現場監督の書類仕事

【バックホウで敷鉄板がズレた】建設工事現場でのヒヤリハット事例から見る安全対策【体験談/イラスト/PDF】

建設現場には『危険』がたくさん潜んでいます。

事故を起こしたくて起こす人はいませんし、事故を起こさないために安全管理を頑張っていますよね。

それでも、工事現場ごとに現場条件が違う建設工事では、『想定外の出来事だった』とか『こんなことが事故になるなんて』という状況が起きるのも事実。

本記事では、僕が現場監督をやっていて実際に体験した、ヒヤッとした経験やハッとした経験。

ヒヤリハット事例を紹介します。

ランメイシ

本記事のような体験があなた自身に、あなたの現場で起きないよう、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで分かること
  • 工事現場でのヒヤリハット事例と対策
  • 重機が起因による、敷鉄板に接触事故の可能性
この記事を書いた人

ゲンプラの管理人

ゼネコンで現場監督歴16年。転職経験あり。26歳のときに仕事が原因で半鬱になり休職。転職・復帰して現在は3児の子供を育てつつ、当サイトを運営中。

他のヒヤリハット事例
  1. 丁張材を運んでいる途中、段差に躓きそうになった
  2. 単管パイプの片付け中、周囲の人に当たりそうになった
  3. ダンプ荷台上で写真を撮ろうとして、転落しそうになった
  4. 梯子を登っている途中、ズレて転落しそうになった
  5. 敷鉄板の上を歩行中、滑って転びそうになった
  6. 玉掛フックが資材に引っかかり、荷崩れした
  7. バックホウが移動したときに、敷鉄板がズレた
  8. 積み重ねたバタ角の上に乗ったとき、転倒しそうになった
  9. 足場上で張り出した単管パイプで顔を打ちそうになった
  10. ブラケット足場の結束忘れにより、転落しそうになった

バックホウが敷鉄板の上で移動した時に、敷鉄板がズレて足に当たりそうになった

クレーン仕様バックホウで、工事用道路設置のために鉄板を敷設していた時の出来事です。

事前に地盤を平坦に均しておいたおかげで、スムーズに5×20(ごにじゅう)の鉄板を敷く作業が進んでいました。

もう少しで鉄板を敷く作業が終わりというところ。

バックホウが移動しようと鉄板の上で動いた瞬間でした。

バックホウのキャタピラ(履帯)にあわせて、鉄板も滑るようにズレてきたんです。

鉄板が移動した方向に僕がいたのですが、あまり近寄りすぎていると、鉄板に足が当たる所でした…。

原因

ヒヤリハットの原因
  1. 重機のキャタピラが、ズレやすい敷鉄板の端部で移動した
  2. 敷鉄板の固定をしていなかった

重機が移動した時に敷鉄板がズレることって、実際に現場で見たことはありませんか?

5×20(ごにじゅう)の敷鉄板の重量は1.6トンですが、重機なら簡単に動かしてしまいます。

敷鉄板を固定しなかったことも原因とはいえ、リース品の敷鉄板だと溶接は避けたいところ。

敷鉄板の固定金具も様々なメーカーからな用意されていますが、僕の経験では固定金具の取付が難しいということも。

犬監督

なんで鉄板を『ごにじゅう』って呼んでるの?

ランメイシ

鉄板の寸法によって、呼び方が変わりますが、『ごにじゅう』とは単位を『尺』で表した呼び方です。

1.524m×3.048mの鉄板を『ごっとー』

1.524m×6.096mの鉄板を『ごにじゅう』

と呼びますね。

1尺 = 303.030303mm

1.524m×3.048mの鉄板を『ごっとー』と呼ぶ(5尺×10尺)

1.524m×6.096mの鉄板を『ごにじゅう』と呼ぶ(5尺×20尺)

 

ランメイシ

建設業界はmm単位が主流ですが、尺単位も一般的に使われています。僕は尺単位を普段使わないので、型枠大工さんが使う尺目盛のスケール(コンベックス)を見ると、頭が混乱します…

尺目盛・ミリ目盛の両方が印字されているスケール

shaku
  • 上:尺目盛
  • 下:ミリ目盛

対策

対策
  1. 重機の作業区域は立入禁止にする
  2. 隣り合う敷鉄板は溶接して固定する
  3. 固定金具により敷鉄板を固定する

対策としては、まず重機の作業区域・作業半径内を立入禁止にすること。

重機に近づかないことが1番ですね。

敷鉄板には溶接や金具により固定することも上げられますが、現場によっては、できる・できないがあるでしょう。

犬監督

敷鉄板の上に砂利があると、車が通ったときにタイヤで砂利が飛ぶ「飛び石」があって危ないね。

ランメイシ

飛び石も目に当たれば失明の危険があるから、時間を決めて掃除する時間を確保しておきたいね!

同じ状況で事故になった事例

重機移動時に敷鉄板がズレたことが原因で、作業員が掘削した穴の中に転落するという事故が起きています。

重機移動時の敷鉄板のズレによる被災により、休業4日以上の負傷事故。

001349568

(出典:国土交通省:安全啓発リーフレット

犬監督

敷鉄板がズレて被災者に当たる→はずみで転落のコンボ…

ランメイシ

被災者の方は、こんな事目にあうなんて思ってもいなかったでしょうね。生きていて良かった…

他のヒヤリハット事例集

他にもヒヤリハット事例を掲載していますので、参考にしてみてください。

他のヒヤリハット事例
  1. 丁張材を運んでいる途中、段差に躓きそうになった
  2. 単管パイプの片付け中、周囲の人に当たりそうになった
  3. ダンプ荷台上で写真を撮ろうとして、転落しそうになった
  4. 梯子を登っている途中、ズレて転落しそうになった
  5. 敷鉄板の上を歩行中、滑って転びそうになった
  6. 玉掛フックが資材に引っかかり、荷崩れした
  7. バックホウが移動したときに、敷鉄板がズレた
  8. 積み重ねたバタ角の上に乗ったとき、転倒しそうになった
  9. 足場上で張り出した単管パイプで顔を打ちそうになった
  10. ブラケット足場の結束忘れにより、転落しそうになった