最近、現場と自宅を行き来するだけの毎日で、子供も小さいのに接する時間が無い…。家族のために現場監督で稼いでるのに、家族と時間を共有できないなんて、何のために仕事してるんだろう…。
こんなお悩みに答えます。
- 今の会社は残業・休日出勤が当たり前のようになっていて、家族と過ごしたり、育児参加が全然できない
- 「このまま、今の職場で働いていてもいいのかな?」というモヤモヤした感じがあるけれど、今すぐ転職を考えているわけではなく、ただ働き続けている
- 会社のことや同僚のことは好きだけど、責任の重さに対して給料が見合っていないと感じる
- 転職を考えてはいるけれど、一方でその自分に疑問を持ったり不安がある
- 思っていた会社と全然違うから、もう辞めたい
こんなこと、思っていませんか?
現場監督って、すぐに仕事が溜まっていきますよね。
特に工期前や検査前は、本当に大変!
でも、単純にやることが多くて忙しいって場合は、まだ良いと思うんです。
問題は、パワハラを受けたり、嫌がらせのせいで仕事に手戻りがあったり、問題をどうすれば解決できるのか悩みごとができてしまったとき。
それに、仕事量に対して自分の望む給与に見合っていないと感じながら働き続けること…。
睡眠時間を削ってまで残業して、休日も出勤して…大切な家族と過ごすことも出来ない…。
今の仕事に後悔や先の見えない不安を感じながら毎日働くって大変だし、なぜこの会社で働こうと思ったのか、ため息もつきたくなりますよね…。
働くモチベーションが、「家族のため」のみになってない?
生きていくうえで、自分が幸せな人生を送れていないのに、家族を幸せにするって、出来ないと思うんです。
せっかくの休日も、「また明日から仕事か…」とか、現場のことを考えてしまってたら、人生つまらなくないですか?
当サイト運営者も、土木施工管理16年の現場監督ですが、過去には毎日深夜まで残業して、妻と子供とも全然会話もできない状態でした。
でも、今は毎日子供と一緒にお風呂に入り、寝かしつけもやっていますよ。
もちろん仕事は土木工事の現場監督で、変わっていません。
本記事で紹介する方法は、あなたが行動してから1日、2日で変わるものではありませんが、現状で家族との時間が確保できなくて困っている場合には、絶対に役に立ちます。
子供って今は小さくても、すぐに大きくなって、大人になっちゃいますからね。
父親としてできること、子供にしてあげたいですよね。
大切な家族のためにも、ぜひ最後まで読んでくださいね!
当サイト『ゲンプラ』の運営者:ランメイシ
現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!
保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事
当サイト『ゲンプラ』の運営者:ランメイシ
現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!
保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事
現場監督が家族との時間を確保するためにやるべき行動
現場監督が家族との時間を確保するためにやるべき行動は、以下の3つです。
- 施工管理技士資格を保有する
- 転職活動を始める
- 将来のビジョンを持つ
現場監督は転職活動をやった方がいい理由は人手不足な施工管理職にある
当サイト運営者自身、新人現場監督の頃に上司のパワハラが原因で逃げるように辞めた経験があります。
でも、現場監督として施工管理の仕事をするなら、建設会社なんてどこも一緒とは思わないでくださいね。
今の建設会社では人間関係も良いし、子供との時間も確保できてて、満足していますよ。
転職後も現場監督として、今も土木工事の施工管理を16年以上続けています。
転職って、成功するか失敗するかわからないから不安になって、結局今の会社で我慢しようって思っちゃいますよね。
よくわからないまま入社して、現場監督としてキャリアをスタートすることの危険さも痛感しました。
転職しないという選択が悪いことではありません。
今の会社で何の不満も無い場合は、転職する必要も無いですからね。
転職すること自体、「思っていたのと違った」とか「やっぱり前の会社に残ればよかった」と後悔するかもといったリスクも大きいです。
でも、今は転職するつもりが無くても、転職活動は今すぐに始めた方が良いです。
転職活動には以下のメリットがあるからです。
- このまま今の会社で働き続けるべきなのか、いずれ転職するべきなのかという、自分の中のモヤモヤした感じを解消できる
- 自分の知らなかった会社や求人を知り、選択肢の幅を増やすことができる
- 自分のキャリア(職歴)を整理することができる
- 自分のキャラを変えるきっかけにできる
- 自分の本当の市場価値を知ることができる
ブラック労働やパワハラ・社内からの嫌がらせがある場合は、転職活動よりも今すぐ会社から脱出(退社)するべき
転職活動は数ヶ月と時間をかけてやるべきですが、例外があります。
今の会社がブラックで、毎日長時間の残業を強いられたり、休日出勤の強要やパワハラ・嫌がらせを受けている場合。
こんな場合、今すぐやるべきは『退職』です。
ブラック企業だったり、あなたが嫌だと感じる職場でキャリアアップはできません。
上司と仲が悪いなど、人間関係が崩壊してしまっていると最悪の場合、足の引っ張りあいをする恐れもあります。
ブラック企業に在籍したり、パワハラ上司がいる環境で働くことの悪い点は以下の通りです。
- 基本給が低い
- 昇給がほぼない
- 残業代が支払われない
- スキルが身に付きづらい
- 転職時にアピールできる実績がない
- 出世するほど辞めにくくなる
- 過労で倒れる可能性をある
- うつ病を発症する可能性がある
キャリアアップに興味が無く、ただ給料が出て、生活に困らなければいいやって思っていても、ライフスタイルなんて数年単位で大きく変わります。
受け身で働いてると、永遠に会社の言いなりだよ!
パワハラ・嫌がらせが原因で会社に居づらくなり、辞めざるをえなくなるケースは非常に多い
僕も転職前の会社では、直属の上司である部長のパワハラがひどい人でした。
現場でミスをすれば同僚や下請の職人が近くにいても、お構いなしに怒鳴り、罵声を浴びせる。
周りに人がいる状況で怒鳴ったり、罵声を浴びせる上司は最悪だよ…。
こんな上司がいると、コミュニケーションなんてとれません。
色んな人との繋がり、コミュニケーションによる情報伝達・情報収集が大切な現場監督の仕事なのに…。
それに、万が一あなたがパワハラ上司の標的になってしまったら。
こんな最悪なことが起きます。
- 怒鳴られ、罵声を浴び、萎縮して話ができなくなる
- 報連相が無いと、また怒られる
- 頻繁に怒られることで、周囲の人から『仕事が出来ない人』と思われてしまう
- 周囲の人から信用されなくなってくる
- 自分の味方になってくれる人はいないと、疑心暗鬼になってしまう
- 精神的な疲労が溜まり、鬱になってしまう
- 会社に居づらくなり、辞めざるをえなくなる
実はこれ、僕が最初の会社で経験したことなんだ…。
後になって、こういうケースで会社を辞めたっていう人が僕以外にもたくさんいることを知り、驚きました。
こういう『建設業界の闇』みないな部分があるのも、今の建設業界の人手不足に関係してると思うんです。
建設業界の闇…こんな職場じゃ絶対誰も来ないよね。
今の建設会社はそんなこと全く無いから、今は会社によって全然違うんだなって驚いてるよ!
会社の内情とか上司の本性って、どこも実際に働いてみないとわからないんですよね。
あなたがもし、ブラック企業やパワハラ上司にあたってしまっても大丈夫なように、当サイトは存在します!
会社と一切関わらずに、会社から避難する方法もあるので是非、以下の記事も目を通してみてくださいね!
修行のように長時間労働をしても鍛えられるのはメンタルだけで、技術的なスキルは鍛えられない
ブラック企業で働くことで、あえて辛い状況に身を置き、メンタルを鍛えるという考えは、ハッキリ言って昭和の発想です。
確かに、修行のような毎日を繰り返すことで、我慢強さや強靭な精神力・体力などは鍛えられるはずです。
しかし、それは『今の会社で活かせるメンタルスキル』なだけ!
転職の際に活かせる『スキル』としては、ほとんど役に立たないスキルなんですよ。
実際、ブラック企業がこれほどまでに残業や休日出勤を社員に強要するのは、人材不足はもちろんですが、業務効率化が図れていない点も関係しています。
スキルを持った人が、適切に配置されていて、スキルを活かして業務をこなしていれば仕事は効率的に進みますが、ブラック企業ではこれがまずできていないことがほとんど。
平均寿命が延び、定年が60歳から65歳になり、今後定年はさらに引き上げられる見込みです。
会社の平均寿命は23.8年の時代ですから、あなたが今いる会社が、あなたの定年まで存在している可能性の方が低いくらいです。
つまり、あなたが定年までに転職せざるを得ない状況になる可能性は、十分にあるということです。
会社に尊敬できる・見習いたい上司がいるのがベスト
活躍している現場監督さんは共通して、こんな人であることを紹介してきました。
コミュニケーションができ、部下や後輩の育成が丁寧、やりがいを見つけ、好きで現場監督の仕事をやっている。自分の仕事に責任を持っている。
もともとコミュニケーションが得意で、誰からも好かれる人もいます。
コミュニケーションが苦手でも、仕事は丁寧でミスも少ない人もいます。
僕自身、優秀な現場監督ではありませんし、他の現場監督より突出して得意なものがあるわけでもありません。
紹介したもので自分は1つもあてはまらなくても、現場監督に向いてないから辞めなければいけない、ということはありません。
現場監督をやっていくなかでスキルを伸ばせば自身につながるし、信頼される人にもなることが可能です。
でも、経験を積むにあたり、あなた自身の力。
独学でやっていくより、身近にいる先輩や上司の仕事ぶりを見た方が、絶対に効率が良いです。
会社にも数人は工事成績がいつも優秀とか、発注者から表彰を受けている先輩・上司がいると思いますが、そういう人がどんな風に仕事をやっているのか見てみましょう。
優秀な人のマネをするのがキャリアアップにおいて1番の近道です。
現場監督の年代別おすすめキャリアアップ方法一覧
将来的に施工管理の経験も活かしつつ、現場監督としてキャリアアップする場合、年齢によって身に付けるべき技術が変わります。
年代 | 優先して身に付けたい『技術』 | 『技術』を身に付ける『理由』 | 『技術』を身に付けるための『行動』 | 『行動』の『根拠』 |
20代 | 専門性 | 専門性を身に付けないと、30代以降あなたに『貴重な経験』が回って来ないから | 施工管理技士の資格取得 | 施工管理技士の資格を持っていないと、責任者として工事を担当できない=貴重な経験が回って来ない |
30代 | 経験 | 多くの経験を積むことで、『市場価値が高まる』から | 現場代理人・監理(主任)技術者として色んな工事を担当する | 経験が実績になり、あなただけのキャリアが積み上げられる |
40代以降 | 人脈 | ビジネスの世界は意外と、「あの人が言うからやろう」とか、「あの人のためなら一肌脱いでもいい」とか、『貸し借り』で動いているから | 人的資産の高い人材を目指す | 20代に『専門性』、30代で『経験』を積むことで、「○○といえばあなた」、のように『人的資産』の高い人材になる |
- 20代は『専門性』を身に付けることを優先し、そのためには施工管理技士の資格取得が必須。他にも資格を取ると希少性がより高まる!
- 30代は『経験』を得ることを優先し、いろんな工事の現場代理人・監理(主任)技術者として実務経験を積み上げる。工事規模(受注金額)が大きいほど有利。
- 40代以降は『人脈』が重要。しかし、『人脈』は『専門性』と『経験』があってこそ。
この優先項目は、北野唯我著の書籍『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』を現場監督向けに補足しました。
今の会社がブラックだからって、いきなり辞めたら次の仕事探しに時間かかるし、生活に困らない?
失業保険と傷病手当金っていう制度があって、すぐにお金に困ることは無いから大丈夫だよ!
条件次第では、失業保険と傷病手当金あわせて最長2年6ヵ月の間、国から補助を受けることが出来ます。
ブラックな会社だと、退職の話をするだけでも揉めそうで心配だよ…。
実際、揉め事になるケースも多いし建設業も人材不足だから、引留めすることも多いみたいだよ…。
退職方法には、上司に相談する・退職届を出す、という決まった流れはあるけれど、絶対にこうしないと退職できないわけでもありません。
僕自身、辞めたときはパワハラで鬱っぽい状態になっていたので、「もう無理です、辞めます」とだけ伝えて、逃げるように辞めたんだ…。
このまま今の会社にずっと居ていいのかというモヤモヤした感じは『転職活動』を始めることで解決できる
このまま、今の会社にずっといていいのかなって、いつもモヤモヤしてるんだけど…。
そのモヤモヤした感じ、転職活動をやってみれば解決できるよ!
今の会社に居続けていいのかなという不安は、転職活動で解決することが出来ます!
なぜなら、転職活動することで今の会社と他の会社を比べて、今の会社に残るべきか、転職するべきか判断することが出来るから。
何年も同じ会社に居ると、給料がもっと増やしてほしい、残業をもっと少なくしてほしい、休日をもっと増やしてほしい等、今の会社に対する不満は増えていきますよね。
でも、長期間にわたり同じ会社に勤務することで、社内で自分のポジションができ、居心地が良くなって『転職』という選択肢が頭から離れていませんか?
いつかは転職しようって考えてる…でも実際に行動に移そうと思うと、今は忙しいから…って、ずっと行動を先延ばしにしてない?
以下の記事を読めば、現場監督として効率良く転職活動が出来ます。ぜひ参考にしてくださいね!
当サイト運営者も定期的に今より良い条件で働ける求人が無いか、相談している転職エージェントを以下の紹介しています。
家族との時間を優先したい、年収を上げたい等、目的によって相談するべき転職エージェントは違うから、ぜひ参考にしてね!
転職活動の結果、実際に転職した人の割合
株式会社マイナビが調査した正社員の20代~50代男女のうち、直近1年間(2020年6月以降)に転職活動をした1,600名を対象とした「転職活動における行動特性調査2021年版」
調査結果は以下の通りです。
- 20年6月から21年7月に転職活動を行った人は前年比0.6pt増の11.9%
- 転職ができた人は前年比0.8pt減の1.9%
転職活動における行動特性調査2021年版
(出典:株式会社マイナビ)
10人に1人くらいは転職活動しているけど、実際に転職した人はかなり少ないんだね。
転職活動したからといって、転職することが『正解』とは限らないからね!
マイナビの調査結果の通り、転職活動の結果転職しなかったケースも多いです。
しかし、転職活動することによって、今の会社と他の会社を比較することが出来ます。
転職することのデメリットで、転職先の会社で順調にいくかは、転職するまでわからないというリスクがあります。
でも、転職活動はノーリスクで行うことが出来ます。
- 転職で年収が上がる・待遇が良くなる → 転職すれば良い
- 転職年収が下がる・今の会社より待遇が良くなさそう → 転職をしなければ良い
転職活動=今の会社より良い条件で働ける会社がないか確認する作業
転職活動って、具体的にはどんなことをすればいいの?
施工管理の転職なら、自分で求人を探す転職サイトよりも、転職エージェントを利用するのが良いよ。
施工管理職は現在、深刻とも言えるほどの人材不足に陥っています。
そのため、現場監督が転職活動する場合は転職サイトを利用するよりも、転職エージェントを利用して、転職エージェントの担当者と転職活動をするという方法がおすすめです。
当サイト運営者も、土木工事の現場監督をやりながら、転職活動は常に続けています。
続けているといっても年に数回、登録している転職エージェントに良い求人案件がないか、連絡をとっているだけなんですけどね。
でも、転職エージェントって求人を1日に何件もメールしてきたり、しつこい電話連絡があるってイメージなんだけど?
転職エージェントに登録した後にしつこい連絡が来るっていうのは、担当者があなたのことを詳しく知るために、面談の日程を決めたいからなんだ。
転職エージェントは、担当者があなたの代わりに求人を探してくれます。
例えば、家族との時間を確保するために残業はなるべくしたくない場合、転職エージェント担当者に正直に伝えましょう。
当サイトで厳選した転職エージェントの中でも、JACリクルートメントは建設業界の専門チームも創設され、より専門的な相談が出来るようになりました。
以下の記事では実際に当サイト運営者がJACリクルートメントを利用した体験談を紹介しています。
JACリクルートメントは案件を数件に厳選してくれるうえ、しつこい連絡は全く無いから、仕事の支障にもならないよ!
現場監督の転職活動には転職エージェントの利用がおすすめな理由
当サイト運営者自身も転職活動には、『転職エージェントに相談する』という方法をとっています。
転職サイトより、転職エージェントを利用するべき理由は2つ。
- 自分で求人を探す時間が限られていて、自分に合う求人を見つけられるかわからないから
- 転職エージェントには『非公開求人』があり、自分で求人をネット検索しても出てこない求人案件があるから
当サイト運営者も無料登録して定期的に良い求人が無いか相談している、おすすめ転職エージェントをまとめました。
非公開求人とは
非公開求人とは、転職エージェントが自社の転職サイトやホームページなど、インターネット上に掲載していない、非公開の求人のことを指します。
企業名や募集職種、仕事の内容などを公開していないため、これまで探しても出会えなかった求人が見つかることも。
非公開求人を豊富に保有している点は、転職エージェントを活用するメリットのひとつと言えるでしょう。
キャリアアップのスタートは施工管理技士の資格取得から
現場監督のキャリアアップは、『施工管理技士』の資格取得から始まります。
なぜかというと、『建設業法』で建設工事の現場に『監理技術者』または『主任技術者』の配置が義務付けられているから。
つまり、施工管理技士の資格を持っていないと、現場では『手元』レベルの担当しかできないんですね。
『手元』レベルで業務をやり続けても、キャリアを積み上げることが出来ません。
一応、『10年以上の実務経験』があれば主任技術者として工事を担当できます。
しかし、施工管理技士の有資格者の方が発注者に工事の確実性という意味では、信頼されやすいです。
それに、会社としても技術者がいないという理由でもない限り、10年以上の実務経験で主任技術者を選ぶことはありません。
結論、施工管理技士の資格を取らないと、あなたのキャリアは始まらないことになるんです!
監理技術者と主任技術者について、補足しますね。
施工管理技士資格の1級保有者は監理技術者・主任技術者、2級保有者は主任技術者として活動が可能です。
各役職の違いは、配置が義務付けられている工事の規模です。
- 監理技術者:元請が4,000万円(建築一式工事は6,000万円)以上の下請契約を結んだ工事に配置
- 主任技術者:元請と下請どちらも全ての工事現場に配置が必要
現場監督がやる転職準備の内容
転職準備の内容は以下の2つです。
- 実績作り:出世のためより『転職を前提』にして働く
- 身だしなみ:生まれつきの容姿よりも圧倒的な『清潔感』
転職活動は、「そろそろ会社辞めようかな……」と考え始めたときからスタートして、「会社選び」→「書類選考・面接」→「内定」→「退職」のステップを踏みます。
退職までの期間を考えると、だいたい3~6カ月くらいで行うのが一般的な流れです。
転職を意識するときに、この「転職活動」にだけ目を向けてしまいがちですが、です。
サイト運営者が実際に転職エージェントから質問されたことですが、「あなたは今の会社でどんなキャリアを積んでいるか」といったような、『実績作り』がポイントです。
転職準備の『身だしなみ』はわかるけど、『実績作り』って具体的にどんなこと?
現場監督の転職では『工事経験』・『資格』・『職歴』の3つが明確になっていると、転職準備としては問題無しだよ!
転職の準備については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
現場監督が実績作るためのポイント
現場監督の場合、自身の実績を作るには施工管理技士の資格を取得して、現場代理人もしくは監理(主任)技術者として工事を経験する必要があります。
つまり、施工管理技士の資格を取らないと実績作りのスタートにも立てないんです!
施工管理技士の資格を早く取得して、工事を経験して実績を作る=キャリアアップするのが理想だね!
建設業の官庁工事では、施工管理技士などの国家資格を持っていないと、現場代理人・監理(主任)技術者といった工事責任者に就くことができません。
施工管理の職業は基本的に経験を重視されるため、工事請負金額とマネージメント規模が大きくなるほどキャリアが上がります。
キャリアをしっかりと築いて行けば、転職が難しいと思われる50代になっても、大手企業から中小企業のマネジメントポジションへ、また中小企業から大手企業で採用されるというケースも。
(JACリクルートメント:2022年の施工管理職の転職事情)
つまり、施工管理技士の資格を取得しないと、キャリアとなる実績を作ることも出来ません!
なので、20代のうちは建設業界での『実績作り』のスタートとなる、施工管理技士の資格取得を優先するのがおすすめ!
そうすれば、30代以降は工事の責任者として、どんどん実績作りが出来る。
20代~30代前半で転職する場合は、施工管理技士の資格を持っていなくても転職はしやすいし、転職後に取得すれば良い!
30代~40代の転職では施工管理技士の資格の保有が条件となることもあり、キャリアアップのためには取得が必須となります。
50代~60代の転職では、役職定年となり年収が下がったため転職し、転職後は再度役付となって年収が上がるというケースもあります。
施工管理技士の資格取得は簡単じゃないからサポートを受けるのもおすすめ
1級土木施工管理技士の場合、過去5年間の平均合格率は一次検定59.6%、二次検定35.5%と、二次検定は約3人に2人が不合格という結果です。
【1級土木施工管理技士:一次検定】
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2017年度 | 34,629人 | 22,930人 | 66.2% |
2018年度 | 28,512人 | 16,117人 | 56.5% |
2019年度 | 33,036人 | 18,076人 | 54.7% |
2020年度 | 29,745人 | 17,885人 | 60.1% |
2021年度 | 37,726人 | 22,851人 | 60.6% |
【1級土木施工管理技士:二次検定】
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2017年度 | 31,414人 | 9,424人 | 30.0% |
2018年度 | 27,581人 | 9,521人 | 34.5% |
2019年度 | 24,688人 | 11,190人 | 45.3% |
2020年度 | 24,204人 | 7,499人 | 31.1% |
2021年度 | 26,558人 | 9,732人 | 36.6% |
技術検定制度の改正(令和3年4月1日施行)より、経験記述試験の評価方法や合格基準配点から試験内容まで、試験事情は大きく変化しています。
合格率の低い二次検定の経験記述は、対策無しに合格は難しいでしょう。
そこで、『作文作成代行』という、プロがあなたのプロがあなたの実務経験にあわせて代わりに作文を作成してくれるサービスがあります。
当サイト「ゲンプラ」で徹底調査したので、ぜひ目を通してみてね!
転職活動の内容
転職活動の内容は主に以下の3つです。
- 会社選び
- 書類選考・面接
- 転職エージェント
転職活動は面倒くさいけれど、多くの工事関係者と関わる現場監督にとってハードルは低め
転職活動って、退職よりもエネルギーを使います。
だって、失敗したくないですもんね!
僕も転職を経験していますが、できることならもう転職はしたくないです。
いざ、転職するとなるとその過程で転職エージェントの担当者、転職先の偉い人といった人たちと話をすることになる。
でも、現場監督をやっていたら、発注者・協力会社・材料メーカー・近隣住民…など、数えきれないほど、色んな人を関わりを持つことになりますよね。
発注者には設計変更を通してもらえるように、わかりやすく説明性のある協議資料を作ってプレゼン。
近隣住民には、気を悪くしないよう言葉を選び、専門用語を使わずに話す。
どうですか?
現場監督をやっていると、説明性のあるプレゼン力やコミュニケーション能力は、「自分としてはまだまだ」って思うかもしれませんが、そこそこスキルはある方だ!
って思いませんか?
あなた自身の能力は、あなた自身が一番よくわかっているはず。
今、不満がある現状を変えたいと思っていても、あなたが自分で動かないと何も変われません。
面倒な転職活動も、転職エージェントを利用することで担当者が二人三脚で転職までのゴールを一緒に歩んでくれます。
現場監督って、とにかく時間が無いからめちゃくちゃ助かるよ!
転職エージェンとは違って、転職サイトだったらあなた自身に合いそうな求人を、あなた自身で探すことになります。
転職サイトで普通に求人を眺めていたら、それだけで1日が終わるような膨大な数の求人を、自分で探すのは大変だし、時間がもったいないです。
だから当サイトでは、現場監督が転職活動するなら転職エージェントをおすすめしています。
転職エージェントの担当者はあなたの『味方』ですから、わからないことは聞けばいいし、相手は転職のプロですから何でも教えてくれます。
味方にしない手はありませんよ。
自分では聞きにくい、身近な同業他社の給与水準なども、僕は転職エージェントに聞いています。
他の会社の給与水準とか、転職エージェントは知ってるの?
転職エージェント登録内容に年収は必須事項になっているからね!
今の現状を変えて、現場監督と家庭の両立を目指したいと思っているならば、重い腰を上げて転職エージェントに相談してみましょう。
ぶっちゃけて言うと、複数の転職エージェントに登録している僕も、今は「転職したい!」と思って転職エージェントに登録しているわけじゃありません。
僕が転職エージェントに登録する一番の目的は、『今の会社より良い待遇で働けるところがないかを知るため』です。
転職エージェントに登録したら、『非公開求人』という、普通なら知ることは出来ない好待遇な求人も紹介してくれます。
非公開求人は、登録している人にしか紹介してくれないので、事前に登録しておいて非公開求人案件が来たら転職エージェントに教えてもらうということが出来ます。
転職活動のゴールがわからなかったら3択で選ぶ
転職活動を始めた方がいいのはわかったけど、何をもって転職活動のゴールになるのか、よくわからないよ…
大事なのは『自分の本心を知る』ことだよ!
望みがたくさんあって、どれを優先したらいいかモヤモヤしている。
本当にやりたいことが、何なのかわからない。
そもそも、自分の本当の気持ちがわからなくて、自分にとっての悩みが何なのかわからない。
『悩み』って難しいですよね。
言葉にできるならいいけれど、自分の悩みって何なんだろう?
今後はどうなっていればいいんだろう?
転職活動であなた自身のゴールがわからないときは、以下の3つから選んでください。
- 年収を上げる
- やりたいことをやる
- ワークライフバランスを優先する
年収をどこまで上げたいか?ワークライフバランスのライフの割合はどれくらいか?
など、グラデーションはありますが、あらゆる転職の選択肢はこの3つに集約できると思います。
そして、この優先順位はあなたのライフスタイルによっても変化します。
僕の場合、独身の頃は第1優先が『やりたいことをやる』で、第2優先が『年収を上げる』だったよ!
どんなときに優先順位が変わったの?
結婚して、子供が出来たときだね!第1優先が『ワークライフバランスを優先する』に変わったよ!
「3つとも大事で、なかなか選べない」
あるいは「2つの間で葛藤する」
という場合にどうすればいいかというと、
人の本音は、逆接の接続詞のすぐ『あと』に隠れています。
つまり、「でも」や「だけど」という言葉のあとに出てくるのが、あなたの本音です。
①『年収を上げる』が本音の例
年収を最優先にしたい人の本音は、以下のような例です。
- 「この仕事はずっと夢に見ていたけど、年収がな~…」
と悩むなら、心の底ではやりがいよりも年収が優先事項と思っているはずです。
②『趣味や自分時間が大事』が本音の例
やりたいことをやる、を最優先にしたい人の本音は、以下のような例です。
- 「たくさん仕事して稼ぎたいけど、趣味の釣りも週に1回は必ず行きたいからな~…」
と悩むなら、心の底では自分のやりたいことが優先事項と思っているはずです。
③『ワークライフバランス』が本音の例
ワークライフバランスを最優先にしたい人の本音は、以下のような例です。
- 「この仕事はやりがいもあるしチャレンジしてみたい。でも子供がまだ小さくて手がかかるんだよな…」
と思ったとします。
『でも』のあとが本音なので、この場合の優先事項は『仕事 < 子供』です。
本心では、やりがいよりもワークライフバランスを優先したいと思っているはずです。
転職活動は定期的にやった方が良い理由
景気と同じように、転職市場にも波があります。
いい波がいつ来るかは未知数で、転職市場の波と、自分の時間軸が合うかどうかはわかりません。
「自己分析をして自分に合った会社選びをしよう」などとよくいわれますが、ぶっちゃけていうと、半分ホント、半分ウソだと僕は思います。
もちろん、自分の強みに合わせた適職を探すに越したことはない。
けれども、転職市場では「タイミング」や「波に乗る」ことのほうが重要です。
いくら入りたい会社があって、自分に合っていたとしても、その会社が中途採用の募集をしていなければ、応募さえできないのです。
採用されるかどうかは「企業が求める能力」と「個人の能力」の関係性で決まります。
この2つのグラフが近づくタイミングを狙って応募し、内定を手にするのがベスト。
だからこそ、自分のペースで一時的に転職活動をするのではなく、常にチャンスをうかがう姿勢が大事になってきます。
「波に乗る」ためには、「波が来たぞ!」と知ってから慌てても遅い。
準備を万端にして「波を待つ」態勢ができていなければならないのです。
まとめ
本記事では、建設業界で施工管理を行う現場監督が、今は転職するつもりが無くても転職活動は始めるべき理由について解説しました。
現場監督って、すぐに仕事が溜まっていきますよね。
しかもパワハラを受けたり、嫌がらせのせいで仕事に手戻りがあったり、問題をどうすれば解決できるのか悩みごとができてしまったとき。
それに、仕事量に対して自分の望む給与に見合っていないと感じながら働き続けること…。
睡眠時間を削ってまで残業して、休日も出勤して…大切な家族と過ごすことも出来ない…。
今の仕事に後悔や先の見えない不安を感じながら毎日働くって大変だし、なぜこの会社で働こうと思ったのか、ため息もつきたくなりますよね…。
現場監督が家族との時間を確保するためにやるべき行動は、以下の3つです。
- 1級の施工管理技士資格を保有する
- 転職活動を始める
- 将来のビジョンを持つ
あなた自身の能力は、あなた自身が一番よくわかっているはず。
今、不満がある現状を変えたいと思っていても、あなたが自分で動かないと何も変われません。
面倒な転職活動も、転職エージェントを利用することで担当者が二人三脚で転職までのゴールを一緒に歩んでくれます。
転職エージェントの担当者はあなたの『味方』ですから、わからないことは聞けばいいし、相手は転職のプロですから何でも教えてくれます。
味方にしない手はありませんよ。
自分では聞きにくい、身近な同業他社の給与水準なども、僕は転職エージェントに聞いています。
転職活動であなた自身のゴールがわからないときは、以下の3つから選んでください。
- 年収を上げる
- やりたいことをやる
- ワークライフバランスを優先する
けれども、転職市場では「タイミング」や「波に乗る」ことのほうが重要です。
いくら入りたい会社があって、自分に合っていたとしても、その会社が中途採用の募集をしていなければ、応募さえできないのです。
採用されるかどうかは「企業が求める能力」と「個人の能力」の関係性で決まります。
コメント