現場での施工管理

【仕事が多すぎて逃げ出したいと思う方へ】現場監督に必要な問題解決の順序を決めるスキル

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問題解決の順序を決めるスキルについて。

簡単な問題から解決していくことがポイントです。

山登りを始めた人が、いきなりエベレストに挑戦する人はいないし、無茶であることは明らかですよね。

まずは小さくて登山道も整備された山から始めて、徐々に高い山に挑戦しますよね。

問題解決の順序も同じです。

現場で発生する「問題」=「ストレス」多いが、「ストレス」は必要なもの

現場で発生する問題は5つ、6つ、7つと、場合によっては追い打ちをかけるように次々と起きることがあります。

問題が重なって、どれから手を付けたらいいのかわからない。

となってしまった経験も多くいと思います。

こんな状況が多いからこそ、現場監督は

「やることが多すぎて、もう無理だ…こんな仕事嫌だ…」

という気持ちになること、ありますよね。

そうなってしまう前に問題を解決しておく必要があります。

あなた自身の心にプレッシャーとして重たくのしかかり、ノイローゼになりそうな悩みをそのままにしていると、本当に病気になりかねません。

「悩み」=「ストレス」となり、悩みの数に比例してストレスも増大して仕事が嫌になると思います。

でも、ストレスは0にしてしまってはダメなものなんです。

なぜかというと、ストレスの原因となる「悩み」・「プレッシャー」・「苦労」を無くしてしまうと、問題を乗り越えた先の「達成感」や「成長」も無くなってしまうからです。

問題や悩みを乗り越える方法

悩んでいることを、紙かあるいはスマホのメモ帳などに書き出してみてください。

とにかく、頭の中で考えている状態から一旦、書き出して悩みを「可視化」します。

ちなみに悩みの書き方で大事なことは、誰かに悩みを相談するように悩みを書くということです。

例えば、

「上司の〇〇に怒られてムカつく」

という書き方ではなく、

「上司の〇〇にお前は説明が下手で何が言いたいのかわからんって怒られるんだけど、どうすればいい?」

という書き方にしてください。

書き出したら、今度はその解決法をインターネットで検索します。

例えば、

「説明 下手 解決」

「説明 上手に」

検索の結果、結論から話して、その後に理由、という順序で話すといった解決法が出てきます。

そして、その解決法(結論から話す)を実践します。

模範例を実践しているのですから、上司からの反応や評価は変わるはず。

例外として、それでも明らかに理不尽な怒られ方をする場合。

そういう場合は、あなた自身の将来やスキルアップのことも考えて、他社への転職を考えるべきです。

尊敬できる、良い上司の存在があれば、毎日が本当に勉強になるし、仕事への取り組み方も変わっていきます。

悩みを抱えたまま放置しないことが大切です。

問題は難しいものより簡単なものから解決していく

現場に複数の問題がある時に、解決する順番はどうするのか。

簡単ですぐに解決できるものから順に手を付けていきます。

RPGゲームなどで、ゲームが始まっていきなりラスボスと戦うことは普通、無いですよね。

弱い雑魚敵と戦ってレベルを上げながら進んでいく。

これは仕事においても同じで、すぐに片付きそうな仕事から手を付けるのがポイントです。

意外と、簡単な問題を1つ解決したら、もう1つ解決できたということもあります。

それに、簡単な問題から順番にやることで、大きな問題と思っていたことが中程度の問題に変化することもあります。

簡単にできることから行うと優先順位をつけることで、時間がかからずに早く解決できることから、あなた自身の心の安定につながります。

同じ問題を次回からはあっさり解決するために、シーン別のとりまとめ方法

規模の大きな工事になるほど、書類などの工事に関するデータは膨大になります。

パソコン内を日頃から整理整頓し、どこのフォルダに何のデータ入れているのか把握できれば良いですが、ほぼ不可能です。

発注者との打合せのためにと、様々なデータファイルを作成して、その場しのぎで適当なフォルダに保存。

数か月後、次の工事の頃には

「あれ?あのデータどこに保存したっけ?」

「今から作る協議書、前の工事で作ったやつほぼ使いまわしできるのに、データが見つからない…」

「Ctrl」+「F」で検索しようにも、ファイル名がわからない…」

ほぼ確実に、このような状況になります。

作ったことがある資料だから、新しく作ることは避けたい。

でも何十分もデータを探す時間がもったいない…。

こんなことを防ぐために、対策を紹介します。

STEP1:必ずファイル名に何のために作ったデータなのか書いておく

まず1つめは、必ずファイル名に「何のために」作ったデータなのか書いておくことです。

例えば、工事打合せ簿の協議書として作った資料のデータなら、

【協議】出来形・写真管理基準について.xlsx

もちろん、ファイル名がわかっていれば【協議】など不要です。

でも、特に忙しい時はその場しのぎでファイルのタイトルを付けて保存しがちになるので、これだけでも書いておきましょう。

適当に付けたファイル名は、半年後、1年後には忘れます。

協議書として作ったデータなら「Ctrl」+「F」で協議と入力して検索すれば、一覧でズラッと表示されるので、数年前のデータでも見つけやすいですよ。

STEP2:書類のデータは過去工事のデータも全て所持しておく

常に探したいデータがその場で探し出せる状況にしておく、ということです。

パソコン単体では保蔵できる容量に限りがあるので、外付けのHDDやSSD併用がおすすめです。

STEP1で紹介したデータの保管方法と組み合わせることで、複数の工事のデータからまとめて探し出すことができます。

「そもそも、このフォルダに探しているデータが無かった」

という事態を防ぐことができます。

STEP3:現場ではとにかく写真を撮っておく

保存しておくべきなのは、写真もです。

現場で過去にあった事例と同じ問題が発生した。

過去工事のときは、現場でどう対処したか、写真を見てみようとしたのに、その写真が無い…。

これも、急いで問題解決のために取り組んだあまり、写真を撮る暇が無かったり、撮っている場合ではなかったというパターンです。

僕が現場監督を15年経験して言えることは、どんな状況であっても、問題では無くても、現場は写真に残しておく。ということです。

今では電子小黒板を使うのが当たり前になってきています。

以前のように、黒板が手元にないから黒板無しのスナップ撮影で。

ということがありましたが、電子小黒板(スマホアプリ)の場合、黒板に何を書いて撮影しようかと考える方が多いです。

黒板に適切なことを書いて撮影できれば完璧ですが、経験年数の浅い現場監督だと、黒板に書く内容を考えるのが難しいこともありますよね。

でも本当に重要なのは、写真として残すことです。

どんなに大きな物事が現場で起きても、数年と経てば、その時のことを鮮明に覚えていることは、ほとんどありません。

せいぜい、

「あの現場では、こんなことがあって、こうしたな…」

というように、何が起きたのか、どう対処したのかくらいを覚えている程度で、詳細を写真で調べようにも、写真が無くて後悔したことが何度もあります。

その場では今後役に立つとわからないとしても、数年後に意外なことで役に立ったりするものです。

急いでいる時にモタモタと写真を撮ろうとしていると、上司から注意されるかもしれないので、写真はサクッと撮れるよう、常に準備しておくと良いですよ。