
冬のコンクリート工事なんだけど、日平均気温が4℃以下だから寒中コンクリートなんだ。給熱養生は練炭でやるんだけど、どんなことに気を付ければいいかな?
こんな疑問に答えます。
建設現場では、冬期のコンクリート打設後に給熱養生が必要ですね。
給熱養生方法の1つとして使用される練炭コンロですが、火を使用することになるため、現場では取扱いに注意が必要です。
では、練炭コンロを使用するうえで具体的に、どんなことに注意すればいいのか。
本記事では、練炭コンロを建設現場で安全に使用するための方法について解説します。

給熱養生するための仮囲いが大きい場合はジェットファーネスを使うことが多いので、国交省のような規模の大きい工事での練炭の使用頻度は少なめ。だからこそ、練炭の安全な使用方法を知っておこうね。
コンクリート工事の施工管理に必要な知識をしっかり勉強する、仕事を手抜きしないあなたに知っておいて欲しい現場監督という職業の闇(クリックで開きます)
あなたは、ある日突然今の会社に居られなくなったとか、家庭環境が変わって今の仕事を辞めないといけない状況になったら、どうしますか?

今の会社でやっていけてるから、そんなネガティブなことなんか考えてないよ。

忙しかったら悩んでるヒマもない!ってこともありますよね。

まぁ現場でトラブルが起きたり、検査前の残業とか立場上の責任の重さで、施工管理って大変なことも事実だけどね。
現場監督って施工管理の業務が多くて、定時を過ぎてから事務所で書類仕事を始めたり、現場の段取りや原価管理など、考えること・悩むことが多くて大変ですよね。

僕も経験年数で15年以上、土木の現場監督をやっています。施工管理は定時で帰ることは基本的にできないし、書類作成や工事関係者との対応と、やることが多いですよね。

ちなみに僕は、担当する工事現場での事故がきっかけで、上司から罵声や嫌がらせを受けた経験があります…。
工事現場での事故の影響は私生活にもおよび、メンタルを病んで離婚の危機を迎えてしまう最悪な人生に転落…。
休日出勤は当たり前、そして平日も夜遅くまで仕事を頑張っていたのに、「なんでこんな酷い目にあわないといけないんだ…」と、生きるのがつらいと思うほどの日々を過ごしてきたんです。

事故を起こしたのは下請業者ですが、責任は元請。だから現場の所長だった僕が全部悪いという状況になったんです…。
色々ありましたが、今では事故があって最悪な状況だった頃と比べて年収を100万円アップすることに成功。
時間にも余裕ができた結果、このブログを始めたり、休日は家族と一緒に過ごす時間ができました。

もちろん今も建設会社で土木の現場監督をやっていて、主に国交省の公共工事(官庁工事)を担当していますよ。

2年で年収100万円アップとかウソっぽいし、現場監督がブログとかやってる時間、無いと思うんだけど?
そう思いますよね。
まずブログに関しては、このブログ『ゲンプラ 現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援』を土木の現場監督である僕(ランメイシ)が運営しています。
年収100万円アップについては、写真をお見せしますね。


令和2年に、どん底の人生から転機が訪れました。
とは言え、建設業は企業規模による年収の格差が大きい業界です。
ゼネコンでも、中小企業と大企業とでは平均年収に大きな差があるのも事実。
年収が400万円から500万円台になったところで、「現場監督で年収500万は大したことないよ」って思うかもしれません。
でも、たった2年で年収100万円アップできたことには、大きな意義があると思っています。

普通に現場監督として働いてても、たった2年で100万円も年収は増えないよね…。
現場監督を続けてきて、以下のような悩みを感じたことはありませんか?
- 年々、責任は増えるのに給料は増えない
- 現場の最盛期や検査前は夜遅くまで残業するのが当たり前で、これが定年まで続くと思うとウンザリする
- いつも残業、休日出勤で家族とすごしたり、趣味の時間が確保できない
- 家庭を持っていると、労働条件に不満はあっても生活の安定のために、我慢して働くしかない
- 勤務時間が長く、休みも少ないから、家事・育児で妻に負担をかけている
- 仕事で疲れが溜まり、休日は外出する気力が無くほとんど家で過ごしている
- 人間関係がしんどい
- ゲリラ豪雨や線状降水帯のせいで、夜中でも緊急対応で現場に行かないといけない
年間通して忙しいワケじゃないけど、「やってられない」って思うこと、たまにはありますよね。
現実的に考えて、異業種に転職したら年収が下がるのは、ほぼ確実。
だからといって、今の会社で年収が100万・200万と増える未来は期待できないし、仕事が減るなんてありえない…。
でも、もし「収入アップ」と「時間の余裕」が実現できたら?

年収100万円アップと時間の余裕によって得られたもの。僕の場合、こんなに嬉しいことがありました。
- 家族や友人など、大切な人と一緒に過ごす時間ができる
- 自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる
- 趣味に使うお金も増やすことができる
- 自分の心に余裕ができる

こんなことが実現出来たら嬉しいけど、周りの人も転職とか考えてるのかな…転職活動なんてやってないんじゃないの?

みんな言わないだけで実は転職活動してるって人、結構いるんですよ!
当ブログではクラウドワークス及びSNSで現場監督100人にアンケート調査を行ったので、結果をお伝えします。(調査期間:2023年1月~5月)
100人のうち72人と、現場監督の7割が転職活動をしているという結果になりました。

2人に1人は転職している時代ですから、実はみんな転職のことを考えているという、この結果は妥当と言えます。
「あの時、行動しておけば良かった…」という後悔はしたくないですよね。
次のアンケート結果です。
「転職活動していることを仕事関係者には言っていない」と回答した人の中で、より詳しく教えてくれた方からは、
「転職活動してることが会社にバレたら裏切者扱いされたり、わざと大変な仕事を任されそうだから」
「昇給や昇進に影響が出たら困るから」
とも答えてくれました。

辞めようとしている社員に良い待遇なんか、するわけ無いですよね。仕事関係者に自分が転職活動してることは言わないのが無難でしょう。

みんな黙ってるだけで、みんな先のことを考えて転職は視野に入れてるんだね。
あなたが知らないだけで、もっと良い条件で働ける会社があるかもしれません。
今の会社で特に不満が無かったとしても、実は市場価値よりかなり安月給で働かされているとしたら?
本当に会社があなたを大事にしたいなら、「もっと給料を増やしてほしい」など、条件の交渉くらい応じてくれるはず。
でも、調べないと今の年収が適正かどうか、わからないですよね?
行動が遅れるほど、生涯年収に差が広がります。
dodaが公表している2022年12月の求人に関するデータの通り、「建設・不動産」業界は求人倍率が4.33倍。
求人倍率 | 前月差 | 前年 同月差 | 求人数 前月比 | 転職希望者数 前月比 | |
---|---|---|---|---|---|
建設・不動産 | 4.33 | ↑0.49 | ↑0.52 | 102 | 90.4% |
つまり、転職希望者1人につき4件以上の求人があり、募集する企業側も給料など条件を競合よりも良くして、人材を確保しようとしています。
何が言いたいかというと、今の会社より良い条件で働ける企業を探すには、今が一番良い状況なんです。
今の会社より、年収が上がる会社・休みが多い会社・福利厚生が充実した会社。
そんな良い会社があったら、今の会社で働き続けるのは損ですよね。
例えば下の図のようにAさんとBさん、2人が同じ年収400万円からスタートして、毎年10万円ずつ昇給したとします。
2人とも毎年10万円ずつ年収が増えていきますが、Bさんは5年目に転職して年収100万円アップに成功しました。
その後もお互い毎年10万円ずつ昇給して10年が経つと、なんと2人の合計で稼いだ額に540万円も差がついています!


1年分の年収差がついてる!
手元に残るのは手取り年収なので実際の金額差は少なくなりますが、こんなに差がつくんです。

確かに…「ウチの会社、全然給料増えないわ~やってらんね~」とか言ってる暇があったら、何かしないとって思うね。
もっと年収を上げたい、もっと休日を増やしたい。
自分の生活を良くしたいなら、自分で行動するしかありません。

でも、逆に年収が下がったり待遇が悪くなる可能性もあるでしょ?
それなら、今の会社で働き続ければ良い!という判断ができますよね。

転職活動は「後出しジャンケン」です。
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家族や友人など、大切な人と一緒に過ごす時間ができる!
自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる!!
趣味に使うお金も増やすことができる!
自分の心に余裕ができる!

当サイト『ゲンプラ』の運営者:ランメイシ
現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営しています。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!
保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事

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現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営しています。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!
保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事
寒中コンクリートとは

土木学会「コンクリート標準示方書(施工編)」には、寒中コンクリートについて以下の通り記載されています。
- 日平均気温が4℃以下になることが予想されるときは、寒中コンクリートとしての施工を行わなければならない。
- 寒中コンクリートの施工にあたっては、コンクリートが凍結しないように、また、寒冷下においても所要の品質が得られるように、材料、配合、練混ぜ、運搬、打込み、養生、枠および支保エ等について、適切な処置をとらなければならない。
日平均気温が4℃以下になることが予想されるときは、寒中コンクリートとしての施工を行わなければならない
日平均気温が4℃以下になるような気象条件では、凝結および硬化反応が著しく遅延して、夜間、早朝ばかりでなく、日中でもコンクリートが凍結するおそれがあるので、寒中コンクリートとしての考慮が必要となります。
硬化前のコンクリートは氷点下にさらされると、容易に凍結・膨張し、初期凍害を受けます。
初期凍害を受けたコンクリートは、その後適切な養生を行っても想定した強度が得られず、劣化に対する抵抗性、水密性等が著しく劣ったものとなります。

生コンクリートが固まる前に凍ってしまうと、そのコンクリートは強度が出ないから、品質が確保できないことになるね。
コンクリートが凍結しないまでも5℃程度以下の低温にさらされると、凝結および硬化反応が相当に遅延するため、早期に施工荷重を受ける構造物では、ひび割れや残留変形等が生じやすいという問題も。
また、コンクリートの露出部やメタルフォームの型枠面に直接風が当たるとコンクリートの温度がさらに低下するので注意が必要です。
コンクリートの凍結温度は、水セメント比、混和材料の種類およびその量によって若干異なりますが、およそ-2.0~-0.5℃といわれています。
気温の統計によれば、北海道、東北ばかりでなく、 四国、九州を含む全国の多くの地域でコンクリートが凍結する可能性があることに注意する必要があります。
寒中コンクリートの施工にあたっては、コンクリートが凍結しないように、また、寒冷下においても所要の品質が得られるように、材料、配合、練混ぜ、運搬、打込み、養生、枠および支保エ等について、適切な処置をとらなければならない
寒中コンクリートの施工に際して重要なことは、コンクリートを凍結させないこと。
また、寒冷下においても所要の品質が損なわれることがないように対処することがポイントで、特に重要なことは以下の通りです。
- 凝結硬化の初期に凍結させない
- 養生終了後、想定される凍結融解作用に対して十分な抵抗性をもたせる
- 工事中の各段階で予想される荷重に対して十分な強度をもたせる
コンクリート給熱養生における練炭コンロ使用時の注意点

建設現場で、冬期におけるコンクリート打設後の給熱養生方法の1つとして使用される練炭コンロ。
その際に一酸化炭素が発生し、通風不十分な場所では作業者が一酸化炭素ガスによって中毒となる例が多いのです。
コンクリートが固まるとき、冬期では水分が氷結するのを防止するため、コンクリート打設した場所の温度を氷結しないように暖めなければいけせん。
そのため、練炭をコンロで燃やすことによって温度を上げて、コンクリート打設時の水分が氷らないようにしています。
一酸化炭素中毒は、例年相当数の発生をみており、平成22年までの10年間で休業4日以上424件、うち死亡が39件となっています。
これについて、厚生労働省では平成10年6月1日付け基発第329号により「建設業における一酸化炭素中毒予防のためのガイドラインの策定について」を示しています。
それによると、一酸化炭素中毒の予防については、安衛則の衛生基準等が規定されています。
日々の作業上の状況が変化するなどの建設業の特徴を踏まえた対策として、このガイドラインが策定されました。
建設業における一酸化炭素中毒予防のためのガイドラインの策定についての趣旨

本ガイドラインは、建設業において自然換気が不十分な作業場所における、内燃機関を有する機械の使用又はコンクリート養生作業等の業務に従事する作業者の一酸化炭素中毒を予防するため、事業者及び元方事業者が安衛法関係法令に基づき講ずべき措置に加え、作業管理、作業環境管理等について留意すべき事項を示したものです。
労働衛生管理体制

① 作業責任者の選任等
一酸化炭素が発生することにより作業者の健康障害が発生するおそれのある内燃機関を有する機械の使用作業及び、練炭の使用にかかわる作業等(以下「CO作業」という)を行わせるにあたって、一酸化炭素中毒に関する知識を有する者の中から作業責任者を選任し、次の事項を行わせます。
次の事項を取り込んだ作業手順書を作成し、これに基づき業務に従事する作業者を指揮することが重要です。
- 作業手順書の作成者
- 作業を行う日時
- 作業内容
- 作業場所
- 作業者の数
- 使用する一酸化炭素発生機材など
- 換気の方法及び使用する換気設備
- 使用する呼吸用保護具
- 酸化炭素の濃度及び酸素濃度の測定機材の種類 測定方法及び測定時期
- 一酸化炭素のガス検知警報装置
- 練炭使用の場合その保管方法
- 内燃機関使用の場合その保守点検
- 作業の手順
- 緊急時の対応
- 関係箇所に作業関係者以外の者が立ち入ることを禁止し、その旨を見やすい箇所に表示すること
- 作業者が呼吸用保護具を適切に使用しているか確認すること
- 元方事業者は関係請負人に対する労働衛生指導を適切に行うこと
② 元方事業者による管理
関係請負人から作成された作業手順書を提出させるとともに、事前に通知させることは以下の通りです。
- 労働衛生を担当する者の指名
- 作業責任者の指名及び作業現場の巡視計画
- 作業者の一酸化炭素中毒にかかわる労働衛生教育の受溝の有無
- 作業工程ごとの作業開始及び終了予定日時
- 作業責任者が①~④の事項を適切に履行しているか確認するとともに、作業手順書の作成を指導する等、その履行を積極的に支援すること
- 作業場所の巡視を行うこと
- 作業手順書等により、作業の方法等が不適切であると判断した場合には、これを改善するよう指導すること
- 関係請負人の間における連絡調整を行うこと
- 一酸化炭素発生による中毒の恐れがある場合には立入禁止の措置を行うこと
作業管理

自然換気が不十分な場所では、内燃機関を使用する機械及びコンロ等を使用してはいけません。
ただし作業の性質上やむをえず使用する場合は、一酸化炭素中毒の予防のため、換気に加え次の事項を実施することが重要です。
① 作業開始前の管理
作業前の管理としてのポイントは以下の通りです。
- 一酸化炭素の発生の少ない機材を選択すること
- 使用する機材や警報装置を点検すること
- 呼吸用保護具が作業者の人数分以上あることを確認すること
- 呼吸用保護具の破損がないか、また、呼吸用保護具が清潔に保持されているかを確認すること
- 一酸化炭素の有害性を関係者に周知徹底すること
- 関係箇所に作業者が立ち入る作業を再開する場合は、必ず一酸化炭素 濃度等を測定し、一酸化炭素濃度の上昇等が確認された場合には、換気を行うこと
② 作業中の管理
作業中の管理としてのポイントは以下の通りです。
- 一酸化炭素中毒を予防するため換気を行うこと
- 作業者が作業を行っている間、継続的に、一酸化炭素の気中濃度を測定すること
- 作業者に適切な呼吸用保護具を必要に応じ使用させること
- 作業手順書に従って作業を行わせること
③ 作業終了後の管理
作業終了後の管理としてのポイントは以下の通りです。
- 使用済みの防毒マスクの一酸化炭素吸収缶は、速やかに破棄しておくこと
- 呼吸用保護具は、作業終了後清潔に保持しておくこと
④ 異常時の措置
一酸化炭素濃度が上昇し、警報装置が作動している等作業者に一酸化炭素中毒を発生させるおそれがある場合に対処する措置は以下の通りです。
- 速やかに作業に従事する作業者及び作業場所付近の作業者を安全な場所へ退させること。
- その場所に再び作業者を入らせる際は、十分換気し一酸化炭素濃度及び酸素濃度を確認したうえ、作業者に適切な呼吸用保護具を着用させること
- 特に、防毒マスクによる場合には吸収缶を交換して使用すること
- その作業場所での作業再開は、一酸化炭素濃度等の異常等の原因を調査し、換気の方法、作業方法等で問題のあったことについて必要な改善を行い、安全を確認した後とすること
作業環境管理

作業者が一酸化炭素にばく露されるおそれがある場合には、次に掲げる事項に適合する換気を必ず行うこと。
- 自然換気を行う場合は、十分に換気が行われたことを確認すること
- 換気は均一に行われたことを確認すること。
- CO作業の開始前に換気の効果を一酸化炭素ガス濃度計で確認すること
- ファンは適切に管理し、吹出し口若しくは吸込み口の量の実測により風量を使用前に確認すること
- 換気により作業の実施に支障が生じる場合には、一酸化炭素発生機材の代替、作業方法の改善及び適切な時吸用保護具の使用等を行うこと
- 機械換気装置の性能を確保すること
- 機械換気においては排気式が望ましいが、送気式及び排気式の一方を使用する場合には、その作業状況に応じて有効な換気が確保できる方 式を用いること
- 機械換気をするときは、能力に余裕のあるファンを選択するとともに、圧力損失も考慮すること
警報装置

警報装置の内容は以下の通りです。
- 機械及び設置場所の選定に際しては、ガスの検知目的、検知場所等の作業環境条件等を考慮すること
- 警報を発していることを作業中の作業者に速やかに知らせることができるものを選択すること
- 複数の作業場所で作業が行われている場合には、それぞれの作業場所に設置すること
- 検知場所の環境条件にあわせ、必要に応じて、フィルタ、防滴カバー等を装着すること
- 使用前に作動確認をすること
- 使用時の強い振動や衝撃等を避けること
- 急激な環境条件の変動を避け、作業前にゼロ調整は必ず行うこと
- 適切な保管をし、日常点検及び定期点検整備を行うこと
呼吸用保護具

作業者に対して、このガイドラインの内容を踏まえた呼吸用保護具の内容は以下の通りです。
- 適切な呼吸用保護具を使用すること
- 作業環境中の一酸化炭素濃度及び酸素濃度等を考慮し、適切なものを使用すること
- 呼吸用保護具の使用にあたっては、フィットテストの実施等適正な着用を行わせること
健康管理

作業者に対して、このガイドラインの内容を踏まえた健康管理の実施内容は以下の通りです。
- 雇い入れ時及び定期の健康診断を実施すること
- 健康診断の結果に基づき、適切な健康診断実施後の措置を講じること
労働衛生教育

作業者に対して、このガイドラインの内容を踏まえた教育の実施内容は以下の通りです。
- 雇い入れ時等の教育
- 日常の教育
- 緊急時の訓練
- 作業場の一酸化炭素濃度が急激に上昇する等の緊急時に備え、避難や連絡体制等の訓練
一酸化炭素中毒災害防止に関する資料・ウェブサイト・リーフレット

建設現場に関連した一酸化炭素中毒災害防止に関する資料・ウェブサイト・リーフレットをまとめました。
安全教育資料としても活用できるので、ぜひ参考にしてくださいね。
中央労働災害防止協会 – 建設業における一酸化炭素中毒予防のためのガイドラインの策定について
東京労働局 – 建設現場における一酸化炭素中毒災害防止について
建設業労働災害防止協会 – 建設業における一酸化炭素中毒予防のためのガイドラインのポイント
建設安全研究会 – 一酸化炭素中毒 ココが危ない エンジン式機械の正しい使い方
厚生労働省 – 建設現場における一酸化炭素中毒を防ごう!(YOUTUBE)

あなたが最悪な出来事を経験せずに済むために、僕が現場監督として体験した最悪な経験も、ぜひ参考にしてくださいね。
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