現場監督もう辞めたい…現場代理人なんだけど、工事の途中で辞められる?退職の手続きとか、転職についても知りたいな。
この記事では、以下のようなお悩みに答えます。
- 現場代理人として工事を担当していて、工期の途中だけど辞めたい
- 現場代理人は途中退社してもいいのか知りたい
- 退職の手続きについて知りたい
- 施工管理からの転職について知りたい
現場で役職が付いてたら、退職できる?って疑問ですよね。
公共工事で現場代理人になると、工事が終わるまで退職できないと思っていませんか?
詳しく調べたわけじゃないけど、契約書に「常駐」とか書いてあるから途中で辞めるのはダメなのかなと…。
契約約款によく「現場代理人は工事現場に常駐し~」と書いてあるので、現場代理人は責任を持って工事完成まで退職してはいけないとイメージされがちです。
ただし以下の通り、発注者の許可を得れば現場代理人に常駐の必要は無いことがわかります。
監理技術者も工事の途中で退職できる?
工事の特記仕様書など、設計図書に「退職・病気・死亡などのやむを得ない事情がない限り~」と基本的に記載されています。
つまり、現場代理人・監理技術者・主任技術者でも工事途中での退職は可能です。
本記事では、現場代理人が工事の途中で退職する際の注意点と手続きの流れについて徹底解説します。
当サイト『ゲンプラ』の運営者:ランメイシ
現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!
保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事
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保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事
現場代理人・監理技術者が退職する際の手続き、提出する書類
自己都合で退職するときは、退職願を提出する必要があります。
退職願は労働基準法によれば、退職希望日の14日前までに提出とあります。
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
出典:民法 e-Gov法令検索
でも、現場監督が本気で辞めるのを考える時って、人間関係とか仕事の多さに耐えられない!って時ですよね。
現場監督は精神的な苦痛が原因で辞めたいと思うことがほとんど。
職種・年代別にみた精神障害の事案数のうち、現場監督・技術者は40歳代が精神障害罹患のピークに。
(出典:厚生労働省「令和元年版過労死等防止対策白書」)
そうだね、会社で辞めていった人を何人も見てるけど、ほとんどが自分の限界を超えた仕事量や責任を押し付けられてた感じだったな…。
実際に僕は担当する現場での事故がきっかけで、会社から嫌がらせを受けるようになりました…。
関連記事 建設現場の事故がきっかけで最悪の人生に転落した現場監督の体験談
会社を辞めるときには、会社に提出が必要な書類と、給付を受けるために必要な書類があります。
まず提出が必要な書類は、退職願や社会保険、所得税などの手続きに関するものです。
退職時には備品や名刺、鍵、制服などを返却します。
作業服などは支給品なので、持ち出すことはできません。
むしろ、辞める会社の服なんか捨ててやりたいですよね。
会社から受け取る書類は以下の通りです。
離職票ってどんな書類?
「離職票」とは、離職したことを証明する書類です。
正式には「雇用保険被保険者離職票」と言います。
会社を退職して、仕事をしていない状態のときに失業手当をもらう場合、
退職した人(あなた)が直接、ハローワークに提出します。
離職票の交付手続きは、所属していた会社を通じて行います。
離職票には、2種類の書類があります。
- 被保険者資格喪失届(雇用保険被保険者離職票-1)
- 被保険者離職証明書(雇用保険被保険者離職票-2)
「被保険者資格喪失届」は、ハローワークに行ったタイミングで離職者本人が、失業給付金の振込先情報などを記入します。
「被保険者離職証明書」は、3枚つづりの複写用紙です。
離職者が会社を辞める前に受け取った給与や離職理由などを、会社が記載します。
3枚あるうちの本人控が「雇用保険被保険者離職票-2」です。
退職日にもらえず後日、郵送されることがあります。
年金手帳や雇用保険証は会社で保管されているか、入社時に既に渡されている可能性があります。
他にも、退社するときには健康保険証など、会社に返却するものがあるので、詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。
関連記事 現場監督必読!退職で失敗しないためのスムーズな手続きとポイント解説
精神的に追い詰められてもう辞めたい…を解決する方法
「辞めたい」をガマンし続けた結果、メンタルを病んだり、身体を壊してしまう恐れがあります。
メンタルを病んでしまうと、何もやる気が湧きません。
「一旦休む」という選択すらできず、死を選んでしまうかもしれないんです。
長時間労働がつらい、責任という重圧が重すぎる、休みがとれない…。
こんな悩みを解消したい場合、考えるのは転職。
ですが、精神的に追い詰められた状態で転職活動を始めても、時間が限られているし、正常な判断ができずに転職で失敗してしまうリスクがあります。
行き当たりばったりで転職して、転職先がブラック企業だったら…最悪ですよね。
転職で失敗しないために、転職サイトを使って求人情報をチェックしておきましょう!
気になる求人情報をストックしておくだけでも転職という選択肢ができて、精神的・肉体的に限界が来る前に転職という手が打てるようになります。
転職サイトは3分で登録できて無料。
あなたの希望する条件に合った新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くので、今すぐに転職できなくても登録しておくべきです。
転職サイトなんて、どこ使っても一緒でしょ?
時間のムダになりそうだよ。
僕ら現場監督は、建設業界専門の転職サイトを利用するのが良いですよ。
建設業界専門の転職サイトは施工管理だけではなく、
・設計やCADオペレーター
・発注者支援
などの職種も取り扱っているので、現場監督の経験を活かせる仕事も含めて求人をチェックできます。
でも、転職サイトならリクルートとか、大手の方が良いんじゃないの?
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ですが、
建設業界専門の転職サイトなら、自分の市場価値や今の職歴からどんなキャリアの選択肢があるか、情報を手に入れたいという「今は転職を考えていない」状況から求人をチェックできます。
たとえばRSG建設転職という建設業界専門の転職サイト。
上の画像のように、求人の情報収集ができます。建設業界専門の転職サイトの良い所です。
転職サイトを使って転職で成功するためのポイントは、いきなり1社に絞るのではなく2~3社に登録することです。
理由は、担当者との相性の関係で気の合わない担当者と組むのでは良い結果を期待できないからです。
転職サイトにはスカウト機能もあり、待っているだけで企業からオファーが届くサービスもあります。
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正直にお伝えすると、会社や環境は変わりません。
現状を変えたいならば、あなたが行動するしかないのです。
「もっと良い会社があればな~」と愚痴っているくらいなら、転職サイトに登録しておきましょう!
僕は令和2年に転職サイトを使って転職。
地方の中小企業の現場監督ですが、年収105万円アップできたんです。
転職して残業や休日出勤が減り、このサイトの運営を始めました。
「施工管理技士」は建設業界に必要な国家資格です。いつでもどこにでも求人があるので、あなたには良い条件で働く権利があります。
当サイトで現場監督100人に行ったアンケート調査で「登録している」と名前の上がった転職サイトを、以下に比較表でまとめました。
転職サイト比較表
転職サイト名 | 特徴 | 公開求人数 | 連絡方法 | 対応エリア | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
セコカンNEXT | 建設・建築業界専門 最低月収40万円を保証(平均月収60万円) ゼネコンの現場に派遣として従事 | 30,000件以上 | 電話 メール | 全国 | セコカンNEXT |
RSG建設転職 | 建設・建築業界専門 RSGオリジナルの勝てる面接対策 みんなのキャリアAWARD2023最優秀賞 | 5,000件以上 | 電話 メール | 全国 | RSG建設転職 |
ビーバーズ転職 | 建設・建築業界専門 建設業界唯一の総合仕事探しサービス 95.2%の方が転職後「前より働きやすくなった」の声 | 5,000件以上 | 電話 メール LINE | 全国 | ビーバーズ転職 |
KSキャリア | 建設・建築業界専門 転勤無し、残業無し、土日休みの求人多数 年収800万円以上、高額求人紹介可能 | 5,000件以上 | 電話 メール | 全国 | KSキャリア |
JACリクルートメント | 全業種 スーパーゼネコンの求人多数 1級の施工管理技士保有者に強み | 700件以上 | 電話 メール WEB | 全国 | JAC リクルートメント |
doda | 全職種 職歴を基にした3分でわかる適正年収診断 スカウト機能あり | 18,000件以上 | 電話 メール WEB | 全国 | doda |
リクルートエージェント | 全職種 人材紹介業界No.1の転職支援実績 3カ月以内に転職を考えている人向き | 30,000件以上 | アプリ 電話 メール WEB | 全国 | リクルート エージェント |
転職活動のメリットは退路を確保できるだけじゃない
さらに今、転職活動を始めるメリットがもう1つあります。
パーソルキャリアが運営する大手求人情報サイトdodaが公表している2024年2月の求人に関するデータの通り、「建設・不動産」業界は求人倍率が5.41倍。
求人倍率 | 前月差 | 前年 同月差 | 求人数 前月比 | 転職希望者数 前月比 | |
---|---|---|---|---|---|
建設・不動産 | 5.41 | ↑0.97 | ↑1.67 | 104.9% | 111.1% |
つまり、転職希望者1人につき5.41件以上の求人があり、募集する企業側も給料など条件を競合よりも良くして、人材を確保しようとしています。
何が言いたいかというと、今の会社より良い条件で働ける企業を探す(=転職活動を始める)には、今が一番良い状況なんです。
僕自身、会社のために公共工事で良い点数をとるために必死で働いていたのに、現場で事故を起こしてからは会社からクズ扱い…。もうこの会社にはいられないと思って転職活動を始めたんです。
「こんな会社、1日でも早く脱出したい…」
転職にはそんな悩みを解消するだけでなく、こんな嬉しいことを実現できるチャンスがあります。
- 家族や大切な人と一緒に時間を過ごすことができる
- 子供が成長してから「仕事で一緒に過ごす時間がとれなかった」という後悔をせずに済む
- 連休に妻・子供を連れて今まで行けなかった県外の遊園地、キャンプや釣りを楽しめる
- 帰宅を早くできれば家族と一緒に夕飯を食べられる
- 家事・育児に参加することで妻への負担軽減になり、夫婦ゲンカが減る
- 自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる
- 世の中の物価が上がり続ける今、給料が増えることは生活に潤いを与えてくれる
- 増えた収入分で家族と旅行に行ったり、美味しいものを好きな時に食べに行ける
- 老後資金も早く貯めることができる
- 子供の習い事も色々と体験させ、将来の可能性を広げられる
- 趣味に使うお金も増やすことができる
- 新しい車やグレードの高い車も購入の選択肢に入る
- 釣りのために高価なロッドやリールを買える
- huluやネットフリックス、YouTubeプレミアムやスマホゲームに課金する余裕もできる
- たるんだ身体をトレーニングする時間も確保できる
- 自分の心に余裕ができる
- 仕事の悩みで夜に寝付けないといったことが無くなる
- お金が原因による生活の不安が無くなる
- 嫌な上司と顔を合わせずに済む
- 今の悪い人間関係をリセットできる
毎日仕事が嫌でたまらない…って思うなら、こんな嬉しいことを目指して転職活動を始めましょう!
転職活動を始めなかったことで、今よりもっと楽に稼げる会社や今よりもっと残業・休日出勤が少なくて済む会社に入るチャンスを失っているかもしれません。転職で今の生活が変わることへの不安(リスク)はあっても、転職活動にリスクは無し。
転職サイト登録(転職活動)は車を買う際の試乗のようなもの。
・車に試乗して 転職サイトに登録して
・気に入らなかったら買わない、他の車に試乗 良い条件の求人が無かったら今の会社に残る
これだけで、もしも将来あなたが精神障害や自殺に追い込まれるような不幸にあう最悪の事態に備えられます。
さらに、求人を今の会社と比較できるので、今の会社の給料に不満があれば交渉材料にもなります。
転職サイトの登録自体にリスクは無し!
無料で将来の最悪な事態に備える&今の会社の不満を解決するチャンスです。
本当は複数の転職サイトを使って比べたほうが良いですが、まずは1つだけ登録して求人をチェックしてからにしましょう。
「この転職サイトの求人はこんな感じか~」と慣れてきたら、他の転職サイトも使って比べると良いですよ。
現場監督が求人を探すのにおすすめな転職サイトは以下の記事でも説明しています!
関連記事 【施工管理】現場監督におすすめな転職サイト|失敗しない転職活動
転職活動している現場監督、みんな言わないだけで実は結構いる【アンケート調査結果】クリックで表示
今すぐに転職するつもりがなくても転職活動を始めたほうが良いのはわかったけど、周りに転職活動してる人なんていないし、いざとなったら何とかなるんじゃない?
みんな転職活動してるとか言わないだけで、実は転職活動してるって人、結構いるんですよ!
当サイトではクラウドワークス及びSNSで現場監督100人にアンケート調査を行ったので、結果をお伝えします。(調査期間:2023年1月~5月)
100人のうち72人と、現場監督の72%が転職活動をしているという結果になりました。
次に、「転職活動している」と答えた72人にメインでやっている転職活動について質問しました。
転職活動の方法は、「転職エージェントに相談する」が72人のうち41人と最も多く、次いで「転職サイトで探す」という結果になりました。
みんな言わないだけで、転職活動はやってるんだね。
2人に1人は転職している時代ですから、みんな転職を考えているという、この結果は妥当と言えますね。
「あの時、行動しておけば良かった…」という後悔はしたくないですよね。
最後のアンケート結果です。
より詳しく教えてくれた方からは、
「転職活動してることが会社にバレたら裏切者扱いされたり、わざと大変な仕事を任されそうだから」
「昇給や昇進に影響が出たら困るから」
とも答えてくれました。
いつか退職するかもしれない社員に手厚い待遇なんか、するわけ無いですよね。
仕事関係者に自分が転職活動してることは言わないのが無難でしょう。
求人情報を集めることで、聞いたことがある・よく知っている会社の求人を見かけることもあります。
「あ!あの会社だと月給○○万円か…あの会社ウチよりかなり月給高いじゃん…」
すぐに転職は出来なかったとしても、自分の職歴だと他社ならこんな評価!という風に、こういう情報をストックするだけでも、
自分は他社でもやっていける!今の会社でしか生きていけないってことは無い!と気が楽になりますよ。
転職サイトに登録しておくだけで転職という選択肢ができて、精神障害やうつ病で追い込まれる前に転職という手が打てるようになります。
転職サイトは無料で使えるのがメリットではありますが、中にはあなたにとって良い求人を保有していない「ハズレ」があるのも事実。
転職サイトも1社だけに絞るより、2~3社登録してできるだけ多く求人情報を集めるのが、転職活動で成功を収める秘訣です!
車の試乗でトヨタ1社だけじゃなくて、ホンダ・日産・スバル・マツダ…って複数社の車に試乗して決めるって感じだね!
転職活動は以下のような、ある種の「後出しじゃんけん」ができます。
- 年収アップや残業が減る・休日が増える条件で、内定が取れれば「転職する」
- 年収アップや残業が減る・休日が増える条件で、内定が取れなければ「転職しない」
勝てる(良い求人が見つかる)まで、
じゃんけん(転職活動)するというイメージです。
つまり、転職活動にリスクはありません。
今の勤務先の「上位互換」の勤務先が無かったら、自分を売らなければ良いだけです。
さらに転職活動というプロセスには、たくさんのお宝が埋まっています。
- 自分の経歴・スキルから、マッチする良い求人がないか探す
- 今よりも自分を良い条件で買ってくれそうな会社を探す
- 求人票から「どんな経歴・スキルに、いくらの値段がついているか」を知り、リアルな市場に触れる
これをするだけでも、かなりの勉強になるはずです。
そして、転職活動はあなたの「社内での出世力」にもプラスに影響します!
転職活動を始めなかったことで、今よりもっと楽に稼げる会社や今よりもっと残業・休日出勤が少なくて済む会社に入るチャンスを失っているかもしれません。転職で今の生活が変わることへの不安(リスク)はあっても、転職活動にリスクは無し。
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関連記事 【施工管理】現場監督におすすめな転職サイト|失敗しない転職活動
会社を辞める前に転職先を探しておくとリスクを減らせる
パワハラや人間関係が原因ですぐにでも止めたいという場合でない限り、退職するのは転職先が決まってからにした方が良いですよ。
理由は、新しい仕事を見つける前に仕事を辞めることにはリスクが伴うからです。
どんなリスクがあるの?
具体的には以下のようなリスクがあります。
次の就職先が決まらないまま退職すると、いつまで収入が無い状態で過ごすことになるのか、不安になるね。
給与収入は無いけれど、完全に収入がゼロになるわけじゃないよ。
日本には充実した社会保険制度が存在します。
会社員の場合、社会保険の健康保険や雇用保険にある、傷病手当金・失業給付という制度により、怪我や病気が原因による失業リスクに備えることが可能です。
例えば、身体を壊しているのにもかかわらず、生活費が心配でブラック企業から抜け出せないケース。
通常なら失業給付は3カ月で終わりですが、ケガや病気で医師が働けないと判断した場合は最大で2年6カ月間、補助が受けられます。
詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。
それだけの期間、補助金が貰えるなら安心できるね!
補助金が貰えるからといって、上記3つのリスク(収入が無くなる・履歴書に雇用の空白期間ができてしまう・今の会社で出世の可能性が無くなる)が解決できるわけではありません。
転職を急ぐあまり、望んだ働き方とは違う結果になってしまう可能性もあります。
建設業で施工管理の知識と経験なら、そこそこ身に付いたと思うけど、キャリアの選択に関しては初心者だよね…。
もっとよく調べてから転職するべきだった…なんて後悔は絶対にしたくないですよね!
転職にリスクがあるのは事実です。
でも、転職活動にリスクはありません。
しかも、転職活動は決まったやり方で取り組めば転職で成功を収めることができるんです。
公共工事に共通仕様書という、「この工種はこの通りに施工してね」といった感じで仕様書があるように、転職活動も「こうやれば良い」というセオリーがあります。
「やっぱり今の会社にいてもいいかな」と迷うときは?
転職活動をする中で、「やっぱり今の会社にいてもいいかな」という迷いも出ていると思います。転職は大きな決断なので迷いが出たり、不安になりますよね。
ここで大事なのは、転職において迷いが生じたら自分の目的に立ち返ることです。
自分の市場価値と給料は長期的には必ず一致します。
- 10年以上同じ業務を続けていてスキル、市場価値の成長が見込めない今の会社
- 入社直後の給料は現場監督時代より低いけれど、今後自分の市場価値が高まる会社
上記2つで悩むことがあれば、迷わず今後あなたの市場価値が高まる会社を選ぶべきです。
パートナー・身内への相談は共感・信頼が重要
奥さんとも話し合って、なぜ自分が転職すべきか、できる限り説明します。
現場監督は労働時間が長く、朝は早い・夜は遅いで、奥さんに体の心配をされていませんか?
でも、異業種へ転職して年収が8割になるとしたら?
収入が減ると、今の生活水準を維持できるか、できないかで奥さんと話し合いになりそうです。
自分の将来のために転職するべきということは、自分が1番不安で、1番わかっていますよね。
だから、転職の決定権はあなたが持つべきなんですよ。
奥さんに説得するときに大事なのは、転職に関する専門知識や用語は絶対に使わないことです。
なぜなら、奥さんが重大な選択をするとき、あなたが知らない専門用語で話されても訳がわからず混乱するからです。
奥さんに理解してもらえる話し方で、丁寧に。
よく話し合って、あなたが信じる道を奥さんにもにも信じてもらいましょう。
関連記事 建設業で働く現場監督のパートナー必見!トップクラスの離職率には理由あり
退職方法1:直接上司に退職を伝える
上司に直接、退職を伝えます。
現場監督が業務、施工管理は人材不足のため、会社内で現場監督が1人減るということは、受注できる工事も減る。
つまり売上の減少に繋がります。
よほど問題を起こしていない限り、引き留めや説得の流れになるでしょう。
ここでの注意点は、上司に言いくるめられて退職できないことです。
転職するやつは、裏切者だ!
という上司もいます。
関連記事 仕事を辞めたいのに辞められない、会社・上司が仕掛ける悪質な引留めパターン4選
中途半端な気持ちで辞めることを決めた訳じゃないですから、しっかりと自分の意志を伝えましょう。
退職方法2:退職代行を使う
会社を辞めると決めたけど、面倒な手続きをしたくない。
上司と会って話すのも嫌だ。
という場合、こんな退職方法もあります。
「退職代行」とは、従業員や労働者の代わりにその雇用関係を終了する手続きを代行してくれるサービスや業者のことを指します。
具体的には、労働者が退職を希望するものの、直接雇用主や上司にその旨を伝えるのが難しい、または恐れがある場合などに、このサービスを利用して退職の意向や手続きを代行してもらうことができます。
以下は、退職代行の特徴やメリットとして考えられる点です。
対面での退職申し出が難しい場合のサポート
直接退職の意向を伝えるのが難しい、もしくはトラブルを避けたい場合に利用できます。
手続きの専門知識
退職に関連する法律や手続きに関する知識を持った専門家がサポートしてくれるので、スムーズな退職が期待できます。
心理的なサポート
退職を考える際には多くの感情やストレスが伴うことが多い。
専門家からのアドバイスやサポートを受けられることで、心の負担を軽減できることがあります。
ただし、退職代行を利用する際は、サービス提供者をしっかりと選び、費用やサービスの内容、信頼性を確認することが重要です。
また、雇用関係の終了は重要なことであり、自身の意向や状況をしっかりと考えて、必要な場合のみ退職代行を利用するようにしましょう。
厚生労働省の報道発表資料によると、令和3年度の全国にある総合相談窓口に寄せられた相談のうち、個々の労働者と事業主とのもめごと(民事上の個別労働紛争相談件数)は28万4139件。
その内訳は以下の通りです。
- 1位…いじめ・嫌がらせ(86,034件)
- 2位…自己都合退職(40,501件)
- 3位…解雇(33,189件)
(出典:厚生労働省「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」)
(出典:厚生労働省「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」)
解雇に関する相談が減っている一方、辞めたいのに辞められないといった退職をめぐるトラブルは増えていて、ここ10年で2倍以上になっています。
いじめや嫌がらせといった、人の足を引っ張る行為をする人がいる会社では何も期待できません。
言葉が通じない上司に辞めることで時間と労力を使うくらいなら、退職代行に依頼して会社と関わらずに辞めるのも良いですよ。
関連記事 【退職代行は労働者のお守り】現場監督が会社を辞めて次に進むための新たな選択肢
まとめ:会社に期待するより自分で行動
自分の市場価値をより高くしたいと思う場合は、転職先の候補を見つけておきましょう。
自分はいつでも転職できるという状態をつくっておくだけで、心の余裕が生まれます。
転職活動にリスクはありません。
なぜなら、今の勤務先の「上位互換」の買い手がいなければ、自分を売らなければ良いだけだからです。
さらに転職活動というプロセスには、たくさんのお宝が埋まっています。
- 自分の経歴・スキルから、マッチする良い求人がないか探す
- 今よりも自分を良い条件で買ってくれそうな会社を探す
- 求人票から「どんな経歴・スキルに、いくらの値段がついているか」を知り、リアルな市場に触れる
これをするだけでも、かなりの勉強になるはずです。
そして、これはあなたの「社内での出世力」にもプラスに影響するはずです。
さらに、今は転職活動を始めるのに良いタイミングなんです。
パーソルキャリアが運営する大手求人情報サイトdodaが公表している2024年2月の求人に関するデータの通り、「建設・不動産」業界は求人倍率が5.41倍。
求人倍率 | 前月差 | 前年 同月差 | 求人数 前月比 | 転職希望者数 前月比 | |
---|---|---|---|---|---|
建設・不動産 | 5.41 | ↑0.97 | ↑1.67 | 104.9% | 111.1% |
つまり、転職希望者1人につき5.41件以上の求人があり、募集する企業側も給料など条件を競合よりも良くして、人材を確保しようとしています。
何が言いたいかというと、今の会社より良い条件で働ける企業を探す(=転職活動を始める)には、今が一番良い状況なんです。
転職サイトは無料で使えるのがメリットではありますが、中にはあなたにとって良い求人があまり無い「ハズレ」があるのも事実。
厚生労働省によれば、令和4年度6月時点で転職サイトなど人材派遣サービスを手がけている国内企業は4万2448社。(出典:厚生労働省 労働者派遣事業の令和4年6月1日現在の状況(速報))
こんなに多かったら、どの転職サイトを選べばいいかわからなくなるね。現場監督ならどこに登録するのが良い?
当サイトでは現場監督への転職に関するアンケート調査と同時に、現場監督が転職サイトを使うならどこが良かったかも教えてくれもらいました。
現場監督が転職サイトを使う場合、建設業界専門の転職サイトに登録すれば、高収入や残業・休日出勤を抑えた働き方ができる求人を狙えます。
さらに、設計やCADオペレーターなど職種も取り扱っているので、現場監督の経験を活かせる求人をチェックできます!
リクナビとかマイナビ、リクルートエージェントみたいな、大手の方が良いんじゃないの?
転職サイトの大手といえばリクナビNEXT・マイナビ・リクルートエージェント・dodaが有名ですが、こちらは3カ月以内に転職を決めている人向けにサービスを展開しています。
建設業界専門の転職サイトなら、求人情報をストックしておきたいという「今すぐには転職を考えていない」状況から使えます。
たとえばRSG建設転職という建設業界専門の転職サイト。
上の画像のように、求人の情報収集ができます。建設業界専門の転職サイトの良い所です。
ちなみにRSG建設転職は「みんなのキャリアAWARD 2023」の不動産・建築業界部門で最優秀賞に選ばれた、評判の良い転職サイトと言えます。
みんなのキャリアアワードとは(クリックで詳細を見る)
「みんなのキャリアAWARD」は実際のサービス利用者や転職経験者に「みんなのキャリア」に掲載しているサービスの中で使ってよかった・使ってみたいサービスの調査を行い、その結果をランキング形式で公開する年に一度の企画です。
現場監督なら「今は転職を考えていない」という状況でも、登録して求人情報をストックしておきたい転職サイトです。
「施工管理技士」は建設業界に必要な国家資格です。いつでもどこにでも求人があるので、あなたには良い条件で働く権利があります。
ぜひ求人をチェックしましょう。
僕は令和2年に転職サイトを使って転職。
年収は434万円から539万円になりました。
地方の中小企業、33歳の現場監督ですが、年収105万円アップできたんです。
\みんなのキャリアAWARD 2023 使って良かったサービス最優秀賞/
今は転職するつもりがなくても、あなたの仕事経験からどんな選択肢があるか無料で確認!
現場監督から発注者支援業務への転職事例もあり!
収入UP率99.4%、平均1.2倍~1.5倍の年収UPの実績!
職務経歴書・履歴書の添削、RSGオリジナル面接対策
独自に調査分析した業界・企業情報を教えてくれる
以下の記事でRSG建設転職について詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
関連記事 【評判・口コミ】建設業界専門の転職サイト「RSG建設転職」はどんな人が利用するべき?
転職サイトを使って自分を売り込んでいかないと、いくら現場監督としてスキルアップしても上司の給料をこえることはありません。
しかも、運悪く担当する工事で事故やトラブルによって大赤字になってしまえば、出世どころかメンタルを病んで、転職活動どころではありません。
工事中の事故は僕も経験しましたが、2度と経験したくないくらい、精神的に追い込まれます…。
現場監督なら今は転職する気がなくても、転職サイトに登録して選択肢を作っておいた方がいいですよ。
なぜなら、ストレス・疲労が限界に達すると、転職サイトに登録する気力すら無くなるからです。
建設業界専門の転職サイトで気になる求人情報をストックしておくだけでも転職という選択肢ができて、過労で倒れる前に転職という手が打てるようになります。
あなたの条件にあった新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届くので、今は転職できなくても登録しておくべきです。
現場監督としてのあなたの活躍を、心から願っています。
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