやりがいです。
【良い点4】工事完成後は大型連休(有給取得)のチャンス
担当する工事が竣工すれば、次工事の担当が決まるまでの間、応援職員として他の現場に行ったりとフリーになります。
担当の現場が決まっていない間は、常識の範囲でですが有給が取り放題です。
むしろ、施工管理の仕事はこのタイミングでしか基本的に有給を取れません…。
会社の工事受注の状況次第ですが、工事が終わってすぐに次の現場だとか、施工計画書作成だとか…。
仕事が途切れないのは良いことですが、工事の完成検査前は書類作成のために夜遅くまで残業となることが多い現場監督。
完成検査が無事終わって発注者に引き渡しが完了すれば、一息つきたいですよね。
僕の場合は工事が終わって余裕があれば1週間程度、有給をとっています。逆に言えば、現場監督はこのタイミングでしか長期休暇取れないとも…。
だからこそ、工事完成直後のタイミングで有給を使って、大型連休を確保する現場監督も結構いますよ。
悪い点1:異業種と比べてアナログ気質、令和なのに平成どころか昭和な部分もある
建設業でも働き方改革(後述します)として『ICT活用』や『週休2日制度』の普及により、15年前よりも働きやすくなってきているのは間違いないです。
しかし、異業種と比べればデジタル化は遅れていて、アナログ気質が拭えないというのが正直なところ。
いまだに文書のやりとりをメールではなく、FAXで行うといったことも多いです。
また建設業界は高齢化が進んでいて令和3年12月27日の国土交通省の報道発表資料によれば技能者の約3分の1が55歳以上。
歳を重ねるほど、『新しいモノ』への着手が難しくなってくるものなので、建設業界の高齢化もデジタル化が進まない原因に関係していると思われます。
出典:国土交通省「建設業の人材確保・育成に向けた取組を進めていきます~国土交通省・厚生労働省の令和4年度予算案の概要~」令和3年12月27日
悪い点2:朝早いうえに夜も遅い、長時間労働になりがち
建設業は8時に朝礼だからといって、8時の5分前や10分前に現場に到着しているようではいつか必ず『遅い』と怒られます。
遅くとも、朝礼の30分前には現場に着いてなければいけないという『暗黙のルール』が存在します。
全ての建設会社、現場にそういうルールが存在するわけではありませんが、多いことは間違いありません。
17時になり、現場作業が終わったとしても書類仕事や工程の段取り等、結構やることが多いため、労働時間の長さを理由に若手の現場監督が辞めてしまうケースが多いです。
特に公共工事の場合、発注者に提出する書類が多いので人手不足な現場は嫌でも残業・休日出勤をしないと、仕事が追い付きません。
作る書類の量を減らさない限り、この流れは変わらないですね。
悪い点3:週休2日と言いつつ、現場閉所する土曜日は会社で普通に書類仕事をやっている
建設業の働き方改革で『週休2日』が導入されていますが、発注者の予算の都合上、工期延期ができない工事もあります。
工期が厳しい工事の場合、4週8休を確保しつつ工期内に完成しなければいけないため、現場稼働日はかなり慌ただしい日が多いと感じています。
現場稼働日が従来よりも忙しくて書類仕事に時間を割けなかった場合、必然的に現場閉所日に書類仕事をやるしかない状況になっているんですね。
従来より作成書類の要・不要を明確に出してもらわないと、この状況は続きそうです。
建設業のうち『土木』と『建築』の違いは何か
建設業は『土木工事』と『建築工事』に分類され、簡単にそれぞれ以下のように分類されます。
- 概ね道路表面より下の構造物を造るのが『土木工事』
- 概ね地面から上に構造物を造るのが『建築工事』
建設業は『土木工事』と『建築工事』に分類され、簡単にそれぞれ以下のように分類されます。
- 道路工事
- 河川工事
- 港湾工事
- 空港工事
- 鉄道工事
- 上下水道工事
建築工事とは以下のような、概ね地面の上に位置するものです。
- ビル
- 工場
- マンション
- 学校
- etc
『概ね』とちょっと曖昧な表現にしているのは、建築工事でビルの地下部分。
地面の「下」に位置していますが、建築工事ですよね。
『土木工事』について、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
会社によって差はあるものの、「働き方改革」により労働条件は良くなっている
建設業で「現場監督」として働くことについて、結論から先に言うと、労働条件が改善されて数年前よりは働きやすくなってきました。
僕が若手の頃は土曜・祝日は仕事が当たり前、忙しい時期は日曜日も仕事という労働環境でした…。
でも、公共工事では週休2日制度を始めとした、『建設業の働き方改革』によって働きやすい労働環境になりつつあります。
働きやすく「なってきた」と表現しているのは、次から述べる建設業の働き方改革は、まだ途中段階と感じているからです。
建設会社によって、年間休日日数や福利厚生なども異なります。
建設業界の労働条件は、これまで恵まれているとはいえませんでした。
しかし近年は特に、人材不足を解消すべく業界を挙げて労働条件の改善に取り組まれています。
国土交通省が建設業における週休2日の確保をはじめとした働き方改革をさらに加速させるために策定した「建設業働き方改革加速化プログラム」をご存知でしょうか?
このプログラムについて概要を簡単にいうと、以下の通りです。
【長時間労働の是正】
- 公共工事で週休2日制の導入を積極的に行う(国交省発注工事は、ほぼ100%週休2日制で発注される)
- 週休2日制を達成できればお金がもらえる(共通仮設費・現場管理費で補正率見直し。もともと週休2日制で発注されている場合、見直しは無し)
【給与・社会保険】
- 技能や経験にふさわしい処遇(給与)を実現する
- 社会保険への加入を営む上でのミニマム・スタンダードにする
【生産性向上】
- 生産性の向上に取り組む建設企業を後押しする(ICT活用工事は該当工種の単価アップ)
- 仕事を効率化する(申請手続きの電子化)
- 限られた人材・資機材の効率的な活用を促進する
- 長時間労働の是正
- 給与・社会保険
- 生産性向上
この3つの分野における新たな施策をパッケージとしてまとめたプログラムです。
令和3年現在、現場に身を置く者としては、まだ実現の気配が見えないものもあります。
所属する会社次第ではありますが、「給与・社会保険」の「技能や経験にふさわしい処遇(給与)を実現する」は 、はたして実現する日が来るのでしょうか…。
国交省は建設業のこれまでの3K(きつい・きたない・きけん)から「新3K(給与・休暇・希望)」の実現に向けて取り組まれています。
建設業の『新3K』
- 給与がいい
- 休暇をとれる
- 希望が持てる
建設業で大きく変化しているのは、以下の2点。
- 週休2日制度
- ICT活用工事
週休2日制度
出典:日本建設業連合会
※詳細には、『完全週休2日』と『週休2日』に分かれます。
国土交通省発注工事の場合、令和2年度以降の発注工事は基本的にすべての工事が週休2日(4週8休)とし、経費が上乗せされて発注されています。
そしてこれは、達成できなかったら減額となってしまい、4週8休は達成できなかったけど4週7休は達成できた、にはなりません。
それに、休むのは現場だけじゃありません。『現場閉所』しなければいけないので、現場監督が現場事務所にいるのもダメなんです。
大雨や強風などによって休日に現場巡視を行ったりするのは例外です。
国土交通省・都道府県によって『週休2日』に関する休日確保のルールは異なります。
いずれにしても、公共事業は発注者が『週に2日、しっかり休日を確保してね』と言っているんですね。
この制度で休日が増えたのは良いものの、工事の契約から引き渡しまでの間、現場監督が完全に週休2日を確保するのは正直、難しい工事が多いです。
発注者との打ち合わせ事項が重なったり、中間技術検査や完成検査の前はどうしても平日の勤務時間だけでは書類作成が追い付かないんですよね。
だから、現場閉所日はパソコンを家に持ち帰って仕事したりしているのが現状です。
それでも2年前より休日は確実に確保できています。
3年前くらいまでは休日は日曜日だけ、土曜・祝日は現場を進めるのが当たり前だったので。
20~30年前は、休みは盆と正月だけだったと上司からよく聞かされました。
恐ろしい時代です…。でも働いた分だけ給料が出たので収入はかなり良かったそうです。
ICT活用工事
出典:国土交通省 i-Construction(アイ・コンストラクション)
ICTの活用に関して、現場で導入して本当に良いなと思ったのは次の2つです。
- ICT建機を使用してマシンコントロールorマシンガイダンスよる「丁張※無し」での土工作業
- UAV(無人航空機)orレーザースキャン等による3次元計測技術
※丁張とは、工事を着手する前に、構造物や土工事の正確な位置を出す作業のことです。
下の写真『赤白』部分。
「貫板」という、平べったい木の板を「木杭」に45mmの釘などで固定しています。
これは2010年、つまり10年以上前の僕が担当していた盛土工事を行う現場の写真ですが、10m毎にこの「丁張」を設けて盛土作業を行っていました。
設置するのは結構大変な丁張設置作業ですが、現在は盛土や切土工事を行うときに、この丁張設置作業が不要です!楽ですね。
丁張の精度が実際に完成する構造物の精度に大きく影響するため、現場監督は丁寧な測量によって丁張をかける必要があります。
ICT施工は従来の施工手順と比較して、施工開始までにかかる作業量は増えるものの、施工~検査までの部分が大幅に改善されました。
改善された内容はというとおよそ次のような具合です。
- 重機の日当り施工量…約1.5倍
- 作業員…約1/3
現場監督としては、次のような作業が不要になります。
- 丁張の設置作業
- リボンロッドを使った出来形写真の撮影作業
この2つの作業って結構大変なんですよ。
例えば河川で築堤盛土の工事を施工する時、基本的に丁張は10mピッチで設置します。
測点間距離が基本的に20mなので、測点+中間点に丁張を設置していくとして、木杭を打ち込んで、ヌキを木杭に釘で固定する。
築堤延長が200mの工事だったら21箇所もこれをやらないといけないんです。
ICT施工の場合この作業が不要になるので、現場監督としては負担がとても減ります。
1980年代に製造業のロボット導入に触発され、情報化施工の研究が進められました。
しかし、建設現場に必要な位置特定技術や移動体の制御技術などが実用化のレベルにありませんでした。
現在ではドローンやGPSなど、測量技術や計測技術の進歩によって制御レベルが向上し、大規模現場を中心にICTの導入が広がっています。
ICT施工の目的は工期短縮と品質向上にあります。
3次元設計データや位置情報システムによって、設計通りの出来形になるようにバックホウのバケットやブルドーザーの排土板をコントロールすることができるようになりました。
しかも、通常は敷き均しと検測を何度も繰り返しながら作業を行いますが、自動測定で制御されるため、大幅な合理化が実現しました。
熟練オペレーターの不足を補う技術としても有効です。
世の中には「スーパーオペレーター」が存在するもので、なんとバックホウでミリ単位の精度で盛土などの土砂の整形ができる人もいるのです。
スコップですらミリ単位で土砂を整形するのは難しいのに、どうしてバックホウのような重機でそんなことができるのか、不思議な体験をさせてもらいました。
超一流の仕事は、見ているだけでも面白いです。
しかし、そんな重機オペレーターは建設業の担い手の減少に伴って、少なくなっています。
ICT建機は「マシンコントロール(MC)」ならば、バックホウのアーム・バケットの動作を自動で制御してくれます。
つまり、初心者オペレーターでも熟練オペレーターのような仕事ができてしまうのです。
ICT施工では、施工しながら計測もできるので、工事途中での手直しが減り、記録された施工データが品質の証明にもなります。
施工データをもとに品質が管理されることで、発注者の検査も合理化されます。
高い精度での施工が実現することで、建設コストの低減につながります。
まとめ
今回は、建設業で現場監督として働くことのメリットについて、建設業で実際に現場監督をやっている僕の経験を基に、次のような方向けに解説しました。
- 就職・転職で建設業の現場監督が候補になっている
- 建設会社で現場監督をやることが決まっていて、どんな仕事なのか知りたい
- 建設業で現場監督をやっている知り合いがいて、どんな職業なのか興味がある
建設業で現場監督として働くことについて、結論から先に言うと、労働条件が改善されて働きやすくなってきた。
働きやすく「なってきた」と表現しているのは、現場監督の労働環境が改善に向かっていることの要因である建設業の働き方改革。
これが、まだ途中段階だと現場目線からは感じているからです。
建設業の働き方改革として、工事現場で大きく変化しているのは次の2点です。
- 週休2日制度
- ICT活用工事
国交省は建設業のこれまでの3K(きつい・きたない・きけん)から「新3K(給与・休暇・希望)」の実現に向けて取り組まれています。
建設業の『新3K』
- 給与がいい
- 休暇をとれる
- 希望が持てる
施工管理という職業の他にはない魅力や良いところは次の4点です。
- 会社や上司に常に監視されない・拘束されない
- 施工管理の経験がキャリアアップにつながる
- 工事完成時の達成感や感動がやりがいとなる
- 工事完成後は大量に有給休暇取得のチャンス
建設業に限った話ではないと思いますが、ここ最近の『時代の流れ』は驚くほど早いです。
現場監督の労働環境も、僕が施工管理技術者として15年現場に携わる間にかなり改善されてきました。
最後に:これからの時代は、『決められた会社で活躍できるよう努力する』よりも『活躍できる場所を探す』ことが大切
本記事を見ていただき、ありがとうございます。この記事で参考になることが少しでもあれば幸いです。
最後、僕の個人的な話を。
激務とよく聞く現場監督なのに、記事書いてる時間なんかあるのか、と思う方もいるかもしれませんが、僕は本当に建設業で働く現役の現場監督です。
2022年1月現在、国交省発注工事の監理技術者として工事現場に従事しています。
施工管理の仕事に関して、上司へのアドバイスはできませんが、経験年数15年の僕より経験の浅い現場監督へ僕が苦労してきたことを、このサイトを通じて同じ苦労を味わうことの無いように…。
僕が経験してきたことが参考になればと更新を続けています。
書きたい記事はたくさんあるのですが、1記事投稿まで日数を要するため更新頻度は遅いですが、現場監督にとって有益なサイトを目指しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
建設業の3つの役割を意識して取り組むとより頑張れる
現場監督を続けていくのが無理そうだと感じたら、建設業の役割を思い返してみてください。
建設業は以下3つの役割を担っています。
- 【安全】人の命を守る(災害の復旧)
- 【安心】経済を支える(豊かな生活の確保)
- 【快適】暮らしを創る(インフラ整備)
あなたが携わる建設業は、安全・安心・快適。
この3つの重要な役割を担っています。
あなたが苦難しながら仕事していること、身を削りながらも働くことが人々大きな支えになっているのです。
そう考えると、現場監督として建設業に携わるあなた自身に、誇りを持てませんか?
普段はここまで大きなスケール感で仕事に取組むことができないと思います。
いつも上司の顔色を伺ってばかりだったり、仕事めんどくさいな…なんて思わずに、建設業が担う役割3つを思い返して、一緒に頑張りましょう!
今いる場所(会社)がつらければ、楽になれる場所を探す
例外として、次のような建設会社はあなたの現場監督としてのスキルアップという目線で見ても良くありません。
- 上司が仕事を教えてくれない
- パワハラや嫌がらせが多い
- 給料に不満がある
もし該当している場合、今の建設会社で我慢したり、無理をしながらスキルを積み上げるより、他の建設会社へ行ってより良い環境に身を置くべきです。
同じ施工管理の職務を行う現場監督でも、会社によって方針は全く異なります。
現場監督にとって転職というのは、施工管理の仕事が嫌になったから、辞めたいから転職を選択するものなんだと僕は考えていました。
それに20代の頃は出世欲がなく、ただお金を稼げたらいいと。
残業や休日出勤が多かった分、同年代の他の職種の知人よりは給料は多かったので、それで満足してしまっていたんです。
同じ施工管理の仕事をやるなら、給料が多いところが良いですよね。
同じ会社に居続けても昇給は年に良くて1万円程度。
短期間で年収を50万、100万と上げるには、「転職」しかありません。
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