最近、現場と自宅を行き来するだけの毎日。何のために働いてるんだろう…。
こんなお悩みに答えます。
- 今の会社は残業・休日出勤が当たり前のようになっていて、自分の時間が全然とれない
- 「このまま、今の職場で働いていてもいいのかな?」というモヤモヤした感じがあるけれど、今すぐ転職を考えているわけではなく、ただ働き続けている
- 会社のことや同僚のことは好きだけど、責任の重さに対して給料が見合っていないと感じる
- 転職を考えてはいるけれど、一方でその自分に疑問を持ったり不安がある
- 思っていた会社と全然違うから、もう辞めたい
現場監督って、すぐに仕事が溜まっていきますよね。特に工期前や検査前は、契約変更の準備で本当に大変。
仕事量に対して自分の望む給与に見合っていないと感じながら働き続けること…。
睡眠時間を削ってまで残業して、休日も出勤して…趣味も楽しめない…。
今の仕事に後悔や先の見えない不安を感じながら毎日働くって大変だし、なぜこの会社で働こうと思ったのか、ため息もつきたくなりますよね…。
現場監督が将来に希望が見えない状況を解決ためにとるべき行動は、以下の3つです。
- 施工管理技士の資格を「最優先」で取得する
- 転職活動を始める
- 将来どうなりたいか「目標」を持つ
それぞれの詳細について、具体的に解説します。
現場監督が将来に希望が見えない状況を解決するためにとるべき行動
現場監督が将来に希望が見えない状況を解決するためにとるべき行動は、以下の3つです。
- 施工管理技士の資格を取得する
- この資格取得こそ、本当のキャリアのスタート地点だから
- 現場監督なのに資格を持っていないとバカにされる
- 資格を取り、「自分の現場」を持たないと成長はできない
- 転職活動を始める
- 現場で事故が起きたり、施工ミスで大赤字になったとき、会社は助けてくれない
- 精神的に限界がきたら、退職・転職という行動すらできなくなる
- だからこそ今は転職するつもりがなくても、転職サイトに登録して「退路」を確保しておく
- 将来どうなりたいか「目標」を持つ
- ただ現場監督をやっているだけでスキルは身につかない
- 工事完成までの現場内をイメージして、常に先のことを考えることで「現場力」が身に付き、技術者として成長できる
- 技術者として成長できれば、公共工事で表彰受賞もできる
- 成長、スキルアップしていくうえで「目標」が生まれる
現場監督の年代別キャリアアップ方法。20代は専門性(施工管理技士の資格取得)、30代は経験(多くの工事を担当する)、40代以降は人脈を優先して身につける。
現場監督としてキャリアアップする場合、年代によって身に付けるべき技術が変わります。
年代 | 優先して身に付けたい『技術』 | 『技術』を身に付ける『理由』 | 『技術』を身に付けるための『行動』 | 『行動』の『根拠』 |
20代 | 専門性 | 専門性を身に付けないと、30代以降あなたに『貴重な経験』が回って来ないから | 施工管理技士の資格取得 | 施工管理技士の資格を持っていないと、責任者として工事を担当できない=貴重な経験が回って来ない |
30代 | 経験 | 多くの経験を積むことで、『市場価値が高まる』から | 現場代理人・監理(主任)技術者として色んな工事を担当する | 経験が実績になり、あなただけのキャリアが積み上げられる |
40代以降 | 人脈 | ビジネスの世界は意外と、「あの人が言うからやろう」とか、「あの人のためなら一肌脱いでもいい」とか、『貸し借り』で動いているから | 人的資産の高い人材を目指す | 20代に『専門性』、30代で『経験』を積むことで、「○○といえばあなた」、のように『人的資産』の高い人材になる |
- 20代は『専門性』を身に付けることを優先
- そのためには施工管理技士の資格取得が必須
- コンクリート技士や建設部門の技術士など、他の資格を取ると希少性がより高まる
- 30代は『経験』を得ることを優先
- いろんな工事の現場代理人・監理(主任)技術者として実務経験を積み上げる
- 工事規模(受注金額)が大きいほど有利
- 基本的に都道府県・市町村より国交省発注工事の方が金額は大きいので、積極的に国交省担当を希望する
- 40代以降は『人脈』が重要
- ただし人脈は『専門性』と『経験』があってこそ
キャリアアップのスタートは施工管理技士の資格取得から。10年以上の実務経験では会社は基本的に選ばない。
現場監督のキャリアは、『施工管理技士』の資格取得から始まります。
なぜかというと、『建設業法』で建設工事の現場に『監理技術者』または『主任技術者』の配置が義務付けられているから。
施工管理技士の資格を持っていないと、現場では『手元』程度しかできないんですね。『手元』程度で業務をやり続けても、キャリアアップなんかできません。
10年やってるのに無資格なの?って思われるもんね。
現場監督は40代が精神障害罹患のピーク。メンタルを病んだら退職・転職という行動ができなくなるから現場監督は転職活動を始めておくべき。
令和元年(2019年)に厚生労働省が行った職種調査で、建設業がピックアップされました。
職種・年代別にみた精神障害の事案数のうち、現場監督・技術者は40歳代が精神障害罹患のピークに。
(出典:厚生労働省「令和元年版過労死等防止対策白書」)
精神障害とは代表的なものとして、統合失調症・気分障害(うつ病、双極性障害)があげられます。
仕事が要因での自殺(未遂含む)は全職種54人のうち、現場監督・技術者が最多の30人。
現場監督の自殺、1番の要因は「長時間労働」。2番目に「仕事内容・量の大きな変化」でした。
(出典:厚生労働省「令和元年版過労死等防止対策白書」)
メンタルを病んでしまうと、何もやる気力が湧きません。
「一旦休む」という選択すらできずに、うつ病になった結果、死を選んでしまうかもしれないんです。
建設業界は、事故がニュースで頻繁に取り上げられています。
現場で事故を起こしてしまったら、すべての関係者に迷惑をかけることになります。上司からは軽蔑されるかもしれません。
精神的・肉体的に疲れ果てて、退職・転職という行動すらできなくなる危険性があります。
だからこそ今は転職するつもりがなくても、転職サイトに登録して「退路」を確保しておくべきです。
このまま今の会社にずっと居ていいのかというモヤモヤした感じは「転職活動」を始めることで解決できる。今の会社と他の会社を比較できるから。
何年も同じ会社に居ると、給料がもっと増やしてほしい、残業をもっと少なくしてほしい、休日をもっと増やしてほしい等、今の会社に対する不満は増えていくものです。
でも、社内で自分のポジションができ、居心地が良くなって『転職』という選択肢が頭から離れていませんか?
いつかは転職しようかなって考えてる…でも実際に行動に移そうと思うと、今は忙しいから…って、ずっと行動を先延ばしにしていませんか。
現場監督100人にアンケート調査した結果、71人が転職活動をしていて、64人が転職サイトを使っていることが判明(2024年1月~6月調査)
現場監督って転職活動してるの?周りでは聞かないけど。
本音で聞きにくいことだし。
当ブログではクラウドワークス及びSNS(X:旧Twitter)で現場監督100人に、転職活動に関するアンケート調査を行いました。(調査期間:2024年1月~6月)
現場監督の転職活動に関するアンケート調査結果
100人のうち71人と、現場監督の71%が転職活動をしているという結果になりました。
次に、「転職活動している」と答えた71人にメインでやっている転職活動について質問しました。
転職活動の方法は、「転職サイトで探す」が72人のうち64人と最多。
2番目に多かったのが「ハローワーク」という結果になりました。
転職サイトを使う64人のうち、3社以上の転職サイトを使うと答えたのが33人。
現場監督のうち、51.6%の人が3社の転職サイトに登録しているという結果でした。
みんな言わないだけで、転職活動はやっているんだね。
2人に1人は転職している時代ですから、みんな転職は考えているという結果は妥当と言えますね。
「あの時、行動しておけば良かった…」という後悔はしたくないですよね。
最後のアンケート結果です。
より詳しく教えてくれた方からは、
「転職活動してることが会社にバレたら裏切者扱いされたり、わざと大変な仕事を任されそうだから」
「昇給・ボーナスや昇進に影響が出たら困るから」
とも答えてくれました。
いつか退職するかもしれない社員に良い待遇は、してくれなさそうですね。
仕事関係者に自分が転職活動してることは言わないのが無難でしょう。
転職活動はリスク無しで行えます。
- 転職で年収が上がる・待遇が良くなる → 転職すれば良い
- 転職年収が下がる・今の会社より待遇が良くなさそう → 転職をしなければ良い
次からは、現場監督は転職活動をどんな方法で進めれば良いか、解説します。
自分で会社に直接売り込むか、知り合いのコネで転職する方法。(難易度は高く、超優秀な人材向けの方法)
同業他社への転職ならこの方法があります。異業種の場合、どんな人かもわからない人が「俺を雇ってくれ」と直接言いに来ても相手にされません。
隣接工事などで、仲良くなった工事関係者の人から会社を紹介してもらう方法。
実際の仕事ぶりを見て判断されるので、転職先の会社としても実力がわかりやすいです。実績を残している優秀な人材なら、この方法で転職できます。
ただし、どんな経営方針なのか、社内の雰囲気はどんな感じか、自分でよく調べておかないと、転職してから「合わなかった」だと、知り合いの顔もつぶすことになり、典型的な「転職の失敗例」になってしまいます。
次は、転職サイト(転職エージェント)を使う方法について解説します。
転職サイト(転職エージェント)を使う方法。(一般的な方法、ただし注意点あり)
「これ以上良い方法が無いから」という前置きがありますが、転職活動をするならこの方法が一番良いです。
転職サイト(転職エージェント)は以下の3つが無料で利用できるからです。
- 自分の職歴、資格、給与など希望の条件に合う求人を探してくれるから
- 自分では難しい年収交渉を担当者が代わりにやってくれるから
- 「非公開求人」があり、自分で求人をネット検索しても出てこない好条件な求人案件があるから
転職活動のメリデメ
無料なのに自分の給料を増やす交渉をやってくれるので、利用しない方が損なくらいです。
転職サイトもリクルート・dodaなどいろいろありますが、現場監督で施工管理をやっているので、建設業界に強みがある転職サイトをまずは1つだけ登録してみると良いです。
転職サイトについては以下の記事でまとめています。
転職活動には以下のメリットがあります。
- このまま今の会社で働き続けるべきなのか、転職するべきなのか、自分の中のモヤモヤした感じを解消できる
- 自分の知らなかった会社や求人を知り、選択肢の幅を増やすことができる
- 自分のキャリア(職歴)を整理することができる
- 自分のキャラを変えるきっかけにできる
- 自分の本当の市場価値を知ることができる
デメリットも隠さずにお伝えします。
- 会社の人にバレないよう気を付ける必要がある
- お金はかからないが、時間はとられる
- 絶対に自分が希望する条件に合う求人がみつかるとは限らない
紹介した求人先への転職を迫る担当者とは関わらない
転職サイトの担当者はあなたの職歴をみて、転職を成功させる確率を上げるために得意領域の求人紹介も行っています。
この決まらなければ手数料を得られないというビジネスモデルの弊害として、一部の転職サイトでは紹介した求人先への転職を迫ったり、長期的なキャリアを考えたアドバイスがされなかったりすることがあります。
転職サイトの中の担当者に一部そういった人がいることも事実です。
ブラック労働やパワハラ・社内からの嫌がらせがある場合は、転職活動よりも今すぐ会社から脱出(退社)するべき
転職活動は時間をかけてやるべきですが、例外があります。
ブラック企業に在籍したり、パワハラ上司がいる環境で働くことの悪い点は以下の通りです。
- 基本給が低い
- 昇給がない
- 残業代が支払われない
- スキルが身に付きづらい
- 転職時にアピールできる実績がない
- 過労で倒れる可能性がある
- うつ病を発症する可能性がある
キャリアアップに興味が無く、ただ給料が出て、生活に困らなければいいやって思っていても、ライフスタイルなんて数年単位で大きく変わります。
パワハラ・嫌がらせが原因で会社に居づらくなり、辞めざるをえなくなるケースは非常に多い
筆者も転職前の会社では、直属の上司である部長のパワハラがひどい人で、現場でミスをすれば同僚や下請の職人が近くにいても、お構いなしに怒鳴られる毎日でした。
こんな上司がいると、コミュニケーションなんてとれません。色んな人との繋がり、コミュニケーションによる情報伝達・情報収集が大切な現場監督の仕事なのに…。
それに、万が一あなたがパワハラ上司の標的になってしまったら、こんな最悪なことが起きます。
- 怒鳴られ、罵声を浴び、ストレスで話ができなくなる
- 頻繁に怒られることで、周囲の人から『仕事が出来ない人』と思われてしまう
- 周囲の人から信用されなくなってくる
- 自分の味方になってくれる人はいないと、疑心暗鬼になってしまう
- 精神的な疲労が溜まり、鬱になってしまう
- 会社に居づらくなり、辞めざるをえなくなる
会社の内情とか上司の本性って、どこも実際に働いてみないとわからないんですよね。
修行のように長時間労働をしても鍛えられるのはメンタルだけで、技術的なスキルは鍛えられない
ブラック企業で働くことで、あえて辛い状況に身を置いてメンタルを鍛えるという考えは、ハッキリ言って昭和の発想です。
ブラック企業がこれほどまでに残業や休日出勤を社員に強要するのは、人材不足はもちろんですが、業務効率化が図れていない点も関係しています。
スキルを持った人が適切に配置されていて、スキルを活かして業務をこなしていれば仕事は効率的に進みますが、ブラック企業ではこれがまずできていないことがほとんど。
会社に尊敬できる・見習いたい上司がいるのがベスト
活躍している現場監督さんは共通してコミュニケーションができ、部下や後輩の育成が丁寧、やりがいを見つけ、好きで現場監督の仕事をやっている。自分の仕事に責任を持っている。
もともとコミュニケーションが得意で、誰からも好かれる人もいます。コミュニケーションが苦手でも、仕事は丁寧でミスも少ない人もいます。
転職活動のゴールがわからなかったら、「年収を上げる」「やりたいことをやる」「ワークライフバランスを優先する」の3つから選ぶ
転職活動を始めた方がいいのはわかったけど、何をもって転職活動のゴールになるのか、よくわからないよ…。
大事なのは「自分の本心を知る」ことです。
望みがたくさんあって、どれを優先したらいいかモヤモヤしている。本当にやりたいことが、何なのかわからない。そもそも、自分の本当の気持ちがわからなくて、自分にとっての悩みが何なのかわからない。
『悩み』って難しいですよね。言葉にできるならいいけれど、自分の悩みって何なんだろう?今後はどうなっていればいいんだろう?
転職活動であなた自身のゴールがわからないときは、以下の3つから選んでください。
- 年収を上げる
- やりたいことをやる
- ワークライフバランスを優先する
年収をどこまで上げたいか?ワークライフバランスのライフの割合はどれくらいか?
あらゆる転職の選択肢はこの3つに集約できます。そして、この優先順位はあなたのライフスタイルによっても変化します。
「3つとも大事で、なかなか選べない」あるいは「2つの間で葛藤する」という場合にどうすればいいかというと、
①『年収を上げる』が本音の例
年収を最優先にしたい人の本音は、以下のような例です。
と悩むなら、心の底ではやりがいよりも収入が優先事項と思っているはずです。
②『趣味や自分時間が大事』が本音の例
やりたいことをやる、を最優先にしたい人の本音は、以下のような例です。
と悩むなら、心の底では自分のやりたいことが優先事項と思っているはずです。
③『ワークライフバランス』が本音の例
ワークライフバランスを最優先にしたい人の本音は、以下のような例です。
と思ったとします。
『でも』のあとが本音なので、この場合の優先事項は『仕事 < 子供』です。
本心では、やりがいよりもワークライフバランスを優先したいと思っているはずです。
まとめ
この記事では、現場監督のキャリアアップを年代別に解説し、現場監督が将来に希望が見えない状況を解決するためにとるべき行動を解説しました。
- 施工管理技士の資格を取得する
- この資格取得こそ、本当のキャリアのスタート地点だから
- 現場監督なのに資格を持っていないとバカにされる
- 資格を取り、「自分の現場」を持たないと成長はできない
- 転職活動を始める
- 現場で事故が起きたり、施工ミスで大赤字になったとき、会社は助けてくれない
- 精神的に限界がきたら、退職・転職という行動すらできなくなる
- だからこそ今は転職するつもりがなくても、転職サイトに登録だけはしておく
- 将来どうなりたいか「目標」を持つ
- ただ現場監督をやっているだけでスキルは身につかない
- 工事完成までの現場内をイメージして、常に先のことを考えることで「現場力」が身に付き、技術者として成長できる
- 技術者として成長できれば、公共工事で表彰受賞もできる
- 成長、スキルアップしていくうえで「目標」が生まれる
現場監督としてキャリアアップする場合、年代によって身に付けるべき技術が変わります。
年代 | 優先して身に付けたい『技術』 | 『技術』を身に付ける『理由』 | 『技術』を身に付けるための『行動』 | 『行動』の『根拠』 |
20代 | 専門性 | 専門性を身に付けないと、30代以降あなたに『貴重な経験』が回って来ないから | 施工管理技士の資格取得 | 施工管理技士の資格を持っていないと、責任者として工事を担当できない=貴重な経験が回って来ない |
30代 | 経験 | 多くの経験を積むことで、『市場価値が高まる』から | 現場代理人・監理(主任)技術者として色んな工事を担当する | 経験が実績になり、あなただけのキャリアが積み上げられる |
40代以降 | 人脈 | ビジネスの世界は意外と、「あの人が言うからやろう」とか、「あの人のためなら一肌脱いでもいい」とか、『貸し借り』で動いているから | 人的資産の高い人材を目指す | 20代に『専門性』、30代で『経験』を積むことで、「○○といえばあなた」、のように『人的資産』の高い人材になる |
- 20代は『専門性』を身に付けることを優先
- そのためには施工管理技士の資格取得が必須
- コンクリート技士や建設部門の技術士など、他の資格を取ると希少性がより高まる
- 30代は『経験』を得ることを優先
- いろんな工事の現場代理人・監理(主任)技術者として実務経験を積み上げる
- 工事規模(受注金額)が大きいほど有利
- 基本的に都道府県・市町村より国交省発注工事の方が金額は大きいので、積極的に国交省担当を希望する
- 40代以降は『人脈』が重要
- ただし人脈は『専門性』と『経験』があってこそ
厚生労働省「令和元年版過労死等防止対策白書」によれば、現場監督は40代が精神障害罹患のピーク。
現場監督をやっていてうつ病になる・自殺するほど追い込まれる状況は、将来あなたにも起きる可能性があるということです。メンタルを病んでしまうと、何もやる気力が湧きません。
「一旦休む」という選択すらできずに、うつ病になった結果、死を選んでしまうかもしれないんです。
現場で事故を起こしてしまったら、すべての関係者に迷惑をかけることになります。上司からは軽蔑されるかもしれません。
精神的・肉体的に疲れ果てて、退職・転職という行動すらできなくなる危険性があります。
現場監督100人にアンケート調査した結果、71人が転職活動をしていて、64人が転職サイトを使っていることが判明(2024年1月~6月調査)。
こんなコメントを頂きました。
「転職活動してることが会社にバレたら裏切者扱いされたり、わざと大変な仕事を任されそうだから」
「昇給・ボーナスや昇進に影響が出たら困るから」
転職活動をやっていることは、周囲の人に話しても良いことは無いです。
転職活動の方法としては、
「自分で会社に直接売り込むか、知り合いのコネで転職する方法」または「転職サイト(転職エージェント)を使う方法」がありますが、転職サイト(転職エージェント)を使いましょう。
自分で直接売り込むよりも、以下の点で優れています。
- 自分の職歴、資格、給与など希望の条件に合う求人を探してくれるから
- 自分では難しい年収交渉を担当者が代わりにやってくれるから
- 「非公開求人」があり、自分で求人をネット検索しても出てこない好条件な求人案件があるから
無料なのに自分の給料を増やす交渉をやってくれるので、利用しない方が損なくらいです。
ただし、紹介した求人先への転職を迫る担当者とは関わらないことです。利用する転職サイトを変えるか、担当者の変更を依頼しましょう。
転職サイトもリクルート・dodaなどいろいろありますが、現場監督で施工管理をやっているので、建設業界に強みがある転職サイトをまずは1つだけ登録してみると良いです。
転職サイトについては以下の記事でまとめています。
転職活動には以下のメリット・デメリットがあります。
- このまま今の会社で働き続けるべきなのか、転職するべきなのか、自分の中のモヤモヤした感じを解消できる
- 自分の知らなかった会社や求人を知り、選択肢の幅を増やすことができる
- 自分のキャリア(職歴)を整理することができる
- 自分のキャラを変えるきっかけにできる
- 自分の本当の市場価値を知ることができる
- 会社の人にバレないよう気を付ける必要がある
- お金はかからないが、時間はとられる
- 絶対に自分が希望する条件に合う求人がみつかるとは限らない
ブラック労働やパワハラ・社内からの嫌がらせがある場合は、転職活動よりも今すぐ会社から脱出(退社)するべきです。
転職活動を進める途中、いつまで続けるべきなんだろうって悩みができます。転職活動のゴールがわからなかったら、「年収を上げる」「やりたいことをやる」「ワークライフバランスを優先する」の3つから選びましょう。
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