【現場監督のための転職活動】年収が下がる転職をおすすめしない3つの理由

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現場監督

転職活動してて内定もらったけど、今より年収が50万円ほど下がるのってどうかな?

こんなお悩みに答えます。

年収の下がる転職は、おすすめしません。今の会社がブラックで、社畜のような生活から抜け出すための転職が目的など例外はあるものの、基本的に年収が下がる転職はおすすめできません。

この記事では、年収の下がる転職をしてはいけない3つの理由を解説します。

目次

年収の下がる転職をしてはいけない3つの理由

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年収の下がる転職をしてはいけない3つの理由

年収が下がる転職をおすすめしない理由は以下の3つです。

年収が下がる転職をおすすめしない理由
  • 自分がリスクを負うことになるから
  • 自分の安売り根性が身に付くから
  • 前職の年収が次の転職に響くから
ランメイシ

「転職で年収が上がる人の割合」のデータも解説するので、ぜひ参考にしてください。

理由①:自分がリスクを負うことになるから

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理由①:自分がリスクを負うことになるから

面接のときに、こんなことを言われるケースがあります。

会社からの「甘い誘惑」
  • 「入社後、成果が良かったらすぐ昇格させますよ」
  • 「最初は前の会社と同程度の年収ですが、今後昇格させますよ」
  • 「あなたは管理職候補なので、入社1~2年でマネジメントをやってもらいます」
ランメイシ

「すぐに昇格させる」とか、「管理職候補」と言われても、口頭で言われただけだと注意です。

入社前の口約束を守らない企業は、当たり前のように存在します。

実際に、厚生労働省「令和2年度転職者実態調査の概況」では、転職後の満足度調査で『不満足』の割合が最も多かったのは『賃金』です。

満足度項目満足どちらでもない不満足不明
仕事内容・職種69.2%21.3%8.7%0.9%
賃金46.6%25.5%27.1%0.7%
労働時間・休日・休暇62.3%20.7%16.3%0.7%
福利厚生53.2%35.2%10.7%0.9%
安全や衛生等の職場環境59.6%28.3%11.3%0.8%
役職34.7%58.8%5.1%1.4%
人間関係59.7%25.3%14.2%0.8%
通勤の便40.4%19.2%11.1%0.7%
会社の規模・知名度53.4%40.9%5.0%0.8%
会社の将来性49.0%37.1%13.2%0.7%
厚生労働省「令和2年度転職者実態調査の概況」より抜粋
現場監督

転職した人の3割弱が、給料に不満があったんだね…。

ランメイシ

転職後の不満No.1が賃金ってことは、給与の話は口約束だけだったとか、裏事情がある可能性があります。

あなたが企業にとって本当に欲しい人材だったら、最初から高年収でオファーを出し、最初からポジションを与えるはずです。

現場監督

なんで会社は最初から高待遇で募集しないの?

ランメイシ

会社側も「失敗したくない」からですね。

会社側の立場になって考えると、こうなります。

社長

会社が違えば社員も違う。社員が変われば現場でパートナーとなる人も変わる。前の会社で成果を上げてたとはいえ、採用後のパフォーマンスは事前には分からない。

社長

100人採用して、100人全員が企業にとって満足のゆく成果を出すのは不可能。一定数「失敗だった」と、判断せざるを得ない採用が生まれる。

そこで、会社は失敗しても軽症で済むよう「できるだけ安く採用する」を狙います。

ブラックの社長

満足な成果がでれば待遇を良くしてやればいいし、成果を出せないなら冷遇する。(そのうち勝手に転職するだろう)

企業には「採用後の選択肢を残して採用したい」という事情があります。

ランメイシ

会社が変わっているのに、すぐに結果を出すなんて難しいですよね…。

転職後すぐに成果を出すのが難しいのは、必要な情報が揃っていないからです。

転職後すぐに成果を上げるために必要な情報
  • 会社の組織はどうなっているか?
  • 職場にはどんな文化が根付いているか?(挑戦的?保守的?)
  • 活躍している重要人物は誰か?

これらを知っても、会社に馴染むまでにはどうしても時間がかかります。

ランメイシ

僕みたいにコミュ障な人間には、新しい会社に馴染むのに時間がかかります…。

すぐに会社に馴染んで成果を出せる人もいますが、そんな人は一握りです。多くの人は、転職先でうまくやっていけるかどうかなんて、確信を持てないです。

未来が不確実なのは当たり前ですが、その不確実な未来(リスク)をどうコントロールするかが問題です。

転職がうまくいかなかった場合のリスクは以下の通り。

転職がうまくいかなかった場合のリスク
  • 企業が負う場合 … 体力が多く、何回失敗しても乗り越えていける
  • あなたが負う場合 … 体力が低く、たった一度の失敗でダメージが大きくなる
ランメイシ

会社とあなたで比べると、会社の方が転職で失敗したときのダメージは小さいから、リスクは会社が負ったほうが良いですね。

企業から本当に欲しがられる人材なら、企業はリスクをとってでも好条件で採用したいはずです。微妙な条件を出してくる時点で、そこまでの熱意がないということです。
あなたに熱意を持てない会社のために、あなたがリスクを背負う必要はありません。

現場監督

条件が微妙だったら、会社にとってその程度の期待度ってことなんだね…。

ランメイシ

「この人に絶対来てほしい」と思うなら、1~2年の給料を出し渋ったり、しないはずですよ。

理由②:自分の「安売り根性」が身につくから

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理由②:自分の「安売り根性」が身につくから

あなたの「労働力」こそが、収益を生み出す最大の資産です。

ランメイシ

自分自身が「最大の資本」です。

あなたの労働力の価値で人生は変わります。土木工事の現場監督の場合、市場価値を高める方法は以下の通りです。

現場監督が市場価値を高める方法
  • 国家資格(施工管理技士など)を取得する
  • 現場代理人または監理技術者(主任技術者)として工事を担当する
  • 公共工事で平均点以上の工事成績評定点を獲得する
  • 公共工事で優良技術者表彰を獲得する
  • 河川・道路・橋梁など、特定の分野で誰よりも詳しい知識を持つ
ランメイシ

「高い工事成績評定を獲得している=発注者満足度が高い」から、建設業界では市場価値が高い人材として評価されますよ。

施工管理技士の資格を持っている。国交省発注工事を何件も担当していることを知った瞬間、態度を変える人も実際にいます。

ランメイシ

僕が20代の頃に経験した民間工事で、「あんた若いけど大丈夫なの?ベテランの人いないの?」と、かなり批判的な施主さん…。

ランメイシ

1級土木施工管理技士の資格を持っていること、国交省で現場代理人も数件担当していることを伝えると、「あんたならバッチリや!ぜひよろしく頼む!」と態度が180度変わったこともあります(笑)

あなた自身に高い価値をつけるか、低い価値をつけるか、自分を安売りして良いことはありません。
現場監督は施工管理技士の資格を持っている人が優遇されます。
1級土木施工管理技士が2人いて1人しか採用しないなら、会社は年収が安い方を採用します。
でも、同じ資格でも公共工事で工事成績評定が高いとか、優良技術者表彰を受賞した経験がある人だったら、会社はその人を採用します。

施工管理技士の資格を持っている人は多くても、他にも資格を持っていたら?例えば、

施工管理技士 × コンクリート技士(または主任技士・診断士)
現場監督にとってコンクリート技士の資格は工事を受注するうえで必要ではないため、取ろうとする人はあまりいません。
しかし、他の人が持っていない資格を持つことで、あなたに希少性が生まれます。

ランメイシ

国交省で優良技術者表彰を受賞すると新聞に載るので、業界では有名人になります。

自分を安く売れば、確かに採用してくれる企業は増えるかもしれません。
でも、「あなた」という商品が1つしかない以上、自分を安く売った場合はいつまでも年収は上がりません。

あなた自身を「高品質・高単価な商品」にして、高く評価してくれる企業に売り込む!

ランメイシ

「今の会社、給料上がらないわ~」とか「やってなれないわ~もう転職しようかな~」って言ってるだけだと、何も変わりませんからね。

不満を言うだけなら簡単なんですよね。今の会社に不満があるから環境を変えたい!とか、明るい未来のために計画的なキャリアプランを考えたい!

実際に行動に移すのは、100人に1人と言われています。

「まずは、やってみる」世の中で成功している人って「行動力」が、ずば抜けて高いです。

結婚や子どもができるなど、プライベートのほうで現場監督が悩むことは、以下の通り。

家庭環境の変化で現場監督が悩むこと
  • 家事・育児のため、残業せずに帰宅したい
  • 家事・育児のため、土日・祝日は仕事ができない
ランメイシ

結婚は本当に生活が大きく変わります。

理由③:前職の年収が次の転職に響くから

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理由③:前職の年収が次の転職に響くから

年収の高い人=優秀な人だと思いませんか?

現場監督

年収が低くても、優秀な人はたくさんいるでしょ?

ランメイシ

年収800万円の人と年収400万円の人、どっちが優秀だと思いますか?

現場監督

…800万円の人かな。

リアルでもSNSでも、年収が高い人=すごい人として見られ、フォロワーが多いです。あなたが会社の経営者の立場で、従業員を雇う立場だと思ってみてください。

年収400万円の人が、「僕は仕事ができるので、年収800万円で採用してください!」と言ったら、その人を信じて雇えますか?

現場監督

採用できないね…。

転職市場では「前職の年収」が、転職先での評価・判断材料になります。

転職活動で求人を探すとき、転職エージェントはあなたの今の年収をふまえた上で、次の求人案件を紹介します。

ランメイシ

僕も転職活動で転職エージェントに相談しましたが、「現職の年収」は必ず聞かれてましたよ。

転職先でうまくいくかどうかなんて誰にも分かりません。今の会社に残るか、転職するか。どちらにしても、リスクはあります。

ランメイシ

一定の年齢から年収が頭打ちになるとか、今の会社に居続けるのが正解とは限らないですよ。

リスクがある中で、あなた自身の価値を高く保ち続けるためには、年収が下がらない転職をすることが大切です!

リスクがある中であなた自身の価値を高く保ち続けるためには、年収が下がらない転職をすることが大切
年収の下がらない転職をしておけば、もしまた転職したくなっても、無駄に不利にならずに済みます。

年収が上がる転職にはメリットがたくさんあります。

年収がアップする転職のメリット
  • 転職後に貯金に回せるお金が増える
  • 仕事に対するモチベーションが上がる
  • また転職したくなっても、次を探しやすくなる

転職による年収事情

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転職による年収事情

年収の下がる転職はしない方が良い理由を話してきましたが、転職で年収が上がる人の割合と、転職で年収が下がる人の割合をご存知でしょうか?

年齢区分ごとに、転職によって年収が「増加」「変わらない」「現象」のどう変化したかを3択でアンケートしたもので、表を見ると、18~44歳までは4割以上の人が転職で年収アップしています。

現場監督

今の会社で頑張って出世するよりも、転職するだけで年収アップのチャンスがあるんだね!

転職活動をやってみた結果、年収が下がりそうなら転職しなければ良いだけなので、転職活動そのものには「チャンスしかない」ことが良く分かります。

転職活動がチャンスしかない理由は以下の通りです。

転職活動がチャンスしかない理由
  • 転職で年収が上がる → 転職すれば良い
  • 転職年収が下がる → 転職をしなければ良い

転職で年収を上げたいなら、とにかく若い方が有利です。少子高齢化社会の今、20代の若い労働力なだけでも希少価値があります。

ランメイシ

「若さ」に価値があると気づいている人は、すでに行動して主体的にキャリアを作っています。

まとめ:満足できるレベルの待遇を『今』勝ち取っておくべき

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まとめ:満足できるレベルの待遇を『今』勝ち取っておくべき

本記事では、年収が下がる転職をおすすめしない理由について解説しました。

その理由は3つです。

年収が下がる転職をおすすめしない理由
  • 自分がリスクを負うことになるから
  • 自分の安売り根性が身に付くから
  • 前職の年収が次の転職に響くから

今いる会社がブラックなら条件以前の問題です。心と体が壊れる前に「戦略的撤退」を選びましょう。

18歳~44歳のうち、40%以上の人が、転職により年収が増えたと答えています。

もし転職で年収50万アップを実現できれば、今後30年で1,500万円を転職しただけで得られます。

ランメイシ

年に50万円だと月に4万2千円ほど。年1回の昇給で月に5,000円も増えるか微妙なのに、転職で月に4万円も収入が増えると、希望が見えてくるよね!

給料が増えれば、良いことがたくさんあります。

年収が上がるメリット
  • 子供の教育費の負担が減る
  • 良い車に乗れる
  • 良い住居に住める
  • 趣味に使うお金を増やせる
  • 美味しい飲食店に行ける
  • 旅行に行ける
  • 貯蓄によって老後の心配がなくなる
現場監督

リスクが無い転職活動をやって年収が上がりそうなら、その段階で転職を考えるって感じにすれば良いんだね!

5度の転職と副業を駆使して年収5,000万円を稼ぐようになった「次世代型サラリーマン」、moto氏の著書「転職と副業の掛け算」は、現在6万部を超えるベストセラーになりました。

 日本企業における「年功序列」の賃金上昇スピードが非常に遅いこと。日本企業の「終身雇用」がアテにならなくなっていること。

ランメイシ

世渡り上手な人達はこの2つをよく理解してて、個人が稼ぐためには「転職」「副業」が非常に有効なことを分かっています。

転職にはリスクが伴いますが、転職活動自体はノーリスクです。

色々と行動してみて、年収が下がりそうなら転職しなければ良い!転職活動をしてみると、

  • 「今の会社は自分のことを評価してくれていたんだ!」
  • 「今の会社に安く買い叩かれている!」

ということがわかります。

それを踏まえて、トータルで稼ぎがアップする戦略を自ら考えてみましょう。転職市場で自分の価値を高めるために、実績を積んだり、戦略を練る。副業などで稼ぐ路線にする。

まずは自分の市場価値を知ることが最も重要です。

自分の市場価値を知らなと企業に搾取されてしまうので、転職活動を始めてみましょう。

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