
ヒヤリハットって、労働災害を防ぐために大事なのはわかるんだけど、下請けの職人さんは面倒くさがって、なかなか体験談を紙に書いてくれない。危ない目にあった体験をまとめて安全管理に活かしたいんだけど、いい方法ないかな?
こんなお悩みに答えます。
ヒヤリハット活動は、 建設業以外にも各種産業現場で、安全管理活動の一つとして広く行われています。
現場で体験したヒヤリハット事例を集め、情報共有することで、他の人が危ない目にあうのを防ぐことができるのに、誰もヒヤリハットを書いてくれない。

みんな紙に書くのが面倒だとか、大怪我寸前のかなり危ない体験で他の人に知られたらマズいことだったとかで、なかなかヒヤリハットは書いてくれないよね。
本記事では、ヒヤリハット活動の目的や注意点、体験談を書いてもらうための方法について解説します。
最新の安全管理について勉強する、仕事を手抜きしないあなたに知っておいて欲しい現場監督という職業の闇(クリックで開きます)
あなたは、ある日突然今の会社に居られなくなったとか、家庭環境が変わって今の仕事を辞めないといけない状況になったら、どうしますか?

今の会社でやっていけてるから、そんなネガティブなことなんか考えてないよ。

忙しかったら悩んでるヒマもない!ってこともありますよね。

まぁ現場でトラブルが起きたり、検査前の残業とか立場上の責任の重さで、施工管理って大変なことも事実だけどね。
現場監督って施工管理の業務が多くて、定時を過ぎてから事務所で書類仕事を始めたり、現場の段取りや原価管理など、考えること・悩むことが多くて大変ですよね。

僕も経験年数で15年以上、土木の現場監督をやっています。施工管理は定時で帰ることは基本的にできないし、書類作成や工事関係者との対応と、やることが多いですよね。

ちなみに僕は、担当する工事現場での事故がきっかけで、上司から罵声や嫌がらせを受けた経験があります…。
工事現場での事故の影響は私生活にもおよび、メンタルを病んで離婚の危機を迎えてしまう最悪な人生に転落…。
休日出勤は当たり前、そして平日も夜遅くまで仕事を頑張っていたのに、「なんでこんな酷い目にあわないといけないんだ…」と、生きるのがつらいと思うほどの日々を過ごしてきたんです。

事故を起こしたのは下請業者ですが、責任は元請。だから現場の所長だった僕が全部悪いという状況になったんです…。
色々ありましたが、今では事故があって最悪な状況だった頃と比べて年収を100万円アップすることに成功。
時間にも余裕ができた結果、このブログを始めたり、休日は家族と一緒に過ごす時間ができました。

もちろん今も建設会社で土木の現場監督をやっていて、主に国交省の公共工事(官庁工事)を担当していますよ。

2年で年収100万円アップとかウソっぽいし、現場監督がブログとかやってる時間、無いと思うんだけど?
そう思いますよね。
まずブログに関しては、このブログ『ゲンプラ 現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援』を土木の現場監督である僕(ランメイシ)が運営しています。
年収100万円アップについては、写真をお見せしますね。


令和2年に、どん底の人生から転機が訪れました。
とは言え、建設業は企業規模による年収の格差が大きい業界です。
ゼネコンでも、中小企業と大企業とでは平均年収に大きな差があるのも事実。
年収が400万円から500万円台になったところで、「現場監督で年収500万は大したことないよ」って思うかもしれません。
でも、たった2年で年収100万円アップできたことには、大きな意義があると思っています。

普通に現場監督として働いてても、たった2年で100万円も年収は増えないよね…。
現場監督を続けてきて、以下のような悩みを感じたことはありませんか?
- 年々、責任は増えるのに給料は増えない
- 現場の最盛期や検査前は夜遅くまで残業するのが当たり前で、これが定年まで続くと思うとウンザリする
- いつも残業、休日出勤で家族とすごしたり、趣味の時間が確保できない
- 家庭を持っていると、労働条件に不満はあっても生活の安定のために、我慢して働くしかない
- 勤務時間が長く、休みも少ないから、家事・育児で妻に負担をかけている
- 仕事で疲れが溜まり、休日は外出する気力が無くほとんど家で過ごしている
- 人間関係がしんどい
- ゲリラ豪雨や線状降水帯のせいで、夜中でも緊急対応で現場に行かないといけない
年間通して忙しいワケじゃないけど、「やってられない」って思うこと、たまにはありますよね。
現実的に考えて、異業種に転職したら年収が下がるのは、ほぼ確実。
だからといって、今の会社で年収が100万・200万と増える未来は期待できないし、仕事が減るなんてありえない…。
でも、もし「収入アップ」と「時間の余裕」が実現できたら?

年収100万円アップと時間の余裕によって得られたもの。僕の場合、こんなに嬉しいことがありました。
- 家族や友人など、大切な人と一緒に過ごす時間ができる
- 自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる
- 趣味に使うお金も増やすことができる
- 自分の心に余裕ができる

こんなことが実現出来たら嬉しいけど、周りの人も転職とか考えてるのかな…転職活動なんてやってないんじゃないの?

みんな言わないだけで実は転職活動してるって人、結構いるんですよ!
当ブログではクラウドワークス及びSNSで現場監督100人にアンケート調査を行ったので、結果をお伝えします。(調査期間:2023年1月~5月)
100人のうち72人と、現場監督の7割が転職活動をしているという結果になりました。

2人に1人は転職している時代ですから、実はみんな転職のことを考えているという、この結果は妥当と言えます。
「あの時、行動しておけば良かった…」という後悔はしたくないですよね。
次のアンケート結果です。
「転職活動していることを仕事関係者には言っていない」と回答した人の中で、より詳しく教えてくれた方からは、
「転職活動してることが会社にバレたら裏切者扱いされたり、わざと大変な仕事を任されそうだから」
「昇給や昇進に影響が出たら困るから」
とも答えてくれました。

辞めようとしている社員に良い待遇なんか、するわけ無いですよね。仕事関係者に自分が転職活動してることは言わないのが無難でしょう。

みんな黙ってるだけで、みんな先のことを考えて転職は視野に入れてるんだね。
あなたが知らないだけで、もっと良い条件で働ける会社があるかもしれません。
今の会社で特に不満が無かったとしても、実は市場価値よりかなり安月給で働かされているとしたら?
本当に会社があなたを大事にしたいなら、「もっと給料を増やしてほしい」など、条件の交渉くらい応じてくれるはず。
でも、調べないと今の年収が適正かどうか、わからないですよね?
行動が遅れるほど、生涯年収に差が広がります。
dodaが公表している2022年12月の求人に関するデータの通り、「建設・不動産」業界は求人倍率が4.33倍。
求人倍率 | 前月差 | 前年 同月差 | 求人数 前月比 | 転職希望者数 前月比 | |
---|---|---|---|---|---|
建設・不動産 | 4.33 | ↑0.49 | ↑0.52 | 102 | 90.4% |
つまり、転職希望者1人につき4件以上の求人があり、募集する企業側も給料など条件を競合よりも良くして、人材を確保しようとしています。
何が言いたいかというと、今の会社より良い条件で働ける企業を探すには、今が一番良い状況なんです。
今の会社より、年収が上がる会社・休みが多い会社・福利厚生が充実した会社。
そんな良い会社があったら、今の会社で働き続けるのは損ですよね。
例えば下の図のようにAさんとBさん、2人が同じ年収400万円からスタートして、毎年10万円ずつ昇給したとします。
2人とも毎年10万円ずつ年収が増えていきますが、Bさんは5年目に転職して年収100万円アップに成功しました。
その後もお互い毎年10万円ずつ昇給して10年が経つと、なんと2人の合計で稼いだ額に540万円も差がついています!


1年分の年収差がついてる!
手元に残るのは手取り年収なので実際の金額差は少なくなりますが、こんなに差がつくんです。

確かに…「ウチの会社、全然給料増えないわ~やってらんね~」とか言ってる暇があったら、何かしないとって思うね。
もっと年収を上げたい、もっと休日を増やしたい。
自分の生活を良くしたいなら、自分で行動するしかありません。

でも、逆に年収が下がったり待遇が悪くなる可能性もあるでしょ?
それなら、今の会社で働き続ければ良い!という判断ができますよね。

転職活動は「後出しジャンケン」です。
年収が上がる・残業が減る・休日が増えるといった希望に沿う会社が見つかったら転職を考えればいいし、微妙な会社しか無いな~と思ったら、今の会社に残れば良いだけですから!
\今より年収アップや休みが増やせるか、無料でわかります/
収入アップと時間の余裕によって実現できる嬉しいことは…
家族や友人など、大切な人と一緒に過ごす時間ができる!
自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる!!
趣味に使うお金も増やすことができる!
自分の心に余裕ができる!

当サイト『ゲンプラ』の運営者:ランメイシ
現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営しています。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!
保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事

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現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援するために、土木工事の施工管理をやっている現役の現場監督(歴16年)が当サイトを運営しています。施工管理業務の悩みに全力でサポートします!ご安全に!
保有資格:1級土木施工管理技士、河川点検士
主な工事経験:河川の築堤・護岸工事、道路工事、橋梁下部工事
ヒヤリハット活動の効果

ヒヤリハット活動をすることで得られる効果は、以下の通りです。
- 将来起きる災害を予測するための重要な要素が見つかる可能性があり、災害防止対策を探るうえで重要な情報源となる
- 労働災害は頻度が少ないが、ヒヤリハットは頻度が多いため、多数のデータ収集が可能であり、その分析からさらに普遍化された危険情報を得られる
- ヒヤリハット事例を報告することにより、報告者自身の安全に対する意識の向上が期待できる

労働災害は頻度が少なく、ヒヤリハットは頻度が多いって、ハインリッヒの法則ってやつだよね。
ハインリッヒの法則とは、1件の重大事故の背景には、29件の軽微な事故があり、さらに300件のヒヤリハット(事故には至らなかったものの、ヒヤリとした、あるいはハッとした事例)があるという法則です。
労働災害を更に減少・撲滅させるためには、このようなヒヤリハットの段階での危険の芽を摘むことが重要です。
ヒヤリハット活動の注意点

作業の安全にきわめて寄与すると考えられるヒヤリハット活動ですが、実施にあたっては次の点に注意する必要があります。
- 報告内容が労務管理や勤務評定に影響する恐れがあれば、情報は共有されずに隠される可能性があり、報告内容の責任を追及する等、安全以外の目的には絶対使用しないことを明示する
- 報告者や報告部署がわかると、報告することが自身や部署の恥につながると考えられやすく、報告が抑えられる可能性があるため、報告者や報告部署がわからないように報告者の匿名性を確保する
- 報告しても、改善措置がとられなければ活動に意味がなく、ヒヤリハット活動参加者の動機づけにも悪影響を及ぼすため、報告に基づいて速やかに対策をとるか、何らかの形で安全施策に反映させる
- 危険情報を同種の作業を行う人に流すことは「知識の共有」という点で重要な意味を持ち、また報告の動機づけにもプラスに作用するため、報告内容や分析結果を、報告者の所属するグループや報告者と同じ仕事をする人々に知らせる
- 報告先は理想的には会社の組織から独立した機関がベストですが、現実問題としてそれは困難な問題が伴うため、報告先としては指揮命令系統からはずれたスタッフ部門、又は第三者的機関が望ましい
ヒヤリハット活動の問題点

現場の安全担当者が直面するヒヤリハット活動の問題点は、以下の通りです。
- 事例が報告されない
- 内容に偏りがある
- 活動がマンネリ化する
問題を回避する2つの方法

ヒヤリハット活動の問題点を回避する2つの方法は以下の通りです。
- 事故発生にかかわる問題点を設定し、例えば『作業の省略』に焦点を絞るなら、『作業の省略』という問題点を含むような具体的なヒヤリハット事例を作業員に提示し、複数の作業員間でその事例に含まれる問題点を討議させ、その後に類似のヒヤリハット体験について報告してもらう
- 『作業の省略』がどんな状況で起きるか、例えば安全帯や検電等いくつかの具体的な安全手段に関して、省略される状況や背景要因をあらかじめ質問文として複数作成しておき、そして作業員には該当すると思われるものに○印を求め、その回答後に自身の経験で『作業の省略』によって生じたと思われるヒヤリハット体験を報告してもらう
① 具体的なヒヤリハット事例の問題点を討議し、類似のヒヤリハット体験について報告する
まず、作業員に経験したヒヤリハット体験を用紙に記入するように求めても、単に滑った・転んだといった、単純な動作の失敗が報告されることが多いです。
逆に、事故の延長線上にあると考えられるような有効な事例は、報告されることが少ないです。
その理由として、このような動作エラーは現実に「はっ」とする感情を体験し印象に残りやすいため、用紙を前にしたときに再生しやすい性質を持つことが考えられます。
そこで、有効な事例を収集するための手法として、調査側から作業員に何らかの働きかけを行う必要があります。
つまり第1の手法としては、まず事故発生にかかわる問題点を設定し、例えば『作業の省略』に焦点を絞るなら、『作業の省略』という問題点を含むような具体的ヒヤリハット事例を作業員に提示し、複数の作業員間でその事例に含まれる問題点を討議させ、その後に類似のヒヤリハット体験について報告させるという手続きがあげられます。
② あらかじめ質問文として複数作成しておき、該当すると思われるものに○印を求め、その回答後にヒヤリハット体験を報告してもらう
第2の手法としては、『作業の省略』がどのようなときに生じるか。
例えば安全帯や検電等いくつかの具体的な安全手段に関して、省略される状況や背景要因をあらかじめ質問文として複数作成しておきます。
そして作業員には該当すると思われるものに○印を求め、その回答後に自身の経験で『作業の省略』によって生じたと思われるヒヤリハット体験を報告してもらいます。
呼び水効果の手法
これらの手法では、具体的なイラストを題材にしての討議、多肢選択法による質問への回答を通すことにより、作業員がこれまでの作業経験から得ているであろう事故にかかわるさまざまな知識、経験を呼び起こすような手がかりを与え、それをきっかけに問題点を含む有効なヒヤリハットを無理なく再生してもらうという『呼び水効果』を利用しています。
ヒヤリハット事例紹介

当サイトでは、運営者が実際に体験したヒヤリハット事例をイラスト付きで紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ヒヤリハット事例に目を通しておくだけでも、現場で似た状況に遭遇したら気付くことができるから、労働災害の防止にもなるね。
当サイトオリジナル・ヒヤリハット事例
- 丁張材を運んでいる途中、段差に躓きそうになった
- 単管パイプの片付け中、周囲の人に当たりそうになった
- ダンプ荷台上で写真を撮ろうとして、転落しそうになった
- 梯子を登っている途中、ズレて転落しそうになった
- 敷鉄板の上を歩行中、滑って転びそうになった
- 玉掛フックが資材に引っかかり、荷崩れした
- バックホウが移動したときに、敷鉄板がズレた
- 積み重ねたバタ角の上に乗ったとき、転倒しそうになった
- 足場上で張り出した単管パイプで顔を打ちそうになった
- ブラケット足場の結束忘れにより、転落しそうになった
国土交通省 業種別ヒヤリハット調査結果
国土交通省では、技能者の労働災害を未然に防止するため、職種ごとにヒヤリハット体験事例等を収集。
建設現場の事故防止等のためのヒヤリ・ハット事例等の共有について

結果を分類・整理の上、データベースを構築し、情報は広く共有されています。
この調査結果では、鉄筋工事業・型枠工事業・とび工事業・屋根工事業・内装仕上工事業の5職種に分類されています。
そのうち鉄筋工事業について、調査結果を紹介します。
鉄筋工事業
鉄筋工事におけるヒヤリハット5箇条
- スラブ上歩行時は足元に注意!
- 強風による倒壊・落下に注意!
- クレーンの操作は細心の注意を払う!
- 差し筋をまたぐ際に注意!
- トラックでの資材運搬時に注意!
ヒヤリ・ハット事例を作業場面ごとに分類し、発生件数を集計した結果は以下の通りです。
分類 | 件数 | 割合 |
配筋作業中 | 24 件 | 42.9% |
玉掛け・揚重作業中 | 17 件 | 30.4% |
資材運搬時 | 11 件 | 19.6% |
その他 | 4 件 | 7.1% |
合計 | 56 件 | 100% |
ヒヤリハット事例が、仮にヒヤリハットにとどまらず労働災害となった場合に、その事故の型を項目ごとに分類した結果は以下の表の通りです。
事故の型 | 件数 | 割合 |
飛来、落下 | 19 件 | 33.9% |
転倒 | 18 件 | 32.1% |
激突 | 8 件 | 14.3% |
崩壊・倒壊 | 8 件 | 14.3% |
墜落・転落 | 5 件 | 8.9% |
挟まれ、巻き込まれ | 3 件 | 5.4% |
切れ、こすれ | 3 件 | 5.4% |
交通事故(道路) | 2 件 | 3.6% |
感電 | 1 件 | 1.8% |
踏み抜き | 1 件 | 1.8% |
合計 | 68 件 | 121% |
ヒヤリ・ハットを体験した際の原因と思われる心身状態について、項目ごとに分類した。選択した項目(複数選択可)を集計した結果は表3の通りである。
原因 | 件数 | 割合 |
不注意(見落とした、気づかなかった等) | 49件 | 87.5% |
危ないと思っていなかった | 27件 | 48.2% |
大丈夫と思い手順を省略した等 | 9件 | 16.1% |
身体のバランスを崩した | 7件 | 12.5% |
身体、気持ちが疲れていた | 7件 | 12.5% |
予測違いをした | 4件 | 7.1% |
よく見えなかった | 4件 | 7.1% |
心配事があった | 3件 | 5.4% |
手順、急所を忘れていた | 3件 | 5.4% |
イライラしていた | 3件 | 5.4% |
見間違い、思い間違い | 3件 | 5.4% |
錯覚 | 2件 | 3.6% |
近道 | 2件 | 3.6% |
合計 | 123件 | 220% |
厚生労働省 職場のあんぜんサイト・ヒヤリハット事例
また、厚生労働省「職場の安全サイト」でも、様々な場面で発生するヒヤリ・ハット事例をイラスト付きで紹介されているので、こちらも参考になりますよ。

400件以上もヒヤリハット事例があるけど、種類ごとに分けているから自分の現場と似た状況を探しやすそうだね。
まとめ【ハインリッヒの法則】ヒヤリハットが起きた=運よく事故にならなかっただけ!

「ハインリッヒの法則」をご存知ですか?
ハインリッヒの法則とは、「1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故と300件の怪我に至らない事故がある」というものです。
ハインリッヒの法則は労働災害における怪我の程度を分類し、その比率を表しています。
その数字から「1:29:300の法則」と呼ばれることもあります。
つまり、ヒヤリハットが起きたということは、その時は運よく事故にならなかっただけ。
後で同じヒヤリハットが起きたら、その時は重大事故になるかもしれません。
現場で事故が起きたら、本当に最悪です。
- 「事故速報」を発注者に20分以内など、直ちに提出する
- 原因など、安全管理に問題が無かったか、追及される
- ケガ人が出れば、現場で働く人以外に、ケガ人の家族も悲しむことになる
- 事故報告書を作成し、発注者に提出する
- 事故の内容や発生状況の写真や図を作成
- 事故原因と再発防止対策を現場または社内で検討して作成
- 施工計画書から、事故に関係する施工内容を添付
- 事故に関係する業者の契約書、施工体制台帳の写しを添付
- 事故当日の安全巡視日報の写しを添付
- 事故発生日の危険予知(KY)活動日報の写しを添付
- 事故発生日の作業日報の写しを添付
- 事故に関係する作業手順書の写しを添付
- 災害防止協議会の議事録写しを添付
- 安全教育・訓練の実施内容写しを添付
日頃から安全管理を徹底して、現場も書類も不備が無ければ、事故の可能性は限りなく0(ゼロ)にできるでしょう。
当サイトでは、建設現場の安全管理役立つ情報をまとめた記事を多数掲載しています。
また、施工管理や現場監督が抱える悩みに答えるコンテンツを用意しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
- 丁張材を運んでいる途中、段差に躓きそうになった
- 単管パイプの片付け中、周囲の人に当たりそうになった
- ダンプ荷台上で写真を撮ろうとして、転落しそうになった
- 梯子を登っている途中、ズレて転落しそうになった
- 敷鉄板の上を歩行中、滑って転びそうになった
- 墜落・転落災害防止に役立つサイトまとめ
- 玉掛フックが資材に引っかかり、荷崩れした
- バックホウが移動したときに、敷鉄板がズレた
- 積み重ねたバタ角の上に乗ったとき、転倒しそうになった
- 足場上で張り出した単管パイプで顔を打ちそうになった
- ブラケット足場の結束忘れにより、転落しそうになった
- ヒヤリハットを建設現場の労働災害防止への活かし方と問題点の解決法
事故防止のために過去の事例を勉強する、仕事を手抜きしない「あなた」にこそ知って欲しい現場監督という職業の闇
あなたは、もしある日突然今の会社に居られなくなったとか、家庭環境が変わって今の現場監督の仕事を辞めないといけない状況になったらどうしますか?

今の会社でやっていけてるからそんなこと考えないよ。

今、問題が無いという状況なら、そう考えて当然ですよね。

まぁ現場でトラブルが起きたり、検査前の残業とか立場上の責任の重さで、大変なことも事実だけどね。
現場監督って施工管理の業務が多くて、定時を過ぎてから事務所で書類仕事を始めたり、現場の段取りや原価管理など、考えること・悩むことが多くて大変ですよね。

僕も経験年数で15年以上、土木の現場監督をやっています。施工管理は定時で帰ることはできないし、書類作成や工事関係者との対応と、やることが多いですよね。
ちなみに僕は、担当する工事現場での事故がきっかけで、上司から罵声や嫌がらせを受けた経験があります。
工事現場での事故の影響は私生活にもおよび、メンタルを病んで離婚の危機を迎えてしまう最悪な人生に転落…。
休日出勤は当たり前、そして平日も夜遅くまで仕事を頑張っていたのに、「なんでこんな酷い目にあわないといけないんだ…」と、生きるのがつらいと思うほどの日々を過ごしてきたんです。

事故を起こしたのは下請業者ですが、責任は元請。だから現場の所長だった僕が全部悪いという状況になったんです…。
色々ありましたが、今では事故があって最悪な状況だった頃と比べて年収を100万円アップすることに成功。
時間にも余裕ができた結果、このブログを始めたり、休日は家族と一緒に過ごす時間ができました。

もちろん今も建設会社で土木の現場監督をやっていて、主に国交省の公共工事(官庁工事)を担当していますよ。

2年で年収100万円アップとかウソっぽいし、現場監督がブログとかやってる時間、無いと思うんだけど?
そう思いますよね。
まずブログに関しては、このブログ『ゲンプラ 現場監督と家庭(プライベート)の両立を応援』を土木の現場監督である僕(ランメイシ)が運営しています。
年収100万円アップについては、以下の記事で源泉徴収票の写真を公開しています。
とは言え、建設業は企業規模による年収の格差が大きい業界です。
ゼネコンでも、中小企業と大企業とでは平均年収に大きな差があるのも事実。
2年で年収が400万円から500万円台になったところで、「現場監督で年収500万は大したことないよ」って思うかもしれません。
でも、たった2年で年収100万円アップできたことには、大きな意義があると思っています。

普通に現場監督として働いてても、たった2年で100万円も年収は増えないよね…。
現場監督を続けてきて、以下のような悩みを感じたことはありませんか?
- 年々、責任は増えるのに、給料は増えない
- 現場の最盛期や検査前は夜遅くまで残業するのが当たり前で、これが定年まで続くと思うとウンザリする
- いつも残業、休日出勤で家族とすごしたり、趣味の時間が確保できない
- 家庭を持っていると、労働条件に不満はあっても生活の安定のために、我慢して働くしかない
- 専門職である以上、35歳を過ぎたらずっとこの仕事をやっていくしかない
- 勤務時間が長く、休みも少ないから、家事・育児で妻に負担をかけている
- 仕事で疲れが溜まり、休日は外出する気力が無くほとんど家で過ごしている
年間通して忙しいワケじゃないけど、「やってられない」って思うこと、たまにはありますよね。
でも、もし「収入アップ」と「時間の余裕」が簡単に実現できたら?

年収100万円アップと時間の余裕によって得られたもの。僕の場合、こんなに嬉しいことがありました。
- 家族や友人など、大切な人と一緒に過ごす時間ができる
- 自分へのごほうびや貯金、家族サービスに使うお金を増やすことができる
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こんな生活できれば最高だけど、現実はそんな甘くないでしょ。

でも「年収100万円アップ」と「時間の余裕」は、公共工事で表彰の経験も無い、建設会社にいる平凡な現場監督の僕が実現できたことなんですよ。
以下の記事では、土木工事の現場監督が現場での事故をきっかけに最悪な人生にまで転落した経緯。
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ぜひ参考にしてくださいね!

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