現場監督が国交省で表彰もらったらボーナス支給?【無い会社もある】

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現場監督

国交省の土木工事で表彰されたのに、ボーナスも何も無いんだよウチの会社。ケチじゃない?

ランメイシ

公共の土木工事で表彰は高得点が前提なので、次の受注にもつながる最高の結果ですね。

公共の土木工事で高得点をとったり、表彰を受賞したらボーナスを支給する会社は多いです。(アンケート調査により確認)

筆者も現場で他社の現場監督さんと話す機会があるので、聞くと30万、多ければ100万円もボーナスとして支給される会社もありました。

この記事では、現場監督のボーナス事情について紹介します。

目次

現場監督100人にボーナスに関するアンケート調査。92%が工事成績や利益による臨時ボーナス支給ありと回答。

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当ブログではクラウドワークス及びSNSで現場監督100人に、ボーナスに関するアンケート調査を行いました。(調査期間:2024年1月~6月)

ランメイシ

工事で成果を上げたとき、会社からボーナスという「ごほうび」についてアンケート調査した結果です。

【現場監督限定】公共工事での好成績や利益によるボーナス支給はありますか?
92人/100人中
ある
8人/100人中
ない

元請として現場を担当していると他社の現場監督と話す機会が多いため、過去に決算ボーナスの話をしたことがきっかけでした。

現場監督

ウチの会社、80点以上とれたら臨時ボーナス50万円出るんだよ。

ランメイシ

現場監督を17年続けて、工事成績しだいでは臨時ボーナスが支給される会社、結構あったんですよ。

結果を残せたからボーナスが出るんだから、現場監督って頑張りがいがありますよね。

次の質問です。

【現場監督限定】ボーナス支給額はいくらですか?
2人/92人中
100万円以上
13人/92人中
50~99万円
61人/92人中
30~49万円
10人/92人中
20~29万円
2人/92人中
10~19万円
3人/92人中
10万円未満

公共工事での好成績や利益によるボーナス支給額の最多は30万円でした。ただし、工事の規模や工事成績評定点によって変わるという意見もありました。

ランメイシ

100万円支給は嬉しいですね!
また次の現場も頑張れそうです。

他にも、手当としてこんな事例がありました。工事の受注で有利になるからですね!

優良技術者表彰を受賞できたら手当に5万円追加

工事の点数だけでなく、実行予算より利益を確保できたなど、現場監督として結果を残しているのにボーナスも何も無い場合、能力に対して会社から安く働かされている可能性もあります。給与は社長が決めるもので、自分の意思だけでは年収を上げることはできません。

以下の記事で現場監督のための転職活動を、イラストと図を使ってわかりやすく解説しています。今の給料に不満があれば、ぜひご覧ください。

建設業は企業規模によって年収の格差が大きく、どの会社に所属するかで現場監督の年収は大きく差が出る

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建設会社は中小企業と大企業で平均年収に差があるのも事実。建設業の企業規模ごとの平均年収とボーナスについて解説します。

ランメイシ

工事に点数が付く土木の公共工事は、工事成績評定しだいで臨時ボーナスが支給される会社もありますが、その金額は?

気になる現場監督の収入事情を、アンケート調査しました!

建設会社の企業規模(資本金)別では、資本金が2,000万円未満の企業と10億円以上の企業で369.9万円の年収差

「どんな仕事をしているか」より、「どこの会社で働いているか」で給料水準が決まります。

国税庁の調査結果(建設業における企業規模(資本金)別の平均年収(令和4年度))を基に、建設業の平均年収を企業規模(資本金)と事業所規模(従業員数)で見た場合、以下の表の通りです。

Average annual salary by company size
建設業における企業規模別の平均年収(令和4年度)

資本金が2,000万円未満の企業と10億円以上の企業では、369.9万円も平均年収に差がありました。

建設会社の事業所規模(従業員数)別では、従業員数が10人未満の企業と5,000人以上の企業で438.5万円の年収差

同じく国税庁の調査結果(建設業における事業所規模(従業員数)別の平均年収(令和4年度))を基に、建設業の平均年収を企業規模(資本金)と事業所規模(従業員数)で見た場合、以下の表の通りです。

Average annual income by business size
建設業における事業所規模(従業員数)別の平均年収(令和4年度)
スクロールできます
事業所規模(従業員数)平均年収(万円)
10人未満381.7
10人以上467.3
30人以上478.9
100人以上545.3
500人以上629.1
1,000人以上744.3
5,000人以上820.2
建設業における事業所規模別の平均年収(令和4年度)

まとめると建設業は、

  • 企業規模別では、資本金が2,000万円未満の企業と10億円以上の企業で369.9万円の年収差
  • 事業所規模別では、従業員数が10人未満の企業と5,000人以上の企業で438.5万円の年収差

数千万の工事より、数億の工事の方が利益が出やすいので、中小企業と大規模工事を受注できる大手とは年収格差はどうしても出ます。

他社の年収事情が気になるけど聞きにくいときの解決策

建設会社は、企業規模・事業所規模で年収に大きな格差があります。

働き方改革によって働きやすくなってきたうえ、自分の努力次第でさらに収入を増やせます。

現場監督100人へのアンケート調査の結果、工事成績や利益の面で好成績だったときの臨時ボーナスは100人中92人が会社から支給があると回答。

会社によって100万円~支給無しと、ここでも大きな格差があります。

ランメイシ

付近の会社のボーナス事情を調べるのも面白いですね。

現場で仲良くなった他社の現場監督に直接聞くのもいいですが、給料の話はちょっと…と思う場合、転職エージェントから他社の給与事情を確認する方法もあります。

ただし、転職エージェントも担当によっては転職を迫る人、年収が下がる求人を勧める人もいるようなので気をつけてください。

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