現場監督って他の職業と比べて給料は多いの?担当した工事で利益が多かったら、決算ボーナスとかあるの?
こんな疑問に答えます。
建設会社でも、中小企業と大企業とでは平均年収に大きな差があるのも事実。
この記事では、建設業の企業規模ごとの平均年収とボーナスについて解説します。
工事に点数が付く土木の公共工事は、工事成績評定しだいで臨時ボーナスが支給される会社もありますが、その金額は?
気になる現場監督の収入事情を、アンケート調査しました!
建設会社の企業規模(資本金)別では、資本金が2,000万円未満の企業と10億円以上の企業で369.9万円の年収差
国税庁の調査結果(建設業における企業規模(資本金)別の平均年収(令和4年度))を基に、建設業の平均年収を企業規模(資本金)と事業所規模(従業員数)で見た場合、以下の表の通りです。
建設会社の事業所規模(従業員数)別では、従業員数が10人未満の企業と5,000人以上の企業で438.5万円の年収差
同じく国税庁の調査結果(建設業における事業所規模(従業員数)別の平均年収(令和4年度))を基に、建設業の平均年収を企業規模(資本金)と事業所規模(従業員数)で見た場合、以下の表の通りです。
事業所規模(従業員数) | 平均年収(万円) |
---|---|
10人未満 | 381.7 |
10人以上 | 467.3 |
30人以上 | 478.9 |
100人以上 | 545.3 |
500人以上 | 629.1 |
1,000人以上 | 744.3 |
5,000人以上 | 820.2 |
要約すると建設業は、
- 企業規模別では、資本金が2,000万円未満の企業と10億円以上の企業で369.9万円の年収差
- 事業所規模別では、従業員数が10人未満の企業と5,000人以上の企業で438.5万円の年収差
数千万の工事より、数億の工事の方が利益が出やすいので、中小企業と大規模工事を受注できる大手とは年収格差はどうしても出ます。
現場監督100人にボーナスに関するアンケート調査。92%が工事成績や利益による臨時ボーナス支給ありと回答。
続いて、工事で成果を上げたときの「ごほうび」についてアンケート調査しました結果です。
当ブログではクラウドワークス及びSNSで現場監督100人に、ボーナスに関するアンケート調査を行いました。(調査期間:2024年1月~6月)
元請として現場を担当していると他社の現場監督と話す機会が多いため、過去に決算ボーナスの話をしたことがきっかけでした。
ウチの会社、80点以上とれたら臨時ボーナス50万円出るんだよ。
現場監督を17年続けて、工事成績しだいでは臨時ボーナスが支給される会社、結構あったんですよ。
結果を残せたからボーナスが出るんだから、現場監督って頑張りがいがありますよね。
次の質問です。
公共工事での好成績や利益によるボーナス支給額は、30万円と答えてくれた人が最も多かったです。
ただし、工事の規模や工事成績評定点によっても変わるという方もいました。
100万円支給は嬉しいですね!
また次の現場も頑張れそうです。
他にも、手当としてこんな事例がありました。
工事受注で有利になるからですね。
他社の年収事情が気になるけど聞きにくいときの解決策
建設会社は、企業規模・事業所規模で年収に大きな格差があります。
働き方改革によって働きやすくなってきたうえ、自分の努力次第でさらに収入を増やせます。
会社によって100万円~支給無しと、ここでも大きな格差があります。
付近の建設会社のボーナス
付近の会社のボーナス事情を調べるのも面白いですね。
現場で仲良くなった他社の現場監督に直接聞くのもいいですが、給料の話はちょっと…ともう場合、転職エージェントから給与事情を確認する方法もあります。
ただし、転職エージェントも担当によっては転職を迫る人、年収が下がる求人を勧める人もいるようなので気をつけてください。
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